オペラ鑑賞と京都・大阪

2022年10月30日、大阪のフェスティバルホールでのオペラ鑑賞と京都と大阪を観光をしました。
演題はモーツアルトの「魔笛」で夫が大ファンの
アンドレア・ロストさんがパミーナ役を演じています。

大阪まで行くのだから、宇治の平等院と大阪城や水族館「海遊館」に行ってみようと足を延ばしてみました。
宇治平等院は初めての観光でしたが、大阪城は60年ぶりくらい・・・海遊館は初めての入館でした。
そして私にとって大阪は初訪問・・・。やはり大都会でした。
松山は静かでゆったりした田舎の中都市だと感じましたが、住めば都で、悪くない町ではあります。

一日目
  朝9:00発大阪行き74人乗りボンバルディア・プロペラ機で大阪まで・・・。満席でした。コロナで疲弊していた航空会社も稼働を始めた様で、
  良かったと思います。伊丹空港からは、空港バスで京都まで。駅のコインロッカーにスーツケースを預けて宇治に向かいました。

  宇治に着くと丁度お昼時、駅前のレストランに入って、抹茶で作ったカレーを食べてみました。宇治茶の町らしく、お土産品も宇治茶が
  ほとんど・・・。お菓子なども宇治茶利用のものばかりですし、食べ物には宇治茶を使った創作ものが多くあります。平等院までの参道は
  お土産物店や喫茶・旅館など観光客相手のお商売店ばかりです。土曜日のせいもあってか・・コロナ明けでも人は多く混雑していました。
  若者と高齢者が半々といったところでしょうか?

  ここ宇治には「宇治源氏物語ミュージアム」があるようでした。見学に加えるのは高齢者の体力にはきついかもしれないと、スルーして
  京都の宿に向かいました。そう言えば、宇治大橋のそばに「紫式部」の石像がありました。

  ホテルに着いてからは、夫はプールで・・・、私は温泉のジャグジーで時間を過ごし、ルームサービスを依頼しての夕食を取って就寝。

昼食で食べたカレーとアイス  宇治では、駅前のレストランとお土産店を兼ねた
 レストランで昼食を取りました。

 「あいがけカレー」という抹茶味のカレーと
 ほうじ茶キーマカレーが両方かけられたカレー。

 珍しいだけでなく美味しいです。
 今まで食べた経験がありませんでしたが、ほうじ茶
 キーマカレーの方が好きでした。

 「アイスクリームは三色のアイス一つをほうじ茶味と
 香りで食べたかったなー」という感想ですが、色目の
 関係でしょうか・・?でも美味しかった。


 お土産品もここで買って平等院へ向かいました。

 お天気も良く、暑くも寒くもない秋の午後でした。
、 


あいがけカレー


三食アイス
(抹茶味)

買ったお土産
 見ていると、
 買いたくなるもの
 ばかりでした。

 工夫していますね。

 終活を始めた
 私たちのお土産は
 食べ物だけなのです。
 物として残らない
 お土産だけとなって
 しまいました。

 今後長く楽しめ
 そうです。
         

平等院・鳳凰堂と宇治大橋
 永年7年(1052年)、藤原義道が父道長の別荘を寺院に改装して創建された阿弥陀堂だといいます。経典に描かれている浄土の宮殿をイメージして
 改装された建物だと言われています。そしてその内部には平安の多くの文化財が伝えられているそうです。雲中供養菩薩像52躯は、雲に乗って
 様々な楽器を奏で舞う伸び伸びとかつ繊細に彫り上げられていました。なんだかキリスト教でも天使が雲に乗っていたりで、信仰の世界は似通って
 いるなーと感じたものです。
   平等院は10円玉の裏に刻印されている
 有名な阿弥陀堂ですが、鳳凰堂は
 世界遺産に登録されている阿弥陀堂です。

 このお寺の宗派は、創建時は天台宗、
 1500年に浄土宗となり、現在では
 特定の宗派に属さない、天台宗と浄土宗が
 共同管理するお寺の様です。

 2001年に宗教法人では珍しいという
 総合登録博物館が建てられたそうです。

 私たちも入って見学してみました。
 なかなか面白いです。

 寺院内部の入館は1時間半待ちで切符を
 発売していましたが、平等院の周りだけ
 見学して帰ってきました。

 昔の人は信仰深く、大きな建物を建て
 「すごいなー」と思います。

 何年もの間存在できる木造建築に・・・
 またその大きさと芸術性に・・・、感動を
 します。

 キリスト教の大きなお教会にも驚きましたが、
 京都や奈良の古いお寺では、今の建築技術に
 勝るとも思える建築物には関心します。

 美術的にも建築技術にも驚くばかりですが、
 すばらしく美しいです。
 
 宇治大橋は木製で風情がありました。そばに紫式部の石像が源氏物語の世界に誘ってくれます。  

二日目

 朝9時50分発のシャトルバスで京都駅へ・・・。JR電車で大阪まで行きました。ホテルに荷物を預けて、水族館「海遊館に」行く予定でしたが、
 宿泊予定の「リッツ・カールトン大阪」は駅から徒歩6分と言うことで、歩きで行くことにしたところ大阪駅で迷ってしまってホテル到着に1時間も
 かかってしまい、予定を変更せざるを得ませんでした。

 駅の出口を調べていなかったため手間取ってしまったのです。なんという失態・・。今までにない失敗でした。高齢者になった結果でしょうか・・・?
 「桜橋出口」からだと荷物をもって徒歩10分なのです。

 チェックインはまだ出来ないので、荷物を預けて駅構内で昼食を取り、タクシーでオペラ会場で
 ある「フェスティバル・ホール」へ向かいました。
 2時の会場には時間があったので、向かい側に立つ「コンラッド・ホテル」のロビーまで上がって
 みました。

 ここコンラッドホテルも素敵でした。コンラッドホテルは、シンガポール旅行中に4連泊した
 経験がありますが、感じの好い高級ホテルでした。
 「夜の公演の場合は、このホテルにすると楽だね。」と夫と話し合ったものです。

 「リッツカールトン・ホテル大阪」でも、フェスティバルホール前から市内バスがあり便利に
 駅まで帰り、徒歩でホテルまで7~8分でした。

 ハンガリー国立歌劇場公演のオペラ「魔笛」は素敵な時間でした。足が悪く歩きにくくなった
 ようなお年寄りも沢山見に来ていて、「健康上無理が無ければ、こうした時間を持つべきだ」
 と思いました。「人に迷惑をかけたくない・・・。」などの配慮は控えめでよいと思います。

 高齢者だから・・・と家に籠るのは、老化を早めると思うのです。健康年齢を高めるため、
 こうした趣味は続けていて欲しいと思ったものでした。
 
鶏焼肉料理専門店で昼食。良いお味でしたが、
量が多くご飯を半分残しました。会計の時
夫は「美味しかったけど、多すぎて
残しました。カロリー制限中なので・・」
と言い訳をしていました。気を使ったのかな?
三日目

 朝食後、チェックアウトし荷物を預けて、タクシーで大阪城へ向かいました。9:00入場開始。天守閣まで登って見ました。大阪城は少々がっかり。
 今までのお城が、素晴らしかったのか・・・?その後タクシーで水族館へ。大阪城から乗ったタクシー代は、5000円弱、遠かったです。
 水族館では幼稚園児の団体で、大騒ぎの上待ち時間1時間半。予想外でした。

 見終わって外に出ると閑散としていました。

 市内バスで大阪駅まで帰りましたが、あまりの遠さにビックリです。約1時間かかりました。しかし、バス代は210円。松山の伊予鉄バスがいかに
 高いか…実感しました。大都市では利用者数の違いから、こうなるようですね。その後駅で昼食をとってホテルに荷物を取りに戻りホテルの近くから
 出発する空港バスで伊丹空港へ。18時45分松山行きボンバルディア機74人乗りに搭乗。これもまた満席でした。帰松。タクシーで我が家へ。

 翌日の洗濯物がすごい。荷物の整理と洗濯・掃除で大変でしたが、まだまだ旅行に行けそう・・・。今のうちに楽しんでおきます。
 

大阪城

水族館・海遊館

 


泊まったホテル
(ウエスティン都ホテル京都)
離れ式別棟の部屋もある。お金持ちの逢引きを連想する家屋で、谷崎潤一郎の世界を思い浮べてしまいます。
(左)
  ロビー

(右)
  部屋風景
  
京都の街が一望できる
  眺望抜群。

(下左)
  ルームサービス
(下中)
  離れ式宿
(下右)
  結婚式用チャペル

リッツカールトン大阪
予約した部屋は最上階の部屋、窓の眺望は伊丹方面。夜飛行機が飛ぶのが見えました。高級ホテルらしく落ち着いた素敵な雰囲気でした。
リッツホテルには、1990年にスペイン旅行をした時、バルセロナ・リッツに4連泊した経験があります。シャンデリア満載のレストランが
印象に残っています。また、よくコンシェルジェに愛想よく声をかけられたことも覚えています。

               ロビー

               喫茶・飾り付け窓
 
裏口玄関
        
               客室        

朝食用レストラン・ビュッフェ         


夜景の中に下りてくる飛行機         

買った土産
京都・漬物
 この他に2種のお漬物を
 購入していましたが、
 待ちきれなくて、ホテルで
 開けて食べてしまいました。

 ビールのおつまみで
 食べました。

 京都のお漬物は塩気が
 少なく、それでいて
 味が染みていて美味です。

 少々お高いですが、
 買ってしまいますね。
(右)はお弁当で買いました。
 
 

大阪・たこ焼き&餃子

ハロイン飾りつけ
 ウエスティン都ホテル京都 リッツカールトン大阪 

オペラ鑑賞感想

 大阪フェスティバルホールで行われた演目は、
 ハンガリー国立歌劇団によるモーツアルトの「魔笛」です。
 パミーナ役は、夫が大ファンの
アンドレア・ロストさん。
 パミーノ役は、ジョージェフ・ムックさんです。

 一階席は後方両サイド少々空席でしたが、ほとんど満席に近い
 状態でした。オペラ歌手の方々ってすごい声量で、あんな大きな
 ホールに声が届くってすごいです。
 人間声器のすごさを感じます。

 この「魔笛」を最初に見たのは、1989年にオーストリア旅行を
 した時、ザルツブルクでの「マリオネット歌劇」でした。
 劇場も200~300人程度が入場できる小さな劇場でした。
 かわいい人形の演技に一日観光した後の疲れも感じず
 見入ってしまいました。隣の夫は疲れから居眠りをしていて、「いびきをかかないか・・。」と心配でした。モーツアルトの曲は聞きやすく、
 あらすじが解らなくても聴き通せます。私にとっては楽しい時間でした。

 オーストリアでは、マリオネット・オペラでも正装して観劇していて、幕と幕の間では、喫茶のようなところでシャンパンやビール、
 アペタイザーなどの飲食をして楽しんでいて、日本で言えば、歌舞伎の合間に食堂に行って幕の内弁当を食べるような感覚の様でした。

 私が今まで見たオペラと言えば、「魔笛」「ナブッコ」「蝶々夫人」「カルメン」「アイーダ」くらいです。

 しかし夫は、いつの間にかオペラにはまってしまい、オペラのためにだけ一人で、ウィーン、ニューヨーク、イタリア・ミラノやベローナまで
 オペラ鑑賞に行くようになりました。

 多くのCDやDVDを持っていて、解説書も沢山買って読んでいます。

 たまにはこうした時間も持ちたいと思って帰った来ました。

おまけの感想

 大阪フェスティバルホールに着いて時間があったので、真向かいにある「コンラッド・ホテル」に行ってみました。

 「お茶でも、飲もうか・・・?」と夫が言うので行ってみましたが、フェスティバルホールでの催し物の時には便利だと気付きました。

 今回はお昼3時開演でしたから、駅近くのホテルで充分でしたが、夜のものだと近くが良い。次回は「コンラッド・ホテル」にしようと
 話し合ったものでした。

 高層ビルの高層階にある「コンラッド・ホテル」は素敵でした。前衛的な装飾物もホテルの雰囲気に合っていました。超モダニズム。
 天井が高く近代的な雰囲気で「また、これも良し・・。」といった感じでした。

 コンラッド・ホテルには、シンガポールで5連泊したことがあります。このシンガポールのコンラッドホテルも好みのホテルでした。
 スタッフが洗練されていた。

 私たちは、多くの海外旅行を楽しんだ過去がありますが、個人旅行が多かったせいで、夫の好みで高級ホテルに泊まることがほとんどでした。
 今でも習慣でホテルにはこだわってしまいます。高級ホテルはスタッフが洗練されています。また日本と違って外国では、リーズナブルなホテルに
 泊まると 忙しい時間帯などには気分の悪い対応に嫌な思いをすることがありますが、高級ホテルではどんな時間帯でも、洗練された対応を
 してくれます。そして、治安も安心です。内部も綺麗です。設備も整っていて便利。それが、高額な金額を支払う理由になってしまいました。

   

お ま け

お土産のカレー

 京都宇治に観光に行って、お土産で買ってきた宇治抹茶レトルトカレーを昼食で食べてみました。

 抹茶カレーと福神漬け、人参と大根のなま酢、おかわかめのすだち酢のもの、果物(富有柿、メロン)

 面白い味ですが美味しいです。

 多量に買って送ってもらいましたので、親しい人に配ろうと思っています。

 以前は「おみやげにうまいもの無し」と言われていましたが、今は研究されていて美味しいもの
 だらけです。

 買って後悔したものが少ない・・・。良い時代です。   (2022年11月5日)


エコへの勧誘

 右写真は「リッツカールトン・ホテル」でのルームサービスで付けて頂いた各種パンが残った
 パンを持ち帰ったものです。

 これ小さなフランスパン(ミニ・バゲット)です。硬くて食べられなかったので、持ち帰って右
 のように切って冷蔵庫に保管して、スープに浮かせて柔らかくして食べています。

 「リッツカールトン・ホテル」のような高級ホテルでは、食べ残ったパンを使い回すことはなく、
 捨ててしまうだろうことから、持ち帰って食べているのです。

 「もったいない。」の精神ですが、エコにもなり、ごみを減らすことにもつながると思って実行して
 いるのです。世界中では食べるものが無く餓えている人もいるというのに・・・と、こんな節約を
 してしまうのです。古い考えでしょうか・・・?でも私はお勧めします。ごみは減らしましょう。
 円安で小麦粉の輸入も高くなっているでしょうから・・・・。
             (2022年11月8日)

  お土産のリトルト食品

 京都宇治で買ったお土産「レトルト食品」で作った
 「宇治抹茶カルボナーラ」。

 少し具を加えて一人分を二人で分けて食べると量的に
 丁度よいです。

 まあまあー美味しいです。

 変わり映えした食事が食べたくなったら食べたいもの
 でした。

 加えた材料は「しいたけ、たまねぎ、ベーコン」です。
              (2022年11月11日)