奥能登の幻想的な一軒宿「ランプの宿」と和倉温泉で寛ぐ奥能登3日間

 阪急交通社の国内旅行・クリスタルハートの旅「奥能登の幻想的な一軒家「ランプの宿」と和倉温泉で寛ぐ奥能登3日間」で奥能登に行きました。

 コロナのなか勇気ある8名の小団体旅行です。広島から2名、岡山から4名、そして愛媛から我々2名の参加です。

 我々、「ランプの宿」ではランクアップして「波の離宮」に宿泊。わずか4棟だけのメゾネット式一戸建ての離れで、お風呂は露天風呂になっている。
 窓を開放すると、屋根つき露天風呂になり、岩の存在が美しい入り江の海が目の前に・・・・。解放感と夏の暖かさから、海からの風が気持ちの良い
 露天風呂となります。

 隔離されたような秘境の様な海岸にある宿は、黒く塗られた家に使われた材木が、古民家を思われる情緒溢れた静かな離れです。

 テレビは無く、電球のランプになったランプがそこかしこに飾られて、雰囲気をかもし出しています。(30年前では電気がなく本物のランプを使って
 民宿を営業していた宿の歴史があるようです。)

 控えめにライトアップされた宿の風景も素敵でしたし、日本海で採れた新鮮な魚や海草を使った料理も美味しくムード満点でした。

 和倉温泉では「のど楽」という大きな和風旅館で宿泊。日本的情緒・風情あるホテルでした。今まで、日本家屋旅館に泊まる国内旅行をあまり
 しなかった私たちには珍しい旅館で新鮮でした。      (2022年7月19日〜21日)

一日目

 
松山に住んでいながら松山駅近くのホテルで前泊し、朝3時半起きで5時05分松山始発電車「しおかぜ4号」に乗って
 松山を出発しました。近くに住んでいながら前泊なんて初めてのことでした。

 「しおかぜ4号」で岡山に着くと、そこで、岡山からの4人と合流し新幹線「のぞみ98号」に乗車し、広島からの二人と
 合流。新大阪まで・・・。新大阪から「サンダーバード13号」で金沢着。今回の旅行が始まりました。添乗員・運転手・
 ガイドを含め総勢11人の旅。

 「のどぐろご膳昼食の後、兼六園見学、千里浜ドライブウェイを見ながら和倉温泉へ。

 千里浜ドライブウェイは、波が荒く浜辺近く打ち寄せているためドライブ中止で見晴らし台より見学。
 ニュージーランド北島で「90マイル・ビーチ」と言う砂浜を車で走った経験から、ニュージーランドよりずっと小規模と
 思われますが、記憶では、ここの浜の砂は白っぽく、ニュージーランドのビーチの砂は黒っぽい感じでした。

和倉温泉の宿は「のと楽」。和風の大きな
ホテル。

竜安寺の石庭を思わせる玄関入口付近の
庭の砂の紋が心落ち着く。

夕食時力強い御陣太鼓が披露された。

この御陣太鼓は、越後の上杉謙信が
能登に攻め入った時、武器を持たない
人々が木の皮で作った面と海藻の髪を
付けて夜闇に乗じて太鼓を打ち鳴らし、
 
 千里浜 90まマイル・ビーチ 
  追い返したとの言い伝えがあると言う・・。独特な異様な雰囲気と迫力ある太鼓の音は迫力満点でした。 
 

  サンダーバード13号    

   通路を挟んで、2列の  椅子席、一列の椅子席に 
別かれている。    
日本の列車では珍しい。 
ヨーロッパではよく見かけ 
ましたが・・・。   



 

のどグロご膳 兼六園   千里浜ドライブウェイ        宿「のと楽」

        
 庭の街灯 懐石風夕食  空気たっぷり座布団  御陣乗太鼓 

二日目

 朝9時20分出発。。「のとじま水族館」へ。能登島に入ってしばらく走った海沿いの入り江の海に、多くのイルカが泳いでいて、バスの運転手さんが
 見つけてバスを止めてくれました。この近くの海に14頭のイルカが住みついていて回遊しているそうです。「いつも見られるわけではない」と
 ガイドさんは言っていました。幸運だったようです。

 「のとじま水族館」には、能登半島近に生息し回遊してくる魚を中心に展示していると言います。水族館好きの私にはなかなか楽しめる水族館でした。
 元々、金沢市内にあった個人所有の動物園と水族館の生き物を石川県が買い上げて、水族館はここ能登島に移転したとガイドさんが説明して
 いました。効率よく見ると1時間でまわれるでしょうが、イルカショーを見たりゆっくり見ていると、反日使ってしまいそうです。

     


 昼食は能登牛のステーキ重。美味しかった。そしてレストラン前は広々牧場風に芝を植えた庭になっていて景色も素敵。近くに、「世界一長いベンチ」
 と言う観光場所があり、食後の散歩に見学してきました。その後「千枚田」を見学。加えて「聖域の岬」見学。ここは穴裏から見る「青の洞窟」がある
 

千枚田  聖域岬
   
     

よしが浦温泉・ランプの宿

   聖域岬の青の洞窟より反対側の入り江海岸に降りて行った、窪地のような位置に建っている宿で
 送迎の車で「スイッチバック式」運転で降りて行きます。

 運転手はかなり運転技術が必要だと思います。40度くらいある傾斜を、前向きだけでなく
 後ろ向きに降りて行きます。乗せてもらっている方も傾斜のきついバック運転に心配になる・・・。

 慣れない者には、前向き運転でも難しい、きつい傾斜と細い道でした。

 NET検索によると、私たちが泊まった「波の離宮」の宿泊料は、二食付一泊二人一室
  121,000円のようですが阪急の団体なので宿泊代は判りません。ランクアップ料金は
 宿泊費を含む通常の旅行代金のほかに一人30,000円支払いましたが、季節や繁忙期で
 料金は変わるようです。

 秘境のような地にあっても高額ですが、なかなか予約出来ないほど人気の宿のようです。
 コロナの時期でもあり、多少空いていたようでもありますし、大きな団体では泊まれる部屋数は
 なさそうです。しかし、通常の時間を忘れるゆったりした時間と、テレビの無い過ごし方が、懐かしい
 時間でとても良かったです。でも長くいると退屈しそうですが・・・。

三日目

 
朝10時出発。半島の頂上にあるお土産店で
 お土産を買って次の観光地、
見附島・別名「軍艦島」へ。
 記念写真を撮ってバスに搭乗。

 石川県と富山県境の線を跨いで富山に入り
 「富士湾鮨」の昼食。

 雨晴(あめはらし)海岸観光後帰路につきました。

 追=晴天の日には、この海岸からは海越しに
   3,000メートル級の立山連峰を望むことが出来る
   景勝地だとか。
   また、「義経岩」の伝説があるという。

   1187年源義経一行が山伏姿に身を包み奥州平泉に
   落ち延びる途中、にわか雨をしのぐ為弁慶が持ち上げた
   岩の陰でにわか雨の晴れるのを待ったという伝説から
   「雨腫(あめはらし)」と呼ばれるようになった。と
   言われているとか・・。

 金沢駅16:29分発「サンダーバード」で新大阪
新幹線で
 岡山へ。ほかの皆さんや添乗員さんと別れ、
 「しおかぜ27号」で11時半過ぎ松山着。
 タクシーで我が家に。

 旅行終了。疲れた・・。やはり高齢者か・・・?朝から、
 バスに長距離乗った後、電車3種を乗り継いだ…疲れる
 のも当たり前。バタン・キューで眠ったが横になると
 疲れが取れた。

 次の朝は元気で、後片付けと洗濯に勤しんだ。

 
 
 

ランプの宿の朝食・夕食(懐石コース料理)
       


 これに、炊き込みご飯と
 お味噌汁に漬物、お茶が
 出ます。食前酒は多分
 梅酒だったと思います。
 (リキュールに詳しくない
 ので、悪しからず・・・)

買ったお土産数限りなく並んでいました。迷っていても仕方ありませんので、適当に買いました。買い物って楽しいです。
          ただ、持ち帰るには重いので送ってもらいましたが、「のと楽」では、送料だけでなく段ボール代も請求されたようで
          合計2、000円支払いました。滋賀県の彦根では600円程度の送料だけでしたが・・・・。旅館とお土産専門店との差
          でしょうか・・?
          おみやげ専門店(スーパーほどの大きさ)だと段ボールは使いまわしでしょうから・・・。