眼瞼下垂症

ひとりごとに書いた私の「眼瞼下垂症手術」の経験を書いた記事をまとめています。
興味のある方はお読みください

眼瞼下垂症−1

  左目の瞼に問題を感じるようになって2年位経ちます。行きつけの美容室での会話の中で「眼瞼下垂」であるという話になりました。
  6・7年前に左右の目の大きさに違いが出てきた時、一度「眼瞼下垂」と診断されていましたが、問題を感じ無かったので放置して
  いたところ最近になって問題を感じるようになり、形成外科を受診しました。

  手術することになりましたが、左目だけ症状を感じるのにたいしても、両目一緒に手術するのがべストのようで、一日入院して両瞼の
  手術を受けることになりました。

  「この手術は目の形を良くする美容手術ではありません。」と説明書に書かれているにもかかわらず、問診票には、希望の眉の形や、
  希望の二重瞼の形の選択をする所があります。
  自分ではよく判らないため 「形には拘らない」を選び、「現在の形に近い方が良い」と加えておきました。

  説明では、「人相が変ることがある。」と言います。そのためか 「目がぱっちりして若返って見える。」とか「目がぱっちりして
  可愛く見えた」なんて噂されてるので、夫には 「70歳も近くなって、美容整形か?」などとからかわれていますが、問題解消には
  手術しかないようです。

  暫くの間瞼が腫れたり、内出血による青アザが出来たりするそうですし、常用しているコンタクトレンズも1ヶ月位使用できません。
  長年ハード・コンタクトレンズを使用し、レンズを外す時、瞼を引っ張るのが症状を引き起こしたようです。放置しても死ぬことはないと
  いっても、放置する気持ちにもならない位の症状を感じるようになり、決意しました。こんな疾病も有ることご存知でしたか?
                                                   (2013年4月19日)


 眼瞼下垂症−2

  行きつけの美容室の経営者美容師は、私が「瞼の手術をする。」と話したところ「好いですね。そんな所が具合悪くなって!私、
  目に自信がないから、そんな手術をして目をぱっちりさせたいわ!」と言うのです。

  そういう考えも有るんですね。私としては顔は総合的なもので、一つ一つは不満でも全体的には結構つり合いは良く不満は
  ありません。美容師の考え方からすれば、わたしは鼻の病気で鼻を高くする事があれば、喜んでしまうかな? とも思いますが、
  目は以前から気に入っていたので、あまりいじりたくない場所でした。
  仕方なく、そして嫌々怖さを乗り越えて手術するのですから、羨ましがられる類のものでもありません。

  私は歯が悪く、インプラント手術を3回も受けています。今思うと、子供の頃病気をした時の歯の管理の悪さが出発点で、諸々の
  悪条件が重なっています。
  できれば、生まれたままの体で健康でいられればベストなのですが、年を重ねるとどうしても何処かに不具合が生じてしまいます。
  手術は費用もかかるし、失敗の危険や体質的な合併症も有り、できればしたくないことです。 まあ 気軽に手術を
  受けるよう心を軽くしてくれるための一言だったと受け取っています。           (2013年4月21日)


 眼瞼下垂症−3

  手術が決まってから長い時間があるのも考えものだと思います。命に別状がなく、重症でもない私の眼瞼下垂は、日によって
  症状が違います。
  調子の良い日には「顔の手術なんて、止めておけば良かった。」と後悔し、調子が悪い日には「やっぱり手術しよう。」と思います。

  普通この症状には、肩こりや頭痛が付き物のようですが、私にはそれがありません。左目だけ、時々眠くなり車の運転中にも
  その症状に悩まされることがあります。調子が良い日には、一日4−5回しか症状が現れませんが、日によっては、
  朝起きた時から左眼が眠いのです。
  片目だけ眠い症状は、時にストレスです。緊張している時には感じない症状ですが、リラックスしてくると頻繁に出て来ます。
  また時々、外側と内側の瞼の腱の伸び方が違うようで、疲れると瞼がぴくぴく痙攣したりします。

  夫に「今 左目は垂れている?」と垂れた感覚のある時聞いてみると「少し左目が小さいね。」と言う位ですし病院の先生や
  友人も「見た目には、眼瞼下垂には見えない。」と言われます。
  しかしやはり、緊張集中する時間があると疲れやすく後で頭痛がしてきます。我慢出来ない病気に比べて、心理的なものが
  厄介なことに気付きました。まだ手術まで一ケ月半もあり優柔不断な性格の一面もある私の性格による迷いの日々が
  続きそうです。                                   (2013年4月26日)

  追記=私は二重瞼ですが、眼瞼下垂にはなりにくい瞼であると、ホームページなどには書かれています。
      やはり ハードコンタクト・レンズを長年使用して、瞼を横に引っ張って外していた事が主な原因かもしれません。


 眼瞼下垂症−4

  いよいよ手術の運びとなり術前検査を受け、入院手続きをして来ました。
  手術時間は1時間45分となっていました。軽い方の様で、短い手術時間のようです。
  たった一日の入院ですが、必要品が一人前に必要です。
  リストにまとめてくれているので、楽ではありますし手続きなども近代化していて昔とはずいぶん違います。診察受付も今では登録機で
  やっています。お年寄りは困っていて説明の女性に手伝ってもらっていました。
  長い間総合病院へ行くこともなかったので、変化に驚きでした。左目がいよいよストレス状態なのでこの手術で改善することを願っています。
  重病ではないので、一人で手術入院してきます。付き添いの人の注意まで説明されましたがこの程度の手術で付き添いはいらないと思い、
  一人で受けて来ようと思っています。
                                                         (2013年6月9日)


  この手術は、瞼を開いて、前の方の細い腱が伸びているのを、縮んでいる後ろの方の腱を引っ張って来て前の腱にくっ付けるようです。
  瞼の皮膚も少し切りとるそうです。その為目がぱっちりして来るのだと思います。美容外科ではこの瞼を切らないで、瞼の裏側を細い糸で
  釣り上げる手術も有るようです。簡単なものは若いお嬢さんが目をぱっちりさせるため施術する様ですが、3ケ月位で元に戻ると噂しています。
  釣り上げる糸が溶けて体に吸収される材質のようですから・・・。



 眼瞼下垂症−5

  眼瞼下垂の手術が終わりましたが、一時的に目の周りが「おいわさん」状態です。担当医師は「サングラスをして外出できる。」と 言います。
  しかしこれでは外出は当分出来そうにありません。女性の心理が解らないようです。(高齢者だと、女性扱いされなかったのかも?)

  手術のあと約半日間は、冷やした食塩水をガーゼに浸してCDプレイヤーで辻井伸行さんやリチャード・クレイダーマンのピアノ曲を聞きながら
  冷やしていました。凄い状態にしては、術後痛みませんでしたので、一度も痛み止めの薬を飲む事なく終わりましたが、ひどい痛みに
  「もうこりごりだ」と言う位痛みを感じる人もいるそうです。痛みが少なかったのは、医師の手術の技術の高さなのか、私の体質なのかは
  分かりません。

  頂いた目の薬・広範囲抗菌点眼剤軟膏の「付け過ぎだ」と医師から言われたり、次の日の朝も瞼を冷やしていて看護師さんから「もう冷やす
  必要はありません」と言われたり、慎重になり過ぎたようですが、こんな所化膿させてしまうと大変と、特に注意してしまいました。

  部分麻酔での手術のため、担当医と話しながらの手術です。眼瞼下垂を修正する手術で、冷え症が良くなったり、頭痛や肩こりが改善したり、
  光に敏感だった目が改善してまぶしさが軽減したりする事があるそうです。わたしは顎が2−3年前頃から大きく口を開けると痛く、大きな塊を
  口に入れられなくなっていました。ひどい時は、掛かり付けの歯科医院で頬に針治療をしたり、頬を機械で温めたりして開かなくなったり
  噛めなくなった顎を改善してもらっていました。この症状も改善するかもしれないと医師は言っています。一日経って大口を開けてみると、
  完全ではありませんが以前より相当に改善しています。不思議な事ですね。まぶしかった目の改善も期待しています。運転中気になった
  左目の瞼の重みや眠気の改善も大いに期待していますし、瞼の痙攣も改善されるに違いないと思っています。
  これで後10年は車の運転が可能かな?                                   (2013年6月14日)



 眼瞼下垂症−6

  大分治まって来た腫れですが、良く見て見ると瞼を縫ってあります。一週間後に診察予定ですからその時糸を抜くのでしょう。二重瞼だった
  以前の私の瞼より二重瞼の幅が広くなりそうです。違った人に見えたら困ってしまいますね。

  明日からまた、ウォーキングを始めようと思いますが、すっぴんでのウォーキングなので日焼けしない早朝になりそうです。手術の効果が
  大きい事を願って・・、元気に歩くことにします。

  追記=傷跡が少し痒みが出てきました。寝ている間に掻いてしまわないか心配です。
      気付いた事ですが、やはり不思議なことには、大口を開けても痛くなくなりました。瞼の手術でこんな事が軽減されるのは思いもよらない
      事でした。そして確実に視野は広くなっていますし頭がすっきりしたように目がすっきりしてきました。運転中も今までほど慎重にならずに
      運転できるかもしれません。少し残念なのは目元が不自然な大きさでパッチリしていてかなり不満です。
      「目の形を良くする美容手術ではありません。」と前もって説明書に書かれていたので文句は 言えませんがこれがもう少し自分に
      似合っていれば最高なのですが。                              (2013年6月17日)



 眼瞼下垂症−7

  あまりに瞼が腫れたので、もう一度インターネットで「眼瞼下垂手術」について調べてみました。
  メスを入れない手術がありますが、とても治療費が高額です。軽度や中程度の眼瞼下垂でないと手術が出来ないようです。瞼の裏側を細い
  糸で釣り上げる方法ですが、どれ位の期間効果があるのかよく調べる必要があるかもしれません。また松山でこうした治療をしている
  クリニックがあるかどうかは調べていないのですが、健康保険治療で出来る手術はびっくりする程に術後 目の周りが腫れあがりましたし
  傷跡も残ります。

  外出する気がしなく、家の中に閉じこもっていたところ、珍しくひどい便秘になりました。でも 確実に良くなったのは、視野が広くなった事、
  気のせいか視力が良くなったようにも感じます。
  終わってしまった手術ですが、術後こんなに腫れるとは想像もしていませんでした。車の運転を止める事を考えるか、手術をするか選択に
  迫られての手術でしたが、結果オーライと思うことにしようと思います。                 (2013年6月19日)


 眼瞼下垂症−8

 
 先日一部抜糸した瞼ですが、一部糸を残していたため今日 残りの糸を抜いてもらうため受診しました。残りの糸をすべて抜くと、割と目が
  自然に見えてきました。正直なお医者様で、「右目が上がり過ぎだ。」
  といってご不満な様子です。右目は問題なかった瞼なので、いじって目を大きくしたとも言えますが、どうせ高齢者の私ですからまた、腱が
  伸びて丁度良くなるのではないかと笑って終わりました。
  それに腫れが完全にひき、安定したらいい頃合いに治まることも有りうると言っておられました。

  医師の目をしっかり見つめて見ました。どの位瞼が黒眼にかかっているのがベストなのか、医師の目を観察したのです。ホームページによると、
  この医師ご自身が眼瞼下垂手術を体験されていると書いてあったからです。じっと見つめたので、チョット驚いておられましたが、若い女性
  でないので問題はなかったでしょう。高齢者につきご容赦!

  しかし今回思った事は、こうした手術をする時には、どう直してして欲しいか深く考えて自分の希望をはっきりさせておく事です。私の
  説明不足か医師の治療方針かは分かりませんが、左目の修繕希望は100%は叶っていません。左瞼の外側がもっと釣り上がっていたなら 
  瞼が楽なのに、抜糸して見ると、左瞼の症状の改善が思ったより少なく、やや不満です。やはりまだ下垂が気になる症状が残っています。
  微妙な症状の改善を図るこの手術は完璧には行かないようです。

  3ケ月後位に「もう一度見せてください。」と言われ受診することになりました。個人差はありますが3−6ケ月位は、状態が不安定だと言います。
  確かに、多少目の見え方が不安定で、曇った様になったり良く見えたりしていますし、左の瞼がコロコロ目にゴミが入った様な、瞼に出来物が
  出来たような違和感がたびたび出てきます。
  また 左目の眼球が飛び出たのではないかと思う感じがあり、鏡を見てしまうことがありましたが、飛び出してはいません。

  結果は、確実に視野は広くなっているので、安定すると良くなり運転に安心感が生まれそうです。

  暫くはコンタクトレンズを使用できないので、眼鏡を作りに行こうと思います。
  私の目は、左右の視力が大幅に違っているので、「眼鏡は長時間使用できない」と眼科の医師に言われコンタクトレンズを使用してきましたが、
  暫くは眼鏡に頼ることになりそうです。
  それに、知り合いの話によると、50年の間コンタクトレンズを使用していたそうですが、眼科で使用禁止をいい渡された と言っています。
  私も約40年使用しているので、そろそろ使用禁止が言い渡される時期にきているかもしれません。
  年齢と共に、自由のきかなくなった身体との共存を強いられ、工夫や諦めが必要になり始めました。    (2013年6月26日)



眼瞼下垂症−9

  眼鏡を作りに行って注文してきました。7万円余り費用がかかります。
  やはり眼鏡屋さんも 「左右の視力の差が大き過ぎるので、コンタクトレンズ中心に使用してください。」と 勧められました。

  親と神様から頂いた身体が丈夫な人は、身体にお金もかからず病の苦しみも少なく感謝な事ですが、気づいているでしょうか?
  こうして不自由や病の苦しみを味わってみてはじめて気づくことです。

  今にして思う事ですが、眼瞼下垂手術は一発勝負で、医師と患者の意思疎通が難しく不満が残りましたが、めがねは一度目にあてて
  5分ほど慣れさせた後、「これが最高段階ですが、もう一段落とすとこうなります。」
  などと試す事が出来て調整が楽です。最高に良く見える方を選ぶか、少し見え方が甘くても楽な方を選ぶか本人の希望に合わせてくれ、
  手術の難しさを悟りました。瞼の腫れが治まって、目の状態も安定してから結果が分かる微妙なこの手術はなかなか難しい事に気づかされ
  ます。

  問題が瞼が下垂して見えにくいだけの症状なら難しさは少ないかもしれませんが、私のように瞼の半分づつが腱の伸び方に差があり、
  上げようとする腱と下がろうとする腱の差によって眠気のような不快感がストレスとなっている症状を改善する手術は当然難しかったと
  思います。完全では無くても、より改善されていれば良しとしなくてはいけないようでもあります。   (2013年6月29日)

  追記1=つくった眼鏡は思ったほど私の目に合っていません。試してみて決めた割には不都合です。
      こんなに眼鏡を合わせるのが難しいとは知りませんでした。
      難しいものなのですね。手術も眼鏡作りも、すぐに満足いくものではなさそうです。


  追記2=知人に相当瞼が下垂している人がいますが、問題は感じないようです。
       健康診断の際の視力検査の時、看護師さんが指で彼女の瞼を持ち上げて見やすくしてくれるほどに下垂しているようですが
       問題を感じないと言います。この眼瞼下垂は、個人差の大きい症状ののようです。慎重な私の性格が車の運転の際、
       気になった症状でもあるようです。ちなみにこの彼女は、車の運転はしません。


眼瞼下垂症−10

  瞼の手術後のシャンプーは水泳用のゴーグルを付けてするように注意書きされていましたので、暫くの間美容室で洗ってもらっていました。
  その時出会ったご婦人に、眼瞼下垂であるが手術は掛かり付けの医師より禁止されている という方がおられました。顔面麻痺のため
  ボトックスと言う薬を使って麻痺を調整していて、長年使用しているために顔半分の筋肉が衰えてなくなっいるので手術はしてはいけないと
  言われているそうです。車の運転中瞼が下がって来て見えにくく、自分の指で持ちあげて片手運転しているというのです。
  とても危険に思います。

  私だったらそうなると、運転はしたくない性格なので、車は夫に乗せてもらうかタクシーを利用することになると思います。そうならないため
  早めに手術を試みましたが、担当医によると、私の左半分の瞼も眼筋麻痺の疑いがあり、「手術しても症状がまた出てくる可能性もある」と
  言われています。

  そのせいか 心持手術後もまだ時々、100%は改善されていないと感じることがあります。
  折角恐ろしく瞼を腫らし、早めに挑戦した割には 効果が少なかったかもしれません。
  それでもなお 術後が落ち着いてくればきっと大いに改善していると期待しているのです。
                       
                               (2013年7月1日)


眼瞼下垂症−11

  
思い出した事ですが、手術の前約3日くらい納豆は食べないで下さいと注意されました。
  血が止まりにくくなる様です。注意事項はほかに、前日にシャンプーをして髪の毛を綺麗に洗う事。
  お風呂に入って体を清潔にしておく事。お化粧をせず素っぴんで来る事。マニキュアやペディキュアは取っておく事。指輪や
  ネックレスなどの貴金属は一切付けない事などがあります。

  長年病気をしていない私には、新鮮な注意事項でした。

  たかが眼瞼下垂手術ですが、ほとんど手術などしてこなかった私にとって術後の腫れには驚きで、「瞼を切らない施術を
  選ぶべきだったかもしれない」と後悔したものです。慣れた人は「腫れは いずれ引くからねー」と 余裕しゃくしゃくです。
  慣れとはこうしたものなんですねー。

  約3週間たってみると腫れも引き、大げさに考えることもなかったと思えます。丁寧に術後冷やしたり顔のリンパマッサージを
  したせいか、早く腫れが引いた様です。

  昨日の「クローズアップ現代」では、現代病の腰痛についての最近の研究結果がクロズアップされていました。アメリカや
  日本では、腰痛を感じて病院を訪れる患者の内15%は原因が解るそうですがのこりの腰痛は、原因不明の腰痛のようです。
  それはストレスや思い込みにより、脳が痛みを感じる物質を発生してしまうようです。 反面高齢者などは、腰や背骨に異常が
  あるにもかかわらず痛みを感じる物質を発生させないため、痛みを感じず暮らしている事も多いといいます。

  脳の問題である可能性が多い様です。私も慎重に考え過ぎて、左瞼の外側が異常を感じる習慣が付いていて、今だ完全に
  改善されていないと感じているのでしょうか?

  きちんと直したのだから、運転には差し障りは消えたのだと 私の脳を納得させる必要があるかもしれません。

  ちなみに この脳の問題を解決する治療については、聴き逃したのか放映しなかったのか、治療方法はわかりません。
                (2013年7月3日)


眼瞼下垂症−12

  手術後3週間目位から、多くの人から「見せて。見せて。」と言われて術後の目を見せることが多くなりました。「人相が変ることが
  ある。」と前もって注意書きや説明を受けていたので、人相が変って驚かれてもいけないと、「いついつ眼瞼下垂の瞼の修正手術を
  受ける。」と吹聴していたので興味をもたれることになりましたが、段々腫れが引いて来るに従って、元の顔に戻ってきました。

  「別に元の顔と変っていないよ。」と多くの人が言ってくれていて安心しました。今さらより美しくなってもお嫁に行くには年を
  経てしまいましたので、見慣れた顔に戻るのが一番だと思います。

  段々目の方も安定してきて、楽になりつつあります。早い内に手術しておいて正解だったようです。
  この手術は、半永久的に効果が持続すると ホームページなどには書かれています。

  私には今、93歳の母がいます。父は5年前約93歳で天国へ行きましたが、母はまだ元気でデイ・サービスがよいです。
  母の母は99歳まで元気だったので、母もきっと 後6−7年は元気であろうと思っています。
  不便な山奥に住んでいますので、車の運転が必要です。夫は山道は運転を嫌がっているので、夫に「連れて行って。」と
  頼むのは気兼ねです。  タクシーを利用するには遠過ぎて費用もかかります。

  そんな訳で後10年位は運転をしていたいのです。時々会いに行ってあげ、天国へ行ってからも少しの間はお墓に会いに
  行ってあげたいしで決断しましたが、おおかた正解でした。

  内心 後悔したり心配や動揺したのは、大部分が無駄だったようです。             (2013年7月5日)


眼瞼下垂症−13

  自分で手術体験をすると、なんだか急に眼瞼下垂に興味が出てきました。テレビを見ると、アップになった人の顔の目を
  まず見てしまいます。「この人も下垂かな?」とか 「私と同じ左目が小さいわ。」とか思ってしまいます。

  また インターネットで色々な眼瞼下垂についての記事やブログを読んでしまいます。面白いエッセイ形式の記事も
  あったりして飽きません。

  貧しかったり医学的研究の進んでいなかった昔だったら放置した疾病でしょう。
  「こんなことまで治療して快適な人生を選べる時代になったのだなー」 と豊かで技術の進んだ日本を喜べる心境になります。
  そして 複雑で高度な技術の近代社会に住んでいる人間自身もストレスが多くなって脳に負担をかけていて、こうした治療を
  必要とする環境に住んでいる事にも気付かされます。

  手術前には、手術希望の病院が決まった後は、記事はあまり見ませんでした。迷って決心がつきにくいと思えたからです。
  手術した病院は、45年以前・前後の時期、私が勤務していた病院ですし、妹の連れ合いの医師がまだ勤務している(専門は
  形成外科ではありません)病院だったので、あちこち探す事を止め、信頼して決めました。

  何事も起こらず順調に回復しつつある現在に、安堵しています。担当医師様ありがとうございました。  (2013年7月7日)


 眼瞼下垂症−14 

 
 大分、瞼の腫れがひいて来ましたが、もともと瞼が腫れやすい体質だったので、もう少しです。
  左瞼のストレスもほとんど症状が出なくなり、視野が広くなってよく見え、目の見え方が若返っていて頭がすっきり快適です。
  「おいわさん」状態に瞼を腫らして手術した結果は大正解と言えそうです。

  抜糸後、左眼の瞼の症状が改善されていないと感じていたのも、安定するに従って消えて行き、ストレスが無くなって行きました。
  多いに改善されて来ました。たまに症状を感じても、5分位で忘れるほどになりました。

  「勇気は持って見るものだ」と今になって思います。顔の手術を決心するには勇気がいりますが、人相もあまり変わっていない
  ようで「ホッ」としています。

  医師の説明や説明書に「人相が変ることがある。」と書かれてあり、また妹の連れ合いの医師に様子を聞いた時、「病院の職員も
  この手術を受ける人が多く、私の科の職員も手術を受けた人がいるが、目がぱっちりして違う人のようだった。」と 電話の向こうで
  少し、笑っていたため 「あなたも違う人に見えることを覚悟していた方がいいですよ。」と言われているみたいで、人相が少し
  変化することは覚悟の上でした。

  そのため「その目どうしたん!!」と驚かれる前に、「自分でしゃべっておこう。」と 大勢の人に「左瞼がストレスを感じているので、
  形成外科を受診したたところ、手術することになった。症状の改善と共に目がぱっちりして人相が変り、可愛く見えるらしい。」などと 
  多くの人に話しましたが術後 「そんなに変っていないよ。言わなければ気がつかない程度である。」と皆さんが言います。

  「ほっ」としています。見慣れた顔の方が親しみやすいですもの・・・。

 
 また 術後色々不安定な症状が瞼に出てきます。私の右目は丈夫なのか、症状の無かった瞼だったためか、嫌な症状は
  少なかったのですが、   左瞼には多くの症状が出てきました。

  瞼の裏が「コロコロ」と目にゴミが入っている様な感じがする。目玉が飛び出しているかのような感じに鏡で確かめてしまう。
  瞼のしびれ感が時々ある。眉毛の下辺りが痙攣する。などです。

  しばらくは両目共に霞んだり良く見えたりして不安定です。「目やに」も多く出ています。

  大きな手術を経験したこともない健康体の私には、今回の手術は大手術をしたかのような、体験でした。(2013年7月10日)



 眼瞼下垂症−15

  先日 恥ずかしい位置に、大きな出来物が出来婦人科を受診しました。
  本来外科に行くべき出来物だと思いましたが、場所が悪く外科に行くには高齢者であっても恥ずかしく、婦人科を
  受診したのです。私の住まい近くには、女医のいる評判の良い産婦人科医院があるからです。

  毛穴がつぶされて膨らんだ出来物の様で「最近体調を崩したとか、変った事がありましたか?」と質問されましたので、
  「眼瞼下垂修正手術を受けました。」と答えたところ「どちらでされましたか?」「いつ手術をしましたか?」と聞かれた揚句
  「この手術は関係なさそうですね。」と言いながら女医はカルテに丁寧にそれらを書きこんでいました。

  最近は、掛かり付けのクリニックや歯科医院他との連携が深くなったのでしょうか。
  手術をした後、「眼瞼下垂の手術を受けた事を、掛かり付けのクリニックに知らせても構わないか」と質問されました。
  「必要があれば知らせても構いません。」と答えておきましたが、以前はこんなやり取りはあまりなかったのではないかと
  思います。
  それに 「美容外科を受診した事はあるか?」などの質問がありましたが、こんな質問も後になって聞くより、「手術前に
  聞いておいた方がいいのでは?」なんて思ったものです。
  瞼を他の方法で一度修正していた場合、経過が良くなかったり、治癒が遅れたりすると、説明書に書かれていたためかも
  しれません。

  現在進行中の治療や飲んでいる薬、身体の履歴や飲んだ薬の履歴などを考慮したり、他の医師との連携できる治療へと
  変化しているようです。              (2013年7月11日)



 眼瞼下垂症−16 

  次々と問題出現に考えさせられる眼瞼下垂手術です。

  と言いますのは、私の左右の目の視力が大幅に違っていて、コンタクトレンズを使用してきましたが今回手術をした事で、
  眼鏡を作りました処やはり、眼鏡は私の目には合いませんでした。
  長時間使用すると、気分が悪くなります。そこで コンタクトレンズを入れて見ました。これは気分良く使用できます。
  しかし困ったことに気づくこととなりました。

  目がぱっちりした事で、瞼を引っ張っても外れませんし、医師には「スポイドを使っては外すよう」注意を受けています。
  しかし近眼のコンタクトレンズのため着装すると近くが老眼状態になり手元が見えにくく、スポイドを使うことが難しいのです。
  片目を外してしまえば楽なのですが、両目が入ったままスポイドを使用するのが難しい事が解りました。始めの片目を
  外すのに一苦労です。

  手術を考えるのではなく、左の瞼を絆創膏などで釣り上げて車の運転をする事を、暫く試してみた方が良かったのでは
  ないかと 手術を選択した事を後悔してしまいました。

  終わってしまった手術ですが、やってみないと解らない現実でもありました。命にかかわった手術でなかっただけに、
  後悔したり簡単に考えて実行したことを反省したりです。まだ 視力や見え方が刻々と変化している様でもあり、落ち着くまで
  辛抱が必要かもしれません。

  最近では、遠近両用のコンタクトレンズも発売されている事ですし、遠近両用のコンタクトレンズを試してみることも考える時期に
  来ているかもしれません。とりあえず、じたばたせず時を待つ事に しようかと考える今日この頃です。(2013年7月12日)



 眼瞼下垂症−17

  昨日は「えひめ女流美術会」の研修会で、セキ美術館やガラス美術館などを見学した後、昼食会がありました。瞼の手術を
  したと話したところ、私の目が注目の的となり「美人になった。」とか「20歳若返った。」とか、私を中心に「この辺りが
  輝いている。」とか、笑いのネタになってしまいました。

  67歳になったばかりの私には、「美人になった。」と言われても宝の持ち腐され だし、「20歳若返えった。」と言われても、
  実年齢は67歳に変りはなく、「この辺りが輝いている。」と言われても「オーラが強かったかしら?」などと笑って見せるしか
  ありません。

  この手術は、命にかかわる深刻な病気ではないだけに、また目がぱっちりしたりで可愛くなるだけに、カラカイのネタとして
  最適のようです。本人にとっては、不愉快な症状との戦いを終わらせようとしたことの結果なのですが、人様には面白がられる
  手術のようですね。術後直には結果が出ず、不安や不便は理解されず笑いをとるはめになっています.。(2013年7月13日)

  
追記=可愛くなると書きましたが、目がきつくなるとも言えます。不自然な目になり ちょっときつい感じでもあります。
       症状改善優先ですから仕方ないとも言えますが、症状改善と綺麗な目をご希望の方は美容外科が良いかも?


 眼瞼下垂症−18

  キリスト教徒の私は今日 礼拝に出かけましたが、またもや「段々綺麗になっているがどうしたの?」と 冗談の連発です。
  キリスト教徒ほど 古い習慣や迷信を重要視しない先入観の少ない自由人はいないと思っている私としては、信仰の力と
  人間性との関係には、あまり期待できない一面もあることに気づかされます。

  人間性と信仰の関係は、割と純粋で人の良い人が教会に集まり安い事は、認めますが、この世の人の集まる所と変化は
  ありません。意見も違えば、生活も違うし、他人の痛みも即座には理解しない凡人であることを痛感します。

  私の瞼のストレスは軽いものでしたが、強烈な頭痛や肩こりで苦しむ人もいて、耐えられない苦痛を改善するため、この手術を
  受ける人も増えているようです。最近になって、下垂の不便を改善するほかに、瞼の腱を操作したり神経を操作する事で、頭痛や
  肩こり、顎の痛み、冷え症の解消、まぶしさの調整、視野の拡大 ほかの苦痛が改善されている事が解って来たようです。

  しかし まだまだ この手術は 気軽な美容手術のイメージが付き物で、そうした先入観での発言が多いとも思えます。
  当人には、辛い事情による決心があったはずなのですが、その事についての理解はどこかに消えて行くようです。
                                                 (2013年7月14日)



  眼瞼下垂症−19

 
 夫の友人が東京から来られる予定なので、案内したい場所に行くのにどれ位の時間を要し、見学の予約や、道順などを
  確かめるため、西条市やしまなみ海道をドライブして所用時間などの確認をしておきました。帰り道 作った眼鏡で車の運転を
  してみましたが、運転には差し支えはないようです。

  しかしこの眼鏡、帰りに立ち寄ったスーパーマーケットを歩いたり、買い物をしていると、気分が悪くなってしまい その後の
  運転を夫に任せる事となりました。左右の視力が大幅に違っている私の目は、見えかたが揺らいで落ち着かず車酔い状態に
  なります。眼鏡ってこんなに不便なものなのだと言うことを知りませんでした。

  外してしまっても暫く気分が悪くなるし、かけ始めも慣れるまで大変です。厄介なものですね。早くコンタクトレンズを
  使用できるよう工夫しようと思います。                         (2013年7月16日)

  追記=夫の友人の興味に合わせて、松山付近の見学場所を検討して見ると、興味深い見学場所が数多くあることに気付きます。
      夏の暑さに、見学には合わない場所も、いずれ涼しくなったら訪ねてみたい所がありました。近過ぎてか?興味の
      範囲外だったのか?新しい発見が多くありましす。近場にも、いい場所満載なのですね。



 眼瞼下垂症−20 

 
 手術を受けてから一ヶ月と10日が過ぎ、瞼や目の具合が落ち着いて来ました。心配したコンタクトレンズを外すことにも慣れて、
  問題なく手術前の状態を確保し、改善したかった事がらは ほぼ全て改善され、好い具合で結果が出てきました。

  遠近両用のコンタクトレンズに関しては、使用することは諦めました。というのは、年齢的に「ソフトコンタクトレンズは
  お勧めできない。」「今まで使用してきた ハードコンタクトレンズの遠近両用は目の中で動く為、使用し続ける人があまりいない」
  とのことで眼科の病院で断られることとなりました。「眼鏡の使用に切り替えてください」と言われました。
  白内障予防のためのようです。

  しかし私としては、自動車運転中は眼鏡よりコンタクトレンズが最適なので、運転に際してだけはコンタクトレンズを使用しようと
  思います。一日中装着することは、大分以前から止めていて、見えにくい裸眼で我慢してきました。

  白内障の自覚症状もなく過ごしているし、両親は93歳まで白内障になっていないので車の運転中くらいの間は多分 使用しても
  良いのではないかと勝手に思うことにしています。

  ここ一年頻繁に出ていた 運転中に起こる左目の眠気は、無くなっています。これが一番心配の種だったので、解消されて
  万々歳です。(左目から連鎖して両目眠気に襲われることもありました)

  顔に少し不自然さは残りますが、見た目にも、以前の目に近くなってきたし(見慣れたのかもしれませんが・・・。)
  症状解消では大成功でした。             (20131年7月25日)



  脳のMRI

  眼瞼下垂手術後も時々現れる 「左目の眠気」。手術前より頻度も少なく時間も短いながら、100%は今だ改善していない
  ようでもあり、インターネットで「片目だけ眠い」で検索すると、多くの人がこんな症状で悩んでいる事が解りました。読んでみると
  面白い。ただ 脳のMRIほかの検査を受けることを勧めている医師の回答もあります。

  それに若い人なども、片目が開かない とか いろいろ症状に悩んでいたりで、この年齢になるまで私は 小さい事に
  気が付かない呑気者だったようでもありますので、一度脳の検査を受けて見る必要もあるかと思います。異常がなければ 
  それはそれで安心ですから、脳神経外科にも受診してみるつもりになりました。

  以前 「少し呂律が回りにくいのでは?」と感じたことが2−3度あり 全く心配がないとは言えません。
  少し様子を見て、脳神経外科も受診して安心を得ておこうかと思っています。        (2013年8月1日)

  追記=インターネットで「片目だけ眠い」で検索すると、多くの人がこの症状で悩んでいる事が分かります。人によっては、
      片目だけ眠くなり、片瞼だけ閉じて眠ってしまったり、朝起きても片瞼が開かず、歯磨きや洗顔、トイレを済ました頃片方の
      目も目が覚めた。などと書き込みがあります。「私だけではないのだ。」と安心したりしましたが、変な症状もあるようです。
      わたしは以前、左目だけ眼瞼下垂と言われたことがあったので、即左目だけ眠い事に納得がいきましたが、何もなくて
      この症状が出てくると、気持ちが悪いと思います。心配ではっきり原因を知っておきたくなるのは、当然の真理だと
      思ったものです。


  レム睡眠行動障害

 
 約20年ほど前、千葉県酒々井のテニスクラブで、テニスを楽しんでいた頃、テニス仲間からこんな話を聞いたことがあります。
  夜睡眠中、夫が突然起きて 妻を「この野郎! この野郎!」と言いながら、たたき始めたとか?

  奥さんが驚いて夫の近くから離れた所 また横になって眠ってしまった と言うのです。
  当の本人は、まったく覚えがないというのです。「普段の恨みが眠っていながら でたのではないか?」と大笑いして話が
  盛り上がったことがあります。

  今日 インターネットで調べていた私の不可解な「左目だけ眠い症状」についての記事を読んでいた時、『たけしの「本当は怖い
  家庭の医学」の睡眠にまつわる病気』の個所を読んでいて、この話しを思い出す記事がありました。

  夜中に突然夫に蹴とばされて目が覚めたそうです。夫を起こして聞いたところ、「サッカーをしている夢を見ていた」と言った
  そうです。そしてまたある日、夫に殴られ、起こして聞いたところ「ライオンと戦っていた夢を見ていた」といったのです。そして後に 
  夫は「レム睡眠行動障害」と言う病気にかかっていることが判明したのだそうです。

  レム睡眠中は、脳からの命令が遮断されて 身体がうごかないのが普通のようですが、脳幹部の働きの衰えによって、夢の中の
  言葉や行動が本人の知らないうちに、行動に出てしまうのだというのです。
  仕事のストレスなどで身体がクタクタになっている時などに起こるようです。眠ったまま無意識に行動して怪我をすることもあるとか?
  投薬治療で、この症状は改善したそうです。

  病気には色々不可思議な病気があることが解ります。笑い話ではなく、ちゃんとした原因や病が人間の体には存在することが
  明らかになっているのですね。

  私の「左目だけの眠気」もどこかに原因があるのでしょう。眼瞼下垂が原因か?脳に原因が生じていたのか? はっきりする
  でしょうか?大きな病気や事故につながらなければ、『不可思議だ!』 で済ましても問題ではないのですが・・・。
                                               (2013年8月1日)


  重症筋無力症

 
 掛かり付けの医師に ついでに話した眼瞼下垂手術の話しでしたが、「専門的な医師に診てもらうように」とアドバイスを受け、
  神経内科を受診しました。

  「脳梗塞 ルーチン MRI検査」と「重症筋無力症」の検査をする事となり、9月初めの予約をして帰ってから、インターネットで
  「重症筋無力症」を検索して読んでいると、わたしの症状にピッタリのものに出会い動揺しています。

  重症筋無力症の診断基準 『Osseremanの分類」成人型 T型 眼筋型 というものです。一つの筋群のみを侵し、とくに
  一眼に起こることが多く、眼瞼下垂、複視を呈するが、軽症で予後良好。と いうものです。

  神経内科の医師は、わたしの質問に全般的な回答をしたようで「早期発見した場合、治りますか?」には、「治らない」 
  「薬で進行を止めることはできますか?」には、「症状を緩和するだけです」という答えでしたので、「早期発見するメリットが
  ないなー。 重症になるまで放置しようかな―。 」などと考えていましたが、この記事を読み「やはり検査を受けよう」と思うように
  なりました。

  しかし、症状には二つ 明らかに違った症状があります。
  複視に対しては ここに来て症状が出たものではなく、若かりし頃から気付かない程度に二重に見えていて 右目が軽い
  乱視であること。

  症状には日内変動がある に対しては、時間の経過により症状が重くなるようですが、術後の私の症状はそうではなく、体が
  温まると左目が眠くなる感覚が生じるのです。例えば エアコンの効いている部屋から出て暑い部屋に留まって10分位
  経ったときとか、ウォーキングを始めて10分位して体が温まって来たときとかです。検査により、重症筋無力症ではない可能性も
  高くなって来たと自分で勝手に決めています。

  高齢になりつつある私の体も 段々ガタが来ています。元気がとりえのわたしの長所も、少しずつ無効になりつつあるようです。
                                            (2013年8月19日)



  お出かけランチ

  折角改善した瞼の目を使用しない手はないと、夫と二人で面河渓まで車ででかけました。魔法瓶に入れた温かいおみそ汁と
  冷たいお茶、お漬け物を持って出かけ、途中のコンビニエンス・ストアで4ケのおにぎりを買ってのドライブです。

  緑の山間の道路のドライブは、気持ちの良いドライブです。生憎火曜日は、道の駅がお休みでしたが、それでも数台の車の
  家族連れがやって来て、やや冷たい渓谷の水につかって遊んでいる中、河原に座って早めの昼食を楽しんできました。

  川の流れを見ていて気付いたのは、「おたまじゃくし」と小さな「かじか」が沢山泳いでいます。
  あまりの多さに、「少しくらい貰って帰ってもいいんじゃん。」なんて、紙コップですくってみました。11尾ほどコップにはいてきて
  くれました。

  河鹿はなかなか捕まえられないといますが、結構簡単に捕らわれてくれたのはまだ、子供だったからでしょうか。 車に2時間も
  揺られて来た割には元気で我が家の水槽で泳いでいます。

  自然の生き物を飼育するのは難しいようですが、インターネットによると、水の温度さえ気を付ければ飼育しやすいと書いて
  あるものもあります。
  (水温が28度以上にならない25°位に保つのが良い)しかし餌については記述がありません。

  死なさないように、どう飼育するか宿題が出来ました。とても可愛いので死んで欲しくありません。お水の冷房装置が
  必要かもしれません。                                 (2013年8月20日)


眼瞼下垂症−21

  「ひとりごと」を読んで下さる人の中に、私の瞼について心配して下さる方がおられますので、結果を報告いたします。
  心配して下さってありがとうございました。感謝です。

  手術後約3ケ月経つと すっかり良くなり気分良く暮らせるようになりました。なかなか完全に眠気が無くならず、脳の
  検査MRIまで撮ってしまいましたが、心配ありませんでした。
  重症筋無力症でもないようです。ご心配いただいてありがとうございました。

  長年(約40年)コンタクトレンズを外す時、瞼を引っ張って外していたので、多分一部の瞼の腱が切れていたと思います。
  医師が手術しながら「落ちている。ここらも落ちている。」と言いながら手術されていました。大分前の事ですが、左右の目が
  ビッコになっていた事があり、病気とは思えず美容外科に相談に行きましたら、眼瞼下垂だといわれ 手術で治ることが
  解っていましたが、治療費が高額だったので、治療するかどうか迷っている内、治ってしまったのです。その為そのまま
  放置していました。

  以前整形外科で、私の足首の靭帯が半分切れていて半分伸びているために、筋肉が落ちると足首が捻挫し易くなるので、
  筋肉を落さないように注意された事がありますが、この瞼も多分 腱が切れた分を眼筋が補って持ちあげてくれたため、
  治ったように思えたのだと思います。

  ここにきて加齢に従って筋肉が落ちてきて、私の場合眠気となって表れたと思われます。片目が眠くなる症状は私にとって
  非常にストレスでしたし、車の運転中気になり心配が生じました。

  そこで治療を試みた訳です。インターネットで「片目が眠い」で検索すると、こうした事で悩んでいる人が多くいて、私よりずっと
  重い症状の人もいます。驚きでしたが、「瞼の手術をすると良くなる。」との書き込みが多くありました。 「眼瞼下垂症」で
  検索すると、多くの病院が手術についての記事を載せていましたので、その中から以前私が勤務したことのある病院を選んで
  手術をして頂きました。

  私の場合は、軽症で普通これ位で治療を試みる人は少ないかもしれません。
  車の運転好きで数十年運転している私ですが、運転には慎重で今まで事故や、捕まった違反はありません。
  ゴールド免許制度が出来てからずっと ゴールド免許証です。そのため過剰な心配が生じたとも思われます。
  (居眠り運転事故は他人を巻き込むことがあり危険だし、また居眠り運転による事故を目の当りにして怖かったことも
  ありますから・・。)

  ですが今になって思うと、治療を試みて正解でした。ストレスが無くなり視野も広くなって、良く見えます。
  その為頭がすっきりして、脳が15歳位若返った感があります。集中力も少し出てきました。

  しかし 少し気になるのは、朝晩の歯磨きの時に 鏡の前に違った自分がいる事です。人相が少し変ります。心根の優しい人は
  「以前のままだよ。気にするほど変わっていないよ。」とか「綺麗になった。今の顔の方が好き。」とか「若くなった。
  目が輝いて生き生きとして見える。」とか慰めてくれます。
  しかし 20歳から約45年も見慣れていた顔が私には違った人のようで、いい気持ではありませんが症状緩和のため
  仕方ない事だと諦めました。

  結果は良く、快適です。 ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。直接私と関係なく、夫の友人知人の方にまで、
  ご心配いただいた事 とてもありがたい人間のつながりだと、感謝です。人のつながりって好いものだと、感謝と感激を
  味わっています。                (2013年9月9日)

  追記=他人のような顔は、だんだん見慣れてきています。いずれ自分の顔になることでしょう。
       ストレスを抱えたままに比べると、ずっと手術後の方が快適です。


眼瞼下垂症−22

 すっかり安定していた眼瞼下垂手術ですが、やはりまた眠気のような症状が出て来ました。相当に瞼を腫らして頑張ったのに、
 効果は短い期間だったようです。ほとんどは左目ですし、アトランダムに出現する症状。
 最近たまに、右目にも表れることもあって嫌な気分をまた味わうようになりました。「一体何なのか?」不気味ではあります。

 脳梗塞ルーチーンというMRIは撮ってもらい、異常はなかったのですが、少し不安です。ただの 老化現象であることを
 願っています。                (2014年1月20日


眼瞼下垂症ー23

 
夫が日本経済新聞を持って来て、「これ読んでみ?」と言うので読んで見て驚きでした。『ご用心 まぶたのトラブル』という
 記事です。私の左目に生じた症状が、色々な瞼のトラブルと共に書かれていました。

 人と話している時、目に眠気が生じて気になったり、車の運転中に眠気が生じて、運転が心配になったりして不気味だったの
 です。(私の場合は、 左目だけですが・・・。)

 新聞記事によると、加齢によるものと、神経に異常が生じてもたらすもとに分かれるようです。

 私の場合も、担当医師は、「眼瞼麻痺があるようだが、下垂の手術で改善されることが多いので、下垂の手術をやって
 みましょう。」と言われましたので、思い切って手術を試みました。

 担当医師は手術後になって「また症状が出てくる。」と言ったのです。手術前には「改善される場合が多い」と言ったのに、
 手術後になって、症状が現れるなんて言うので気になりました。インフォームドコンセントなのか責任回避なのか、
 気になりましたが、一時は良くなりましたし 手術前より症状は軽くなっています。

 暫く症状が改善せず、神経内科にも受診し、「重症筋無力症の検査をしてみましょう。」とも言われましたが、眼瞼痙攣ほか、
 重症筋無力症、片側顔面けいれん、眼瞼ミオキミアなどの病気があると書かれています。

 気になる症状がある場合は、「早めに神経眼科を受診して欲しい」と書かれていました。
 手術も信頼のおける医師に相談するよう注意がなされていますし、正しい原因をつきとめることが大切 と注意を
 促していました。私まだ 手術前よりは改善していますが、完全には治癒していません。「加齢だから仕方ない」と
 諦めているのは、間違いでしょうか? 気になります。                    (2014年3月31日)


眼瞼下垂症ー24

 先日、愛媛大学のある施設で、「老化を学ぶ」講演がありました。今回は3回目で、「老化を防ぐ食事」と「目の老化による
 問題」が、講演されました。

 目の老化によるものの中に「眼瞼下垂」も取り上げられていましたが、眼科の先生までもが「眼瞼下垂の手術後は
 美容整形手術をしたように美人になった。」としきりにおっしゃるのです。

 まだまだ、眼科の先生からして、このような先入観が多いのだと、がっかりでした。

 私、約40年余りハード・コンタクトレンズを使用し続け、片目だけ眼瞼下垂になりました。それだけではなく眼瞼麻痺も
 あるらしいのですが、その手術は難しく、とりあえず眼瞼下垂の手術で症状が緩和されることが多いので、その手術を
 やりましょうと言う事になり、一年半前に手術を受ました。

 その時、周りの人々から「綺麗になった!」とからかい半分でさんざん言われ、うんざりしたものです。

 辛い症状があったのです。車の運転も心配がありました。67歳で美容のためにだけ瞼の手術をすると思いますか?

 この勉強会で、「お医者様からして、こうなんだ」とため息が出ました。

 しかし、わたくし手術後あまり効果がなく、がっかりしていたのですが、一年過ぎたころから、大分症状が軽くなりました。
 たまに出て来ますが、手術前に比べてかなり楽です。良かったと言えば良かったし、目がぱっちりして、視野は広くなり概ね
 成功と言えます。やっぱりすこし、美人になったかしら??そう思う事にしましょう。      (2014年9月5日)


眼瞼下垂症−25

 瞼の手術をして2年が経ちましたが、いまだ人相の変わった自分の顔には慣れません。不思議なものですね。
 65−6年もの間付き合って慣れ親しんだ顔と言うのは、少々出来が悪くても自分にはなじんでいるようです。

 久しぶりに会った古い知人が、「美人になったよ。」というので、「そうかなー?毎朝、人相の変わった自分の顔を見て、
 嫌な気分がするんだけど・・・。」と言ってしまいます。

 自分が好きな顔と、他人が好きな顔には差があるようです。並みのレベルだったかもしれませんが、自分自身では
 決して自分の顔を嫌ってはいませんでしたから、手術後の自分の顔にどうも馴染みが生じないのです。

 しかし、車の運転に不安が生じたため、思い切って手術を試みました。視野も広くなり、運転中に眠くなることもなく、結果は
 成功だったのですが、  本人にとっては心が晴れないのです。

 それに、「失敗されたらどうしよう!」「人相が変わることがあると言うけれど、どんな顔になるんだろう?」と手術前は
 とても不安なのです。
 「若くはないのだから、少々不満でも、不都合が解消されることを優先しなくては・・。」と言う思いでした。

 しかしここに来て、右目が再びまぶしさを感じるようになり、涙が出やすくなって、しょっちゅう涙が出てきます。
 「年を重ねるという事は、体がだんだん衰えてくることなんだなー。」と、あちらこちらに不都合が生じるたびに、思い知ることに
 なり始めました。

 目ばかりではなく、足にもガタが来はじめ、淋しくなります。「元気な内に・・・。」などと終活を始めた私。天国へ旅の
 ウォーミング・アップが始まったようです。                   (2015年5がつ26日)


眼瞼下垂症−26

 眼瞼下垂症を緩和する手術をしてから4年が経ちました。手術後大分症状が緩和され、嫌だった目の人相の変化にも
 多少慣れてきて以前よりは過ごしやすい今日この頃を過ごしています。

 しかし、手術した先生が初めにおっしゃった「麻痺もあると思われる。」という言葉が正解で、時々眠気のような眼球の
 緩みのような症状に、不便を感じています。

 こんな目の不自由を感じるようになると車の運転が慎重になりますし、80歳になったら不自由でも運転免許証は
 返納しようと思うようになります。
 夫の姉に運転を止めさせるのが難しく、なかなか人の言うことに同意しなかったのを思うと、今から心の用意を
 しておこうと思います。

 
確かに車は便利です。行きたい時間に行きたい所へ自由に行けます。雨が降っても日照りの強い日でも、屋根付き
 エアコン付で快適です。
 しかしこれ「走る凶器」と言われるものなので、使用には注意が必要です。

 何時まで、快適に過ごせる体を保っていられるのか、諦めの状態です。             (2017年7月6日)