姫路城・琵琶湖・比叡山・彦根城旅日記

 夫の「ドミンゴさんの演奏会に行きたかったら、チケット取るよ・・。」の一言から思いついて、びわ湖ホールの演奏会に行くことになりました。
 ついでに、「姫路城・彦根城」へも行ってみよう…ということになり、大阪に一泊、琵琶湖の「びわ湖ホール」に近いホテルに一泊の予約をしました。

 ドミンゴさんは、かなり高齢のはずで期待はできないとは思いましたが、若かりし頃の素敵な声に魅力を感じて、琵琶湖まで聞きに行くことに
 しました。

 ついでにというか・・・お化粧直しされた姫路城と以前から行ってみたかった彦根城を見学してこようと3日間の小旅行となりました。
                                               (2022年6月22日~24日)

一日目
 松山空港発→伊丹空港行き、霧のため到着便が遅れ、50分遅れで出発。ボンバルディア70人余り乗りプロペラ機に搭乗伊丹空港へ。
 伊丹空港から空港バスで姫路へ。約90分。

 コインロッカーにスーツケースを預けて姫路城観光。姫路駅構内で軽く昼食を取った後、高齢者の徒歩には少々遠いが、30度を超える気温の中
 お城まで歩いてみた。片道約2キロ以上はあると思われるが、「汗だくだく」にしては、疲れ知らずで、自分でも「まだまだいけるかな?」と思えた。

 リニューアルされたお城は夏の日差しに輝いていた。急な階段を上って天守閣まで・・・。強い風が気持ちよい。眺望も素晴らしい・・・。

 姫路城は23ヘクタール、甲子園球場の16倍の広さだという・・・。別名「白鷺城」とも言われ、白く堂々とそびえている。世界遺産に登録され、
 国宝や文化遺産にもなっているお城。日本三大連立式平山城で、松山城・和歌山城とは兄弟分のお城である。平山城では、姫路城・松山城・
 津山城が兄弟分。連立式は天守閣の作り方、平山は平らな平野にある丘の上に立つ城という意味だとか・・・。

 姫路駅からの道のりは、整備されていかにも観光資源で潤っている街の風景であった。まだまだコロナ拡大防止期間で、観光客は少なく
 観光には最適期間であった。


 観光後、新幹線で大阪に向かった。新大阪駅からタクシーで「ウエスティン・ホテル大阪」へ。4星ホテルではあるが高級感あるホテル。



二日目

 朝9時半ごろ、タクシーで大阪駅へ。大阪から大津まで普通列車での移動。大津駅構内にあるコインロッカーに荷物を預けて10時半過ぎから
 琵琶湖に向かって歩いてみる。ちょっと遠い・・・。港で観光船に乗って琵琶湖クルーズ。その日の夜泊まる「琵琶湖大津プリンスホテル」や
 「琵琶湖ホール」を船上から見る。ゆったりとした時間。落ち着ける・・・が、船内では何かショーがあり、かなりうるさい・・。


クルーズ船ミシガン 日本一長いケーブル登山列車 比叡山延暦寺
 下船後京阪電車で比叡山口まで・・・。ケーブル登山電車駅近くの「お蕎麦屋さん」で急ぎ昼食。おばあちゃん一人で営んでいる小さな蕎麦屋さん。
 こののち夫と私、お腹を壊すことになる・・・。急いで食べたのが原因か・・・?細菌性下痢ではなく、腹痛を伴わない下痢でしたが、トイレに度々
 駆け込むこととなる。

 登山電車は景色はほとんど見えず、ただただ乗ってるだけ。日本で一番傾斜が大きく長いケーブルカーのようですが、私たちスイスで「ピラトス山
 登山電車」に乗った経験があり、かなり不満・・。ピラトス登山電車は、傾斜もきついが長距離で、ゴツゴツした岩肌の山のきつい斜面をゆっくり上って
 スリルと風景が比べ物にならなかった・・。

 比叡山延暦寺では、本堂が修復中で観光できず、高い場所から琵琶湖を眺めただけに終わってしまった。まあ二人とも仏像などにはそれほど
 興味がなく、「仕方がないか・・・?」程度の不満で終わる・・・。比叡山を下山後ホテルへ。

休憩後、琵琶湖ホールの
演奏会へ。

琵琶湖ホールも素敵だし、
感動だった・・。

オペラ歌手の歌も素敵で、
「ここまで来て
良かった。」という感想。

プラシド・ドミンゴさんの
歌声が素晴らしい・・・。
一人35,000円のチケット代惜しくない演奏会でした。でも、満席には程遠い状態でしたが・・・・。コロナのせいか・?高額なチケット代のせいか・・?
立地条件のせいか・・・?(座席数は4階まで総数約1844席プラス車いす席)満席にするには、大きすぎるのか・・・?


   
参考=松山市の市民会館の収容人数は1、999席(大ホール)。県民文化会館の収容人数は2、724席(大ホール) 


三日目

 朝、9時半過ぎシャトルバスで大津駅まで行き普通電車で彦根まで・・・。彦根駅のコインロッカーに荷物を預けて彦根城へ。
 こちらも片道1・5キロ以上はあるだろう道を歩く。

 博物館や古い住居の様子・能楽堂を見学後、天守閣へ。天守閣の建つ頂上まではかなりきつい坂道・・、高齢者には厳しい道だが、
 一応難なく登れた。

 能楽堂 天守閣  玄宮園 
 天守閣の裏側の急な坂道を下ると素敵な日本庭園「玄宮園」がある・・。ゆっくり散策するには最適な庭。

 彦根駅に戻って駅前の中華料理店で昼食・・冷麺セットを食べる。地酒のお土産とひこにゃんのお菓子を買って帰路に就く。新大阪まで戻り
 空港バスで伊丹空港へ。夕方6時05分発松山行きボンバルディア・プロペラ機で松山到着。

泊まったホテル
ウエスティン・ホテル大阪(ロビー写真はウエスティン・ホテルのホームページよりコピー)
 ウエスティン・ホテルは、マルタ島と東京・恵比寿・淡路島にあるホテルに泊まった経験がある。(注=淡路島のホテルは現在、
 オークラ日航ホテルズ・グループ傘下のホテルに変わったようです。)

 ウエスティン・ホテルは「マリオットリゾートホテル」のブランド名。マリオットホテルは、ペルーのリマで到着日と帰国前日の夜に宿泊しました。
 

 琵琶湖大津プリンスホテル (部屋の階層は最上階35階・下を見るとちょっと怖い)
 
 「琵琶湖大津プリンス・ホテル」3星ホテル。庶民的なホテル感があるが「琵琶湖ホール」に近い。日本食の朝食が豪華で美味しかった。  

買ってきたお土産

 左写真のお土産を買ってきました。


 お酒はお酒のみのため「地酒」を・・・お菓子は女性用に「彦ニャン」のマークが押された
 クリームサンドの煎餅を・・・。

 今回は忙しくお土産を見る時間がありませんでした。

 「彦ニャン」が滋賀県のイメージキャラクターのようで、彦根城などでは、そこかしこに
 いました。

 琵琶湖は観光地としては地味ではありますが、琵琶湖の湖畔に色々なホテルが
 立ち並んでいて、静かなところの好きな人々には好い観光地だと思われます。

 しかし、プラシド・ドミンゴさん他の演奏会がなければ、行っていないかもしれません。

ひとりごとに書いた記事

やっと国内旅行ー2

 夫の誘いで、「琵琶湖ホール」まで音楽会に行きました。
 出し物は、プラシド・ドミンゴさんを含む3名の外国人オペラ歌手の歌を聴く演奏会です。

 バックのオーケストラは大阪交響楽団、指揮者は、フランチェスコ・イヴァン・チャンパ氏です。

 夫が以前ファンだった女性オペラ歌手アンジェラ・ゲオルギーさんも出演していて、夫が
 聴きたかったようです。(現在の一押ファンは、ソプラノではアンドレア・ロストさん。メゾソプラノでは
 エリナ・ガランチャさん)、私はお付き合いでしたが想定外に素敵で、儲けもの・・という結果でした。

 プラシド・ドミンゴさんは81歳で高齢のため、期待はしていませんでしたが、お年を感じさせない
 声量と声の良さ・・・ダイナミックかつドラマチックな歌唱力で魅了されてしまいました。

 わざわざ滋賀まで行った価値は充分ありましたし、一人35,000円のチケット代も支払う価値が
 ありました。


 素敵な時間で、こうしたお金と時間は使うべき・・・という感想でした。琵琶湖ホールの音響効果も素晴らしくまた琵琶湖のほとりに建つ立地条件の
 良さによるロビーからの眺めは至福の時間です。

 琵琶湖のホテルは「琵琶湖大津プリンスホテル」でしたが、お年寄りの泊り客が多く、「そろそろ高齢者も旅行を始めたのかなー」という思いでした。
 かなり混んでいた感じです。旅行関係のお仕事も再稼働…ということでしょうか・・・?良かったと思います。

 追記=このホテルに、高校生くらいの運動部の生徒集団が宿泊して、琵琶湖のほとりで合宿らしい体操をしていた。夫が「今の運動部って
     こんなホテルに泊まるんだねー。」と驚いていました。たしか高校生野球部なんてビジネスホテルで泊まって遠征していたけど・・最近は
     裕福な合宿なんですね。良い時代です。

 22日に出発して、姫路城観光して大阪ウエスティン・ホテルで一泊し・・、23日に大津に行き琵琶湖遊覧船観光と比叡山観光…夕方6時30分より
 琵琶湖ホールで演奏会・・・、24日は、彦根城を観光して帰路につきました。

 かなり歩きましたが、まだまだ元気でした。ちょっと安心・・・。姫路城や彦根城では急勾配の階段を上り下りして天守閣まで上ったけれど
 大丈夫でした。高齢80歳の夫は「旅行を再開できる自信がついた。」と喜んでいます。また二人で行きたいと思います。(2022年6月24日)