アメリカ合衆国ドライブの旅                                                    
  1974年6月から7月にかけてカブト虫の異名を持つワーゲン車で留学中であった妹家族と伴に
  ドライブ旅行をした時の記憶をたどって当時の写真を抜粋して掲載してみました。(^u^)(^u^)
  少し高めのモテールに宿泊しながらのドライブ旅。聞くところによると格安のモテールは汚いとか。
  格安のモーテルを利用してドライブ旅行をした友人の話に驚きでしたが、一度だけ泊る所が無く、
  仕方なく泊ったモテールで酷いものがありました。シャワーは壊れているし、ドアの鍵も壊れていて、
  蚤とダニに咬まれて散々でした。隣の部屋の酔った長距離ドライバーが怖くて安心して眠れません。
  大きなアメ車にどんどん追い越されながら小さなワーゲンでテクテク旅の様。今では懐かしい。
  
  初めての海外旅行でカルチャー・ショックは大きいものがありましたが、まだまだ良きアメリカで
  人々は親切でした。あの頃は東洋人みんな中国人に見えるらしく「チャイニーズ?」と聞かれた
  ものです。1990年代は「ジャパニーズ?」と聞かれ、最近では何故か「コーリアン?」と聞かれて
  時代の変化を感じます。 帰りにサンフランシスコに立ち寄り観光してきましたが、
  市内観光バスの座席にハンドバッグを置き忘れました。「これ誰のだ?」とバッグを高く持ち上げて
  教えてくれました。こんな街でよく言ってくれたものだと思ったものです。
  黙って持っていかれても仕方なかったのに・・・・。この時代アメリカは親切だった。

  話は違いますが、日本を出国する時、初めての経験で緊張しました、そのせいか なかなかOKが
  もらえませんでした。ちらちらと様子を探る強い視線を感じて怖い思いをしていると、夫が
  「どうしたの?」と声を掛けてきました。やっとパスポートが返されました。今では考えられません。

  すぐに「はいどうぞ」と言わんばかりに通してくれますよね。そして係員の人々の親切なこと外国とは
  雲泥の差です。特にアメリカはパスポートコントロールの人や搭乗審査の人々の偉そうなこと。
  『これくらいで威張るなよ』って言いたいくらいです。
 行程
  東京羽田国際空港⇒  (パンアメリカン航空世界一周便2便)⇒ サンフランシスコ⇒(国内線ユナイテッド航空)⇒
   オマハ⇒ デモイン⇒妹家族と合流⇒ デモイン ⇒チェンバーレーン ⇒ バッドランド国定公園 ⇒
  マウント・ラッシュモア⇒ブリングス ⇒グレイシャー国立公園⇒ミズーラ ⇒ イエロー・ストーン国立公園⇒
  グランド・ティートン国立公園⇒ジャクソン⇒ジャクソンホール⇒ララミー⇒ノースプラット ⇒  オマハ⇒
   デモイン (^o^) (^o^) (^o^)⇒  オマハ ⇒  サンフランシスコ ⇒ 市内観光 ⇒ サンフランシスコ
  (パンアメリカン航空世界一周便1便)⇒東京(羽田)国差空港 
バッドランド国定公園
 この荒地の中へとハイウェイが作られていたので
 通ってみました。
 殆ど生える草木も無く、丈の低い苔の様な植物
 くらいしか見当たらない地層の区別がハッキリして
 いる地肌を見せています。年代を感じます。
 どこか宇宙にでも行ったかの様な場所です。
 途中パーキングエリアがあり車から出て見ましたが
、突然鳥肌が立ち「ゾッ」とした瞬間神の存在を感じ
 立ちすくみました。こんな厳しい場所にこそ
 神は存在を示されるのでしょうか。
マウント・ラッシュモア国定公園

 アメリカの歴代大統領のうち4名の顔の石造が
 彫られています。
 (ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン
 セオドア・ルーズベルト、アブラハム・リンカーン)
グレイシャー公園内のホテルとグレイシャー公園風景

延々と広いアメリカをドライブして、着いた最初の国立公園。雄大で美しく今までに見たことの無い風景でした。
丁度カナダとの国境にありパスポートがあればカナダ側に行けましたが、妹の家に置いて来ていてチョット残念
国土広さの違いを嫌と言うほどに感じると共に公園内の管理が行き届いていて、豊かさをまざまざと感じてしま
いましたが、現在の日本はすっかり豊かさと共に変化して美しい日本へと心使いが出来るようになり公園の中
はゴミがなくなりました。自然を大切にしたり美しく保ったりするには一定の豊かさに達している必要があるよう
ですね。(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)_____________________________

 
イエローストーン国立公園メイン風景
  四国の半分もあるという広大な国立公園。妹夫婦が留学していなかったらなかなか来るチャンスは
  無かったでしょう。色々な火山地帯の泉が色とりどりで美しく、恐ろしくそしてまた間欠泉など時間を_
  待って見学したのには日本で忙しく動き回っている私達とは違った悠々人生を知りました。遊び方が
  違っていました。欲張って少しでも沢山経験しようとか、見てみようとか言う生き方でない現実があり
  考え方も変わる様な一時でした。今ではすっかりゆったり人生となり欲張りません。年のせいでしょう

イエローストーン内の滝 野生の熊(車から出ないように窓も
閉めるように)との忠告が出て
いましたが、皆さん大胆。
自己責任という事でしょうか?
大きなヘラ鹿にも出会いましたが
怖くて写真が撮れませんでした。
牛よりずっと大きかった。感動でした。
レインジャーと
   
グランド・ティートン国立公園

  山と湖と花の素敵な公園。人も少なく湖のそばにシートを敷いて昼食を取りました。好い感じ。粗末な昼食も
  一段と美味しく感じられました。ここは「シェーン」と言う映画が撮影された所です。山の形が懐かしく木小屋も
  映画に出てきたような形をしていて絵になります。アメリカの国立公園の綺麗なのには驚きでした。どこも
  ゴミの処理がきちんとしていて、当時の日本の観光地とは大違いでした。お弁当の食べ残しなど平気で
  捨ててある汚い日本が恥ずかしくなりました。日本も今は洗練されてゴミが少なくとても綺麗になり先進国
  らしくなりましたが。
ジャクソンの町と駅馬車 近くにジャクソンホールという保養地がある。