秋の京都―1

2019年11月27日から3日間の旅行に参加しました。「トラピックス中国・四国・九州」の国内ツアーで「松山発着・秋彩まるごと京都 3日間」
というもので総勢47名の旅。内4名が一人参加です。

私は松山空港から単独で伊丹まで・・。一時間半待ってバスが迎えに来てくれ新大阪へ。新大阪で新幹線で来られた人々と合流して京都へ。

3日間のツアーを終えた後、新大阪で新幹線組と別れて伊丹までバスで送ってくれました。またまた2時間待って松山に向かっての
単独搭乗です。伊丹での待ち時間が長い・・・。搭乗番号付近にはお店もありません。すること無し。ちょっとうたた寝して待つ。

しかし楽しい旅でした。秋の京都は混雑していますが、素敵です。お土産のお漬物の美味しいこと・・。なかなかこのお味
出せません。戻ってから我が家で、お漬物だけでご飯を夕食と翌日の朝食二回食べました。子供のころを思い出しました。

子供時代って、こんな食事が多かった記憶があります。日本も今よりずっと貧しかった。でも我が家はお米のご飯が食べられたので、
裕福な部類でしたし、両親とうるさ型の明治生まれの祖父母がいて、子供4人幸せな家庭ではありました。
懐かしさいっぱいのお漬物だけの食事です。温かいご飯とお漬物はよく合います。満足!満足!!

一日目

 朝7時30頃夫が車で松山空港まで自家用車で送ってくれ、8時集合のチェックイン。松山ー伊丹往復航空券を受け取り個人で伊丹まで。

 伊丹で1時間半待ってツアーのバスに乗車、新大阪駅へ。福岡からの新幹線組と合流して京都に向かいました。初めに観光したのが、東福寺。
 有名どころです。観光客は多いですが、素敵です。
東福寺写真  
 この後、永観堂見学予定でしたが、高齢者男性3人組が迷子。集合時間になっても集合場所に現れず、添乗員さんが探しに行くことになり、
 44名はお先にバスで清水へ。清水の「日月庵」での夕食まで、清水界隈でフリータイム。お土産物屋をウインドショッピング。3人組と合流して
 夕食。京懐石でした。優しいお味。

 食事の後「東寺のライトアップ見学。これとても素敵です。若いカップルは、ロマンティック気分で楽しいこと請け合いです。
 高齢者おばちゃん(私)も好い気分。良かったわー。
東寺のライトアップ  
 ホテルに帰ってチェックイン。お風呂に入って就寝。


2日目

 朝5時半起き、洗顔・身支度をして7時の朝食までテレビで今日の天気をチェック。雨模様。ちょっと心配。気温も昨日より低いとのこと・・・。

 朝食後、8時出発でトロッコ列車乗り駅へ。トロッコ列車から見る紅葉観光。期待ほどではありませんでした。色々多くの経験が祟ったか?
 似たような経験は、世界中でしてしまったが、トロッコ列車から紅葉を見るのは初めて・・・。まあ良かったです。

 下車後、嵐山へ・・。ここで1時間45分程度のフリータイム。私は歩いて天竜寺と竹林の径を散策して昼食場所へ集合。京料理昼食。
 よく出された食材は、お芋、豆腐、漬物など・・・。

 ここで、お漬物のお土産を買ってしまいましたが、明日帰り際に、漬物で有名な「大安」へ立ち寄る予定でした。明日も買ってしまうかも・・・?
 
竹林の径とトロッコ列車写真

 昼食後は紅葉の名所「北野天満宮・もみじ苑」へ。約350本のもみじが植えられているようです。谷を挟んで色とりどりのもみじが美しかったです。
 散歩に素敵。
 その後、真正極楽寺(真如寺)の紅葉見学へ。
 真如寺写真  
 それから昨日中止となったお寺「永観堂」へ。ここも人気の紅葉狩り名所。すごい人気で混雑しています。外国人観光客が多いです。
 ここでも着物を着た観光客が多くいて、写真撮影に懸命です。和服を着た人々はほとんどが外国人観光客だとガイドが説明していました。
 清水などでは、和服を着たカップルは殆ど外国語を話しています。でも結構似合っていて、欧米人ですらとても綺麗に着こなしています。

 色や柄選びと着付けが上手で、専門家のアドバイスと着付けがなされていることがわかります。外国人観光客も楽しんでいますね。
 リピーターは増えると思われ、日本人にとってはちょっと迷惑なところもありそうです。
 永観堂写真集

 二日目の観光はここで終了。素敵な永観堂が見学出来て幸運でした。「ここの紅葉は見なきゃー」って所です。お勧めです。

 この日の夕食はツアーには付いていません。自分で食べに出る必要があります。

 そこで夕食抜きにしました。でも泊まったホテルには、8時〜9時の間で無料の夜食が付いています。
 京都風お雑煮です。それを食べに行きましたが、とても美味しく、普段食べないお雑煮だったので、
 前日の分までお代わりを頂いてしまいました。お腹いっぱいになりました。

 白みそのお雑煮、とても美味しいです。四国のお雑煮は、お澄まし汁のお雑煮です。
 お餅は焼いても、そのままでもOK。松山近辺ではお正月のお雑煮は、男性が作る習慣があります。

 お風呂に入って就寝。今日の一日の歩数は16000歩弱。余裕です。

3日目


 今日で旅行も終わります。短いツアーですが、この年齢だと丁度よい期間です。少し物足りないくらいの日々が、次の楽しみに繋がります。

 8時10分集合出発。荷物をバスに預けた後、9人乗りタクシー6台に分散して毘沙門堂へ・・・。ここは皇室ゆかりの地のようです。
 令和を記念して組み込まれた場所の一つです。お寺内のふすまなどの説明が、坊様からありました。

 お召物が質素なためか、震えながらの説明で、「緊張なのか?寒さなのか?」と噂していましたが、まじめな風貌で笑いのない顔で面白い話をされ
 ちょっとおかしい。最後は絵に描かれた鳥が、場に合っていないとかで・・「取り(鳥)合わない」の意味で、この部屋に通されたら、「取り合わない
 ので即お帰り下さい。」との意味だと説明し、「そう言うことでこの部屋は、いけずの間」と言われています。という説明で終了しました。
 「あらまー。さようでございますか・・・?」という結果で立ち去りました。

 ここのふすま絵は狩野益信作で、見る角度により形が変わります。だまし絵的描写方法で書かれていました。撮影禁止でした。

 最後の観光地は、皇室ゆかりの地勧修寺。日程表には「一見の価値があります。」と書かれていますが、
 ちょっと期待外れではありました。

 質素なお寺です。四季さくらという桜が咲いていました。この時期にも咲くのですね。

 季節によっては、池のハスが見ごたえありそうでした。

 今回の旅は、紅葉三昧で、当分「紅葉はいいわ!!」と言いたくなるくらい堪能しました。

 京都は観光客が多く混雑していて少し興ざめです。これ人の数が半分か1/3程度なら、ゆっくり
 堪能できたのに・・・・とさえ思います。

 何年か前に奈良のもみじのお寺巡りをしましたが、空いていて満足でした。

 タクシーの運転手さんに「滋賀や奈良に分散されると好いのにね。」と話しましたが、最近京都は
 外国人観光客だけでなく、日本人観光客も増えたのだそうです。

 宣伝効果が高かったようです。結構若者もカップルやグループで観光していました。
 この平和が続きますように・・・・と祈るばかりです。

 韓国や北朝鮮・中国など近隣国で大きく変化しそうで、心配なこの頃の様子ですから・・・。

 観光がすべて終了した後、お土産物にと「大安」というお漬物やに行きました。京都では有名なお漬物屋さんだそうです。結構また買ってしまいました。
 その後、京料理バイキングの昼食をとって帰途に就き、新幹線組を新大阪でバスから降ろした後、伊丹空港に送ってもらいました。
 2時間待って機上の人となり、20時ころ松山に到着しました。疲れない好い旅でしたが、2日目の小雨がちょっと残念でした。小雨でしたので
 問題なく観光できましたが・・・・。

買ったお土産(八つ橋とお漬物数々)   
八つ橋  
   
 お漬物はどれも美味しく、熱いご飯とお漬物だけで食事ができるほど美味しく頂けます。さすがに京都のお漬物!!でした。
 歴史を重ねた美味しさとでもいうのでしょうか、あっさりし味でありながら旨味があって美味しいです。もう少し多く買ってくればよかったと
 後悔しました。でもかなりお高いです。スーパーのお漬物に比べて3倍弱というところです。