変 わ ら な い 顔

変わらない顔ー1


  3~4歳

高校生 

20歳代 

 30歳代

40歳代 

60歳代  

70歳代
これこのホームページ制作者の顔の変遷です。

3~4歳から高校生・社会人一年生・30歳代
 40歳代・60歳代・・・現在70歳代です。

変わっているようで変わっていない・・・。
性格も変わらず・・・。結構幸せだったのかも?
 ところが、60歳代終わり頃に車の運転に気になる症状が時々目に出てくるようになり、安全な運転のため健康保険治療の眼瞼下垂症の手術を
 受けました。


 説明書に「人相が変わることがあります。」「この手術は美容を目的としていません。」というようなことが書かれていましたが、免許証を返納
 するより運転を続ける希望が強く手術を選択しました。

 実際人相が変わりました。そのため、一年以上見慣れない自分の顔を見るのが嫌になりました。そして極力写真を撮らなくなってしまい、
 70歳以降の写真が、証明写真以外ありませんでした。顔って長年見て慣れ親しんだ顔に安心するのですね。この時はじめて気付きました。

 でも運転は続けられていて、まだ行動範囲が広く保たれ、自由を楽しんではいます。

 しかし、77歳になって「黄斑前膜」と「白内障」の手術を行い、久しぶりに自撮りで自分を撮ってみました。老けましたが、同じ顔をして
 います。この手術も運転のため大事をとって決断したものです。しかし、変化した顔も見慣れてくるようになり・・・元の顔に近づいてくるもの
 なんですね。

 でも確かに、60歳代の目と70歳代の目は違っています。       (2023年8月4日追加修正) 


変わらない顔ー2

 手術後古い友人に会った時、「全然わからなかった・・・変わったね。」と言われてしまいました。手術して3年ほど経ったころです。
 「眼瞼下垂の手術をしたので・・・・」と話したのですが、20年も会っていなかったので当然だったかもしれません。そして、
 コンタクトレンズからメガネに変わっていたことも大きいと思います。

 しかし、1週間ごとに会っているキリスト教会の牧師は「変わったとは思えませんけど・・・」と言っておられ気にするほどの変化では
 ないようです。

 ただ、ニュージーランドの飛行場で、手術前に撮った写真が載っているパスポートを見た女性が、何度も不思議な顔をして私を見たので
 多少変わっているのは確かです。

 実際、目の瞼が変わっただけで少し人相が変わるのです。自分ではよく判ります。二重瞼の幅が少し広くなっただけなのですけど・・・・。

 人によってはお世辞のつもりか「フランス人形みたいに可愛い・・・」なんて大げさに褒める人もいますが、本人はとても傷つくのです。
 困ったものです。  でも、2年も経つと見慣れて来て諦めます。

 この経験で、友人が乳がんの手術で乳房を片方取った時の話を思い出し、顔と違って隠れた場所ではありますが、片方乳房が
 無くなった時、どんなに嫌な気持ちと闘っただろうと想像しました。諦めるのに時間がかかったと思われます。
 彼女は乳房の形成は受けなかったと言っていて、無くなったままで過ごしていたはずなので、かなり勇気がいったと思います。

 でも、彼女は平気で私に「馬鹿!」なんて人前で言う人でしたから、気持ちが強くて気にならない人だったのかもしれません。お店の
 店員さんが、「俺、そんなこと言えませんよ・・・あなたたちすごい関係ですね。」と驚いていた位ですから・・・。 (2021年6月3日)



変わらない顔ー3

 教会の牧師によると「顔にはコンプレックスがある場合ある」と言います。そういえば私も高校生くらいまで、自分の顔にコンプレックスを
 持っていました。

 と言うのも、私は4人兄弟姉妹でしたが、兄二人はイケメンだし、妹は超絶美人だしで、おばあちゃんや母から「あんたは器量が悪いから、
 愛嬌よくしないとお嫁の貰いてがないよ」とブス扱いされていました。

 家族って思いやりがあるようで無いのです。はっきり思ったことを言ってしまう。この子が傷つく・・・なんて少しも思わないのです。そして
 他人には正直に出さない感情をもろに出してしまいます。だから小さな子供だった私は「私は器量が悪いんだ・・・」と思い込んでいました。

 しかし、高校生位になると、なんだか同級生男子にちょっとだけモテ始めて「おや・・・!!」と気づいたのです。

 器量が悪いのではなく、普通の可愛い女子学生だったことに・・・・・。家族に言われているほど器量は悪くない・・・・。普通である。
 たまにお付き合いを申し込まれたり・・・・写真を撮らせて・・・と男子に言われたり・・・・。ラブレターが届いたり・・・。

 世の中「好みは、人それぞれ・・・」超絶美人好みばかりではない・・・、やや劣る顔に安心して好きになる人もいるようだ・・・・と。

 そんなに自信を失うほどの顔ではなかったのに、狭い家族と言う社会の中でだけ悪く評価されていたのです。父やおじいちゃんは、
 私の顔を悪く言ったことはないのに、おばあちゃん、母、二人の兄、妹の5人が勝手にブス扱いしたのです。けしからん!!

 こんなこと他にもあるようで、兄がすべて東大に進学するほど優秀なのに、自分だけ普通だったため家族に馬鹿扱いされているうちに
 勉強しなくなって、本当に落ちこぼれ族になった知人がいます。小学生の頃は優秀だったと聞きます。だから実際には勉強すれば出来る
 子供だったのに、ほかのみんながあまりにも優秀だったせいで、やる気を失くした様でした。

 家庭環境って結構厳しい・・・。人生最初の試練が待っている社会・・・。これに打ち勝って強くならなければ、良い芽までもなぎ倒されて気力を
 失くして行くのです。困った隔離された社会です。しかし、この社会は、愛情にも溢れた社会で、生きるのに必要な集団です。
 これなしでは、安心して生きる場所が無いのです。問題はあっても暖かく育んでくれる場所ではあります。

 だから、家庭が殺伐としていると心休まる場所が無いのです。大切な場所です。それで私も自分の顔が極端に変化していないことに
 安堵する時があります。きつい試練や苦難は無かった人生だったのではないか・・・と。

 そして、超絶美人の妹の人生が私より大幅に良い人生だったとも思えません。美人だからと言って苦労もあるようです。事実私より
 老けています。(美人は老け顔だとも言いますが・・・。)

 知らない人から、二人がいるとき「お姉さん」と言われるのは妹です。「私が妹です。私は苦労をしているが、姉は子供もいないし
 苦労がないから若く見えるのです・・。」なんていつも言い訳しています。

 顔って歳をとるとそれまでの人生を表してしまいますし、人柄まで表現してしまいます。年月と共に顔は、自分で作って行くものかもしれません。
                    (2021年6月22日)


変わらない顔ー4
 これ私が岩絵の具で描いた石膏の顔です。
 似ているが少し違う・・・。多分私の好みの男性の顔に少し変わっているだろうと思う・・・。

 デッサン練習用に買った石膏の顔を、時間に任せて描いてみました。真面目な絵です。私の性格丸出し・・・。

 若かりし頃、油絵を習っていた時、師匠から「あなたの絵は、上品できれいです。それだけに、面白みが無い。」
 とズバリと酷評されました。褒めてるようで褒められていません。でも、魅力が無いとは言わなかった・・・・。

 そのため絵が嫌いにはなりませんでした。今でも描くことは好きです。

 私の絵を見て返ってくる言葉は「あなたの絵は上品ですね。綺麗な絵ですね。」と大抵同じ評価です。
 喜ぶべきか、それが問題だ・・・。日本画の二人目の師匠からは「こんな綺麗で品の良い絵を描くのではなく、
 見る人に、震えあがるほどの感動を与えてみー。」と言われたことがありますが、内心「無理です・・・綺麗で上品な
 心しかないのに(???)・・・」と反論したものです。

 絵には人生も出てしまいます。強烈な苦労や貧困を経験していない私に、見る人を震えあがらせる程の精神性は
 描き込めないのです。顔には心も現してしまう・・・、他人の顔の絵を描いても心は変わりません。
                 (2021年6月24日)


変わらない顔ー5

 殆どの写真は終活でシュッレッダーにかけてしまいましたが、何所からともなくこんな
 黒白写真が出てきました。
 多分、高校生の頃のものだと思いますが、結構可愛いではありませんか・・・?
 若いって好いですね。誰でも若さだけで可愛い・・・。でも、戻りたいとは思いません。

 なぜか家族には「器量が悪い」と酷評されていた私です。今では信じられません。
 そのためこの時代自分でも顔にコンプレックスを持っていました。病み上がりで性格も
 暗かった。いじけていた割には笑っていますが、このころ笑っている写真は殆どありません。

 兄弟姉妹にイケメン、超絶美人がいると、この程度でも「器量が悪い」と評価されてしまう。

 狭い世界の評価なんて気にすることはないという事が、今になって解ります。
 結婚もできて、普通の幸せを掴んでから、そして高齢になって過去の自分の姿を見てみると
 コンプレックスなど抱く必要はなかったと・・・暗かったこの時代が不思議です。                         (2021年6月30日)
 


変わらない顔ー6

 最近You tubeで「アンチ・エイジング」に関するサイトを見るようになりました。皮膚科の医師から筋肉専門の仕事に携わっている人など
 多くの人が発信している情報を聞いています。

 それによると最近「歯や歯ぐき」が若さを保つのに重要なものの一つである・・・と語っている人が多くなりました。

 確かにそう思います。歯ぐきの歯周病をなくすることで、糖尿病・認知症・血管の老化を防げると言います。そのため私、最近歯医者さんで
 クラウンの付け直しや悪くなった歯の抜歯などを熱心にこちらからお願いするようになりました。

 折角高価なクラウンを付けてもらっていたけど、歯ぐきとの間に隙間が生じてきて食べ物のかすが取れにくくなってくるのです。
 コロナで旅行が出来なくなっているので、旅行に使っていた費用を歯の修理に使おうとお願いし始めました。

 また、歯を丈夫にすることで食べ物をよく噛めることも若さや健康を保つことへつながると言われていて、大切な注意方法だとも思うのです。
 そして、アンチエイジングや健康保持に有効な食事についても心がけることにしました。

 私キリスト教信者で、毎週日曜日には教会の礼拝に出席していますが、教会ではお知らせのコーナーで「マスク越しでも、笑顔で挨拶を
 しましょう。」という注意喚起が載せられています。目だけでも笑顔かどうかは判りますので、大切なことだと思いますが、
 これアンチエイジングにも効果があるようです。

 笑顔や笑って表情筋を鍛えると若く見えると言うのです。高齢者向けの体操の一つにも「あ・い・う・え・お」体操と言うのがあり、顔の筋肉の
 体操をすることを提唱されています。

 高齢になるに従って、小綺麗で若若しく、清潔でありたいと最近切望するようになりました。出来る努力はやってみようと考えています。
                  (2021年7月1日)


こんな時代もあったよね
 10年ほど前に終活で、それまでの写真を全てシュレッダーに
 かけてしまいました。

 残しておいても誰も喜ばない多くの写真を、元気な内に
 始末しておいた方が良いと考えたのです。

 後になって「少しは残しておいた方が良かったかも・・・?」
 と後悔しましたが、後の祭りでした。

 先日夫が、使っていなかった引き出しの整理をしたことから
 古い写真がたくさん出てきました。

 「こんな写真が出て来たヨ。」と沢山見せてくれました。
 「若かったなー」と感心しました。60年くらい前の私です。
 可愛いですね私、色気も無く、生真面目で面白くない
 女性ではありましたが・・・。

 注=これ他人が言うとセクハラです。ご注意を・・。

 今では「ガタガタ」です。すっかり高齢者の顔です。
 身体的にも不都合ばかり・・・どう生きるか・・・それが
 問題だ。
  (2025年4月28日)
私、ぽつんと2軒家の山育ち・・・山猿同然木登りして育ちました。良く育ちました。
両親と明治生まれの厳しい祖父母のお陰です。
都会に移り住んでも、外国に行っても何とかなったのは両親と祖父母の考え方の
お陰でした。4人兄弟姉妹全員大学にも行かせてもらって ラッキー・・・。
追記=私たちの幼少期は中卒で終える人が多く、女子は殆どが大学進学しませんでした。
子女の大学進学率は多分全国平均で短大を含め5%満たなかったと記憶しています