難しい犬問題

独り言に書いた、「難しい犬問題」をまとめて載せてみました。
興味のある方はご覧ください


難しい犬問題−1

 妹夫婦が海外旅行中で、私と夫は毎朝・犬のえさやりと運動、庭木や花の水やり・外回りの掃除を頼まれてやっています。

 犬は、アイリッシュ・コーギーですが、犬臭がすごいのです。3メートル先から臭いますし、ブラッシングやシャンプーを
 してあげると、暫く私の手や体が匂っています。夏は体毛が抜け代わる季節らしく、相当犬小屋に毛が抜けています。
 ブラッシングでも沢山抜けてきます。

 犬小屋の掃除や糞の始末が大変です。帰りの車の中が、犬臭がぷんぷんで、窓を開けて走ってしまいます。

 じっと人の目を見る犬だし、よくなつきますので可愛いと言えば可愛いのですが、匂いには辟易してしまいます。

 実を言いますと、私の住んでいる集合住宅は犬を飼っていい住宅で、お隣のうちには犬が飼われていました。
 しかし、独り暮らしの女性家主は、犬のシャンプーはしないし、禁止されているベランダで糞をさせ、昼間お勤めに出て
 ほったらかしで、体じゅうにアトピーが出来て(特にお腹がひどい。)強烈に臭うのです。

 エレベータ前にあるその家の前は、犬の匂いでエレベーターを待つ間、息を止めておかなければならないほどでした。
 隣に住む我が家のベランダは、季節によって匂いがひどく洗濯物も布団もここ10年干すことができませんでした。

 春先になると、お隣のベランダとの堺に置いた植木や花の新しい芽や茎に、虫にびっしりと卵を産み付けられて
 気持ち悪くなり、始末や消毒が大変なのです。
 時々共用の廊下を歩いてきて、我が家の門扉の前で数回糞をされてしまいましたし、帰ってこない日の夜など、ベランダの
 堺の隙間から我が家のベランダにやって来てガラスをごしごしと前足で掻きむり「入れて欲しい。」とせがみますが、匂いが
 ひどくて、部屋に入れることができないほどです。仕切りをして来ることが出来ないようにすると、堺の所で長い間「ワン。ワン。」
 吠えていてうるさいのです。
 
 お隣の飼い主にその話をしようとすると、険悪なムードになり「家の子はしません!!うちの子ではありません!!」と
 反論するのです。我が家がある階にはお隣しか犬は飼っていないのですが・・・。
 それに、住宅内を清掃管理している管理人さんも気付いていたほど臭っているのです。

 乾燥機を使って洗濯物を乾かし、窓を閉め切ったベッドルームは除湿器で湿気を取っていました。

 仕事を辞めたのを機会に、管理人さんに頼んで、飼い方を改めるよう話してもらいましたが、ベランダの隙間に目隠しをして
 今まで通りに飼っていました。お隣に見えなければよいと思っているようでした。しかしこの際、禁止されているベランダでの
 糞は止めてもらわなくては・・・と思い再度管理人さんに頼みました。

 ここの所犬がいなくなったようで、匂いが少なくなりました。安心しています。10年以上も我慢すると、堪忍袋の緒が切れるのです。
 理由の一つには、2年ほど前に洗濯機を変えたのですが、洗濯と乾燥が一緒になっている種類のせいか、乾燥が上手くいかない
 時がありますし、しわが出来て乾燥機で乾かすことに不満がでてきたのです。

 そのため我慢し難くなった事もあります。犬を飼っておられる方、注意が必要です。迷惑している人も多いと思います。
 匂いや糞の処理は、気を付けて欲しいと感じます。清潔に飼えないのなら、田舎の一軒家で飼うべきではないでしょうか?
 集合住宅で、あのような飼い方は非常識だと思うのですが・・・。

 まあ、今どこかに連れて行ったようですから、ほっとしていますが・・・。                (2015年8月17日)

 追記=集合住宅では動物の飼い方には決まりがあり、多くの人は守っています。



難しい犬問題−2

 我が家の集合住宅では、犬や猫を飼うことが許されていますが、飼い方に決まりがあり、共用部分では糞やおしっこを
 させること自由に歩かせることが禁止されていて、抱っこするかゲージに入れて屋外に連れ出す決まりになっています。
 ベランダも共用部分なので、自由に走らせたり、糞尿はさせてはいけないことになっていて、自宅内のみ自由にさせて
 良いのです。

 お隣でも犬を飼っていましたが、最近までそれを知らず、自由に歩かせていました。そのため我が家の門扉前などに
 糞をしたり、ベランダから我が家のベランダにやって来たりしていたのです。

 しかし、隣の我が家が注意しなければ、本人は飼い方に決まりがある事すら気にしていませんでした。いちいち我が家から
 言って行くのも気が引けます。なぜ、注意事項が書いてある要項を読まないのか?気になっていました。

 管理人さんに頼んでそのつど、決まりについて話してもらったりしましたが、少しづつしかその決まりを守ってゆくことをしなかった
 のです。人の性格って本当に色々で、こちらの考えで判断することが大変難しいと思います。

 その反面、犬を飼っている多くの人は、犬を家族として扱い大切に飼っている人が多く、犬が迷惑しているのでは?と思うほど
 可愛がる人もいます。一番気になるのは、夏の暑い日でも、お洒落な犬用の洋服を着せて散歩させていることです。

 犬はもともと寒い所が好きで、体温は高いはずですが、暑い日にお洒落をさせて飼い主が満足しているのもどうかと思って
 しまいます。大抵そんな犬の飼い主は、度々シャンプー・リンスをして度々ブラッシングをしてあげていて毛並みがピカピカ
 素晴らしいです。

 しかしこれ、犬は大変ではないかと思うのです。厚くて熱射病にならないか心配です。

 やり過ぎとしなさ過ぎ、第三者から見ると笑ったり迷惑したりです。しかしペットを大事に扱う人のみならず、お隣さんのような
 飼い方の人にも共通しているのは、自分ちの犬が一番可愛いと思っていることです。「可愛いですね!」と一言かけると
 大変うれしそうな表情が返ってきます。時に顎を撫でてあげると気持ち良さそうにしていて、「他人に懐いたのは、初めてです。
 この子、人見知りで・・・。」なんて言う場合もあります。

 第三者は時に迷惑をし、心配してしまうのは、おせっかいでしょうか?しかし集合住宅では飼い方の決まりだけは守って
 欲しいと思います。                      (2015年8月24日)



難しい犬問題−3

 この頃お隣に犬がいなくなって、ほっとしていた所、ベランダに出ると嫌な臭いが漂ってきました。
 朝早くには臭っていなかたのですが、お隣のワンちゃんが帰って来たようです。

 これ実は大変迷惑な話なのですが、飼い主にとっては、可愛いのか?一人での寂しさ解消なのか?本人は気にならない
 ようです。この悪臭、想像するに、近くだとあまり臭わないのかもしれません。慢性になってしまうようです。

 時々、香水の匂いがひどい方が居られますが、本人には匂わないため多量につけてしまう傾向があるとも言えます。

 わたしとしては、動物病院へ連れて行ってアトピーを治療したり、シャンプーをして臭いを少なくしたり、体臭が少なくなると言う
 ドッグ・フードを食べさせたり、消臭剤を使ったり、糞尿の処理に気をつけたり、努力すれば、人に迷惑をかけることもなくなるだろう。
 と思うのですが、努力をする気配がありません。

 日本国が、近隣の国との付き合いに苦慮しているのと同じ、隣に住む人の性格で、嫌な思いをすることがあり、暮らしにも
 忍耐が必要です。

 結局、図太く、自分本位に生きる方の勝ちのようです。なるべく戸を閉めて、匂いを嗅がないようにするしか、防衛が無いのです。

  「その内死ぬから・・・。」と言う人もいますが、嫌な言葉ですよね。      (2015年9月8日)



他人の性格(難しい犬問題−4)

 私の住む集合住宅は、小動物のペットは飼うことを許されていますが、お隣の住人の犬の飼い方に辟易して、管理人さんに
 注意をしてもらった所、ご自分でも匂いのひどさが解っていたとみえ、言い訳をしに小さな菓子箱持参で来られました。
 管理人さんにも「済みませんでした。」と謝ったそうです。

 そのうえ、家庭菜園をしていると言って、畑で採れた野菜を、「迷惑をかけているから」と言って持って来られます。
 犬も多分親戚の家にでも連れて行ったようで、最近匂いが少ないのですが、(冬と言う季節でもあるので・・・。)仕事を辞め
 マンションで一人いると、「イライラするので・・・」と言って話します。

 わたしから見ると、イライラするほど時間が出来たのなら、どうしてワンちゃんのシャンプーや、部屋の匂い消し方法を考えないのか?
 犬をよその家に置いているから寂しいのなら、迷惑のかからない方法を講じて一緒に住めばよいのに・・・と思うのです。

 ほかにも犬を飼っておられる方は多数あるので、気を使えば、そして規則を守れば、飼えるはずなのです。

 まず、犬のアトピーを直してあげること。時々シャンプーをしてあげること。散歩に行って糞をさせ、袋にとって持ち帰りゴミと一緒に
 捨てること。各部屋の隅にペット用消臭剤を置くこと。たまにファブリーズのような消臭霧吹きを使って空気の消臭をすること。
 犬臭が少なくなるという餌を食べさせること。犬がお気に入りの場所に消臭機能の付いたマットを敷いて、そこに寝てもらうこと。

 それ位の気は使ってもよいもでは・・?と思うのです。

 わたしなど、隣の匂いやベランダに置いた犬が糞をする砂場から飛んでくる土や虫を嫌って、毎日ベランダのウッドデッキの床を
 雑巾掛けをして居ることから、この方の考え方が理解し難いのです。

 他人と仲良くやっていくというのも、夫婦円満に暮らすというのも、よく似ていて、我慢ならなくなると一緒に住みにくくなることが
 よく解ります。我が家も熟年離婚にならなくて済んでいるのは、価値観や生き方が類似してきたことによるのかもしれません。

 お隣さんは、人柄は悪くないようで「、迷惑をかけている・・・。」と気付いているのですが、解消方法には気を使いません。
 わたしには、かなり理解し難い性格です。                              (2015年11月10日)



無かったことのようになった(難しい犬問題−5)

 長年隣の家で飼っていた犬の臭いに悩まされていた私ですが、マンションの管理人を通じて解消法を講じた結果、臭いのきつい
 ワンちゃんが居なくなって3年近くなります。

 居なくなっても暫くは強烈に臭っていたお隣も、すっかり臭いがしなくなって快適になりました。

 たまにベランダで、魚の干物を作ったりされ、魚の生臭い匂いに辟易することがありますが、この頃はほとんど、お隣の臭いに
 悩まされることが無くなったのです。

 エレベータで一緒になっても、挨拶と普通の会話が出来ていて、問題は発生しませんでしたが、数回上層の階の犬問題は、
 図々しい方が居残り、お人柄の良い方が出て行ってしまうと言う結果に終わっています。
 注=出て行かれた方もなかなかのお人柄だったことが、後になって判明!!どちらも譲り合うことが難しかったようです。

 集合住宅での犬の飼い方は、モラルや規則違反の感じ方の違いで、問題が起こりやすいと思います。

 我が家とお隣は一応、双方の感じ方にお互いが近づき解決した結果、にこやかにお話をする関係が続けられています。
 出来れば集合住宅では、ペットを飼うことを禁じた方が、問題は生じないようにも感じます。

 一応お隣さんは、迷惑行為を理解して解消しようと試みて下さった、良い人だったと言う条件があった幸運と理解しています。
                                    (2018年4月25日)