オーストリア列車の旅
1989年8月から9月にかけて列車にてオーストリアを旅行しました。ラビットカードと言われる
周遊券を使っての鉄道列車の旅です。オーストリアは2等車で十分快適です。
ヨーロッパアルプスの国らしく山気分満喫、音楽の都らしくクラシック音楽満喫。芸術満喫。
落ち着いた旅行でした。しかし私時々道を聞かれます。「私は外人!外人!!私に聞かないでよ!!!」
夫が言いました。「よっぽど大きな顔してここの住人です、といった態度で歩いているのだろうなー」って。
実はどの国でもです。反省すべきか否か?それが問題だ。

ラビットカード

このカードは一日全ての路線で何回乗っても有効。日数は購入時に決定する。
移動日を考えて有効日数を決定するといいのです。いちいち切符を購入する
手間も省け間違いも少ない。乗りたい方面へ乗っていれば車掌さんが検札に
訪れスタンプを押してくれるし、日付を確認してくれる便利なカードです。
オーストリア国内だけです。(カード名など変更してるかもしれません。)
シェーンブルン宮殿

モーツアルトとマリーアントアネットが音楽会の場で
知り合って、モーツアルトがマリーアントアネットに
「結婚してあげるよ」と言ったとか?の部屋が
あります。昔の貴族は金きら金がお好きですね!
何処に行っても宮殿は金きら金です。
何かしら落ち着きません。育ちのせいでしょうか?
王宮美術館

建物の凄さばかりではありません。コレクションも
相当なものです。2度目に行ったとき、お目当ての
作品が展示されていませんでしたので、
係員に聞きました。「現在日本に貸し出しているよ
日本に帰ったら、見られるよ」
それでは駄目なんです。ここに在ってここで見たい!
そんなこと感じたことありませんか?
美術館の一つの必然なのです。
思い出と伴にある絵もあるのです。
ベートーベンの散策路

ウィーンの森にベートーベンの散策路と言うのが
あります。温泉保養地のバーデンから発していて
ベートーベンがこの道を歩きながら風の音や
風がざわめかせる木々の葉の音などを聞いて
曲の構想を考えていたとされる道です。その道を
真っ赤なチロリアンハットを被って
散策していたら、犬を散歩させているおじさんに
出会いました。「オーマイ ゴット!」と言うので
「グーテン ターク」と返しました。おでこに
手を当ててあきれていました。
どうして?何で?私の勝手でしょう?

ヘルンブルン宮殿

この宮殿の持ち主は冗談がお好きだったそうで
噴水で随分悪戯をしています。ガイドが
それを使って悪戯しますので、濡れてもいい格好で
見物ください。面白いです。みんな面白半分で
期待しています。笑いが絶えませんでした。
ザルツブルグ

看板がとりわけ面白い。色々で愉しいのですが
下をよく見て歩いてください。危ないですよ。

ザルツブルグ ホーエンザルツブルグ城

ザルツブルグ滞在中、日曜日は雨でした。
朝、教会の鐘が3−4箇所から鳴り響いて
こだましていました。ロマンチック!!
雨もまた素敵。
チロリアンダンスの夕べ
ホテルから歩いていける所の別のホテルで
チロリアンダンス・ディナーショーがありました。
個人客なので良い席は団体客に取られて前の方。
ドスドス足を鳴らして踊るので、埃だらけ。
ワイングラスを押さえてみたりで、ちょっと興ざめです
帰りは夫と二人で夜道を歩いて帰りました。
外国でこんなことするのは、初めてでした。
夜は必ずタクシーで帰りましたから。
ドロボーに会わずに良かった!!!
マリオネット・オペラ

ザルツブルグではマリオネットによるオペラを
鑑賞しました。 モーツアルトの「魔笛」です。
隣に座ったわが夫はすやすやおねんねです。
いびきをかかないかと心配でした。
今では考えられません。オペラのために
外国まで鑑賞に行くのですから・・・。
インスブルック

冬季オリンピックが
開催された町。
山に囲まれていてなかなか
素敵です。
ここにも凱旋門がありました。
チロルの谷

登山電車で通過した
のはチロルの谷
シュトバイタール・フル
プメス。チロルの谷!
そのものの雰囲気。
オーストリアの電車

上はザルツカン・マーグートの登山電車です。
ザルツカン・マーグートは
サウンド・オブ・ミュージックの舞台となった
美しい湖や山のある所ですが、そこの山
シャークベルクに登る登山電車です。
下はリンツ市内を走る路面電車。

ロック・クライミング

よーくご覧下さい。人がロック・クライミングの
降りをしています。ガイドが一人ついていました。
私たちも座って様子を見ていましたが、ロープを
使って安全に降りていたのですが、心配でした。
高山の花

高山の花は素敵です。こんなに厳しい所に咲く
花にしてはどうしてこうも美しく繊細なのでしょう
今にも壊れそうにおとなしく咲いています。
雑草のイメージとは全く違います。
でも、生命力溢れているのでしょうね。
まるで大和撫子。
ベルヘンにある 氷穴

ザルツブルグから列車で約90分くらいの位置に
ベルヘンと言う町があります。
そこの山の中腹に氷穴があり、探検できます。
カンテラ下げて真っ暗な中へ入っていきますが
氷が解けるのを嫌って入場回数制限をしています。
寒いので暖かくして入場する必要があります。
綺麗です。時々、発煙筒をたいて照明をあてて
くれますが、まるで夢の中にでも居るようです。
鍾乳洞に似ています。