夫 の 料 理 (改訂版)

 「ひとりごと」に書いた、夫が興味を持った料理に関する記事をまとめてみました。興味のある方は、お読みください。
2016年5月に、少し修正しました。今後、新しい料理に挑戦した時、写真付きで紹介したいと思います。

夫が大変身−1

  今日の夕食は夫が作りました。とても美味しく、始めて作るにしては上出来でした。

  ある日夫が私に、「テフロン加工のフライパンが欲しい」と言いだしたのです。そこでスーパーに買いに行ったのです。翌日には
  本屋さんから一冊の料理の本を買って来ました。そして今日、その材料を買いに行くと言うので同行したのでした。

  メモをして、かじきマグロ・ミニトマト・ズッキーニ・生パン粉・タイムにローズマリー・オイスターソース等を買い求めました。

  「かじきのトマトパン粉焼き」というものと、「キャベツのオイスターソースいため」を作ったのです。良いかほりの
  洋風料理(脂質、塩分、カロリーオフ)でした。

  この頃夫が料理に目覚めたようです。好奇心満々で、洋風ハーブについて訊ねてくるのす。「どんなかほりか?」「どんな味か?」
  「使って見るより仕方ない」と答えて作ってもらっています。オーブンや電子レンジの詳細な使い方もよく訊いて来ます。日経新聞の
  「簡単美味」のレシピも切り抜いて集めているようです。「明日はこれを作る」と意欲満々なので楽しみにしています。
  当分の間、私は後片付けと洗い物係になるでしょう。私は「楽して得取れ!!」の気分です。     (2011年6月11日)



夫が大変身−2

  夫が料理に目覚めてから、「ズッキーニ・カレー(シーフードカレー)」「マーボなす」や「ハンバーグ」を作ってくれましたが、
  実際の所、見るに堪え難い要領の悪さです。大抵1時間は余計に待たされます。

  「慎重に作っているから次からは早い。」と見えを切っています。材料の使い忘れや台所の汚れ、器具の使い過ぎが目立っていて、
  後片付けが大変ですが、折角の挑戦なので大目に見ることにしました。少しでも手を出すと怒りだします。まるで子供の仕事ぶり
  ですが、黙って見守る事にしています。味はまあまあです。

  それにしても時間のかかり方が気になります。 しかし今だ使った事の無い調味料を買って使います。レシピ通りでないと進行しないの
  でしょう。そのため私の味や香りではなく珍しい味です。美味しく頂いています。今では鍋に不満が生じて、「新しいのを買う」と
  言いだしました。何時まで頑張るのか楽しみです。                 (2011年6月16日)


  追記=案外長続きをしています。週4日は、夕食を作っています。意外でした。こんない続くとは・・・・
                                            (2014年6月3日)


夫が大変身−3

  今夜の夕食は「アジの干物のアクアパッツア」でした。イタリアンですが、アジの干物を
  使います。大変美味しく、そして料理時間が少ないので待たされません。
  夫が「ブリュッセル・ヒルトンのレストランレベルだ」と自慢たらたらです。

  というのも以前ベルギーに行った時に、ブリュッセル・ヒルトンに泊まり、レストランで
  魚料理と白ワイン(シャブリ)を注文した処とても美味しく、今だその味が忘れられません。

  それに匹敵すると夫は得意満面なのですが、『当たらずとも遠からじ』でした。意外と
  美味しいこの料理。「お試しあれ」と言いたいくらいです。作り方はNHKテレビテキスト
  「今日の料理」6月号に載っています。           (2011年6月17日)



夫が大変身−4

  夫が夕食を作りだして約2週間が経ち、なかなか美味しい夕食を食べる日々が続いています。今夜は 「タンドリーチキンとラッシィー」
  でした。この料理一度失敗し再度挑戦した料理です。

  最初チキンを焼き過ぎて固くなりましたが美味しいものでした。「もう一度やる」と意気込んで再度挑戦して成功しました。ラッシーは
  都合よくマンゴーを頂いていたので「マンゴー・ラッシー」にしました。

  インド料理店で飲むのと同じとても美味しく頂いたものです。昨日は、豚肉で自家製ハムを作り大成功でした。料理本を見ながらですが、
  大抵は美味しものに仕上がります。今まで不器用な人と思っていたのは間違いだったかしら?色々な料理を割と器用に上手に作ります。
  でも副菜が貧しく品祖ですが、年寄りには丁度良いかもしれません。と言うのも、食べ過ぎることがなく健康的です。「まだ飽きは来て
  いない」と言っているので、楽しみです。私は心置きなく絵に専念しています。        (2011年・6月・27日)
夫が大変身−5

 ある日夫が日経新聞の切り抜きを持ってきて、「これを買いたい。」と言うのです。スモーク&ロースター「けむらん亭」と言う電気製品です。

 燻製を作りたいようです。早速電気屋さんで買ってきました。安いチーズを燻製にし、ベーコンの塊を燻製にし、イカのリングを燻製にしました。
 当分これに凝ってしまうでしょう。付いていた説明書には、沢山の見本料理が載っていますので、一回づつ作ってみて気に入った料理を
 作って楽しむのではないかと思います。

 男性も仕事をリタイア―すると、身近な所でいろいろ新しいことに挑戦して楽しむようになるようです。以前は退職した旦那様は「濡れ落ち葉」
 などと称され奥様に嫌がられたものですが、我が家のリタイア―夫は、多くの事を新しくはじめ、人生を楽しむようになり、生き生きしています。
 私の仕事も大分とられてしまいましたが、楽して徳取れ!!の精神でお任せしています。「濡れ落ち葉」どころか、糸の切れた凧の部分
 大ありです。                                                 (2016年9月10日)



男の料理−1

  先日 妹の家の昼食に招待をされ出かけました。妹の夫が作った「男の料理」のお相伴に与かるためです。妹の夫は泌尿器科の医者で、
  定年退職した後、契約医で勤務する今だ現役医師ですが、定年近くなった頃から料理を始めました。時々食事に招待してくれ「男の料理」を
  作って食べさせてくれるのです。

  簡単な料理ですが悪くない味で、私の夫とお世辞抜きで褒めそやしました。その後何時しか我夫も料理本を見ながら料理を作るようになり、
  私も美味しく夫の男の料理を楽しむようになっています。

  思うに 女性は今まで義務として強制的に料理を作ることが多く、楽しんで食事を用意する人は少ないようです。(私は例外で料理好き
  ですが・・。)それに比べ男性は趣味や気分転換で料理するせいか、楽しそうで、最近ではスーパーマーケットの食品を見るのが楽しみで、
  目が輝いています。私の夫は 鍋やフライパンに凝り始め この頃計量器に興味を持ってきました。日本人も外人っぽくなってきたようです。

  外国の男性(特に先進国)は料理が上手だと聞いています。日本の男性は以前「男子厨房に入らず」などと台所に立つ事を良しとしません
  でしたが、この分野にもジェンダー・フリーが始まっているのかもしれません。         (2011年・9月・21日)


夫の料理ー1 (ホット・サンドイッチ)

  夫が料理に興味をもって長くなりましたが、この頃「アンチョビのクロックムッシュ風」というホットサンドを朝食に食していたようです。
  今朝「あんたも食べるなら、作ってあげるよ。」と言うので作ってもらいましたが、なかなかのものです。食パン一枚の上にアンチョビ・
  トマト・ハム・ピザ用チーズを重ねて並べ、バジルの葉数枚を上に並べてもう一枚の食パンで挟み、フライパンにオリーブオイルを敷き
  両面を適宜焼きます。

  夫は一人で楽しんで食べていたようです。驚くほど美味しいです。しかしアンチョビに少し癖がありますので、好みは分かれるかも
  しれません。簡単です。お試しあれ!! ちなみに私の朝食は、今までは、アンパン一個とバナナにコーヒー・時々味噌汁でした。
                                                       (2011年・10月・26日)


夫の料理−2

  夫が料理に興味を持って久しくなりますが、この頃愛用雑誌に「料理本」が加わりました。
  新しい料理本を買ってきて、真剣に読んでいます。なんだか微笑ましい限りです。最近の私は、後片づけ専門で、しら魚の様な手が荒れて
  お百姓さんの頑丈な手に変身してしまいました。(冗談です。太陽の下でテニス三昧の日々で、とっくに頑丈なお百姓さんの手になって
  いました。)

  最近は料理の調味料の種類が増えた事もあって夫の料理もとても美味しいです。料理本通りに作っているそうですが、シェフの味と
  手作りの味が相まって良い感じの物が多くなって来ました。初めのうちは「楽して得取れ」の思いでしたが最近、得意な仕事を干された
  気分で寂しい今日この頃です。                                  (2011年・11月・24日)


夫の料理ー3 (妻の対抗)

  夫に夕食料理作りを奪われたので、私の出番を変更する事にしました。何かの都合で忙しい夕方や、夫のやる気が出ない日の代用保存食
  作りを引き受ける事にしました。ポイント5倍の日などに買ってきた材料を使って冷凍食品を大量に作り置きします。市販の冷凍食品は、
  材料の出何処がはっきりしませんが、自分で作れば安心です。ギョウザや春巻き、コロッケにロールキャベツ、カレーにシチュー、
  海老ガラ出汁や鳥ガラスープ、きりがありませんが、仕事した達成感があります。これでまた、コレステロールが減らないかも
  しれませんね。                                             (2012年1月23日)



夫の料理ー4
  昨晩の夫の料理は「かつれつイタリアン」と言うものですが夫は、ちょっとかっこを付けて
  「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」という名前にしたいといます。

  どちらにしても美味しいもので、食べやすいものですが、盛ったお皿が料理に合っていません。それを言うと、プイと
  怒ってしまいました。最近プライドが生じて、助言すると怒ります。まあ、美味しく頂けたので問題ないのですが、
  こうして写真にすると、ごちゃごちゃで料理が映えません。「無地のお皿に持って欲しかった。」と思っています。

  見栄えも、もう少し研究を要すると思うのです。トマトの赤がお皿の赤と一緒になって、どんな材料で作ったのか
  分からなくなっています。残念!!

  カツレツの上にニンニク他の香草で味付けしたトマトソース・ピクルスみじん切り・おろした茹で卵(黄身と白身を
  別々に)・レモンスライスとパセリのみじん切りが乗せてあります。

  追記=後になって夫は、「見栄えは大事だね。」と言い始めました。しかし、「僕が作ってあげた!あんたなんか、
       じっとしていて文句ばかり言う。」と付け加えていました。まあ好いか。That's Right!!

                                          (2012年1月30日)

  追記=2016年頃になると、驚くほど見栄えを気にするようになりました。「プレバト」と言うテレビ番組を見ていますが、
       そこに、土居善晴先生の盛り付けの評価版があり、夫はそれを楽しんで見ているのです。それからというもの、
       「土居先生も、これなら才能ありを付ける!!」なんて意気揚々盛り付けるようになったのです。
                                    (2016年5月16日)
                                                            


   夫の料理−5(簡単篇)

  毎日夕食(主采だけ)を作ってくれるようになった夫ですが、なかなかのもので私も楽しんでいます。これは、
  安いマグロの塊に塩・こしょうし 粉チーズと小麦粉を混ぜたものをまぶしたあとサラダオイルでフライパンで
  焼き ソースをかけたものです。ソースはプレーンヨーグルトに わさびとマヨネーズをあわせたものです。

  周りの野菜はさやえんどう・アスパラガス・そらまめ(茹でてから皮をむく)を茹でて散らす。あっさり系で
  簡単、そして美味しいです。  お試しあれ!!これは二人分となります。    (2012年5月30日)


男の料理ー2

  先日の日曜日の昼食は、妹の夫の料理のお相伴にあずかるため妹夫婦の家に行ったのでした。モロッコ料理とかですが、食べた
  憶えのあるカレーチキンでした。とても美味しいものです。少し量が多かったにもかかわらず、マナーに従って完食してしまいました。
  しかし、無理なく食べていました。「料理は手術と同じです。」と彼は言います。

  手術好きだった彼は料理も好きな様です。食べてもらい、褒められるとまんざらでもないようで、意気揚々としています。たまには
  違った味の家庭料理も好いものだと思って帰りました。最近の日本男児も様変わりしたようです。    (2012年6月11日)



ごぼう茶

 
 夫が週刊誌からの切り抜きを見ながら作ったごぼう茶が出来上がっています。ごぼうは身体に良くポリフェノールが多く含まれていて、
  コレステロールの高い人にも良いとされていますが、毎日食べる事は難しいので、お茶にして飲みましょうと言う考えから作られた飲物の
  ようです。

  コレステロールの高かった私の為だと恩を着せますが、料理に挑戦するようになってから、色々な事に挑戦して今ではお茶にまで手を出し
  始めました。今まで「定年退職後の生き方は難しい。」と口走っていた夫が、心境の変化を遂げてから、生き生きと忙しく暮らすようになり
  安心しています。病気を乗り越え、生かされている事の有難さにも目覚めたのかもしれません。

  どんな味がしてどんな効果があるのか楽しみですが、もはや薬の力を借りてコレステロールの高さは、標準値ですから心配は無いのですが、
  一応恩に着せられてみることにしようと思います。

  ちなみに ごぼう茶の作り方は、土を洗い落としたごぼうを、皮をむかずにピューラーで削いで日光で約2時間干した後、フライパンで約15分
  空炒りすれば出来上がりです。後はお茶を入れる要領で飲む。
  一回分のごぼう茶の分量は5グラム。夏は冷やして飲んでも美味しいそうです。                    (2012年7月11日)

  追記1=飲んでみました。いけますよ。「この夏は、ごぼう茶だー」と 夫は意気込んでいます。
  追記2=このお茶、結構いけました。思いのほかよく作って飲みます。特に夏冷やしたごぼう茶は、好いです。そのため、この頃お茶代が
       あまりかからなくなりました。健康の方には、影響があったか分かりません。



 夫の料理ー6(みどりのシーフード・グラタン)

  海老やホタテといか そしてカリフラワーがはいったグラタンを夫が作りました。ルッコラまたはサラダ・
  ほーれん草と牛乳でホワイト・ソースを作ったグラタンです。

  色もきれいだし、とても美味しいです。けっこう手間が掛かりますが、頑張ったようです。、かなりいけます。
  白ワインが入っていますが、残った白ワインを飲みながら食べたい感じでした。

   ちなみに、この頃煮物が凄く美味しいです。何故こんなに上達したのか驚きです。(2012年12月18日)
 


夫が大変身−5

  夫が料理を楽しむようになって約2年になります。新聞の切り抜きや料理本が増えた事で、レシピを探すに,さいして、どこに載っていたか
  探し出すのに時間がかかるようになりました。

  今日夫が「こんなものを作ったよ。」と差し出した資料を見ると、今まで作った料理で気に入ったもののデータベースでした。
  魚貝料理、豚肉料理、牛肉料理、鳥肉料理、パスタ料理、スープごはん料理、その他に分類し、特徴やテキストの種類にページ数まで
  書き込んでいます。

  毎回テキストを見て作る夫は、自己流が少ない料理に徹していますが、時々レシピ通りをほんの少し違えて作ったりして、とても美味しい
  ものを作るようになりました。
  感心していましたが、デ―タベースとは・・・。ますます「嫁いらず」になりそうです。        (2013年6月22日)



夫の料理−7

 楽しんで夕食を作るようになった夫の料理ですが、今日の「ナスとベーコンのペンネ」は美味しいものでした。 
 赤ワインによく合います。バジルやオレガノ、パセリの香りがよく、チーズが食欲を誘います。

 夫は「料理は頭と手先を使うのでボケ防止によい。」といって、進んで作っていますが、長年作り続けてきた
 私は、作って貰って美味しく食べる楽しみが出来ました。

 最近は「もしかして私よりうまい?」なんて敗北宣言する寸前です。    (2013年8月28日)

  「ナスとベーコンのペンネ」作り方参照=2011年6月21日発行 NHKきょうの調理7月号77ページ


夫の料理ー8

  今日の夕食は、「ごろごろ野菜のパンプキンスープ」と うるめイワシの一夜干し、蕗の煮付け、佃煮と漬け物、
  果物は りんご そしてご飯でした。

  パンプキンスープは、朝日放送「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」から・・・。美味しかった。 コツは、
  最後に降る 粉のインスタントコーヒー。 香りがぐんと良くなりますし見た目も 写真写りもがぜん良くなります。
  美味しそうでしょう?

  大変美味しいです。是非 お試しください。          (2014年2月19日)
 


豚肉とキノコのデミグラス風シチュー

 
玉ねぎは薄切り、シメジは石づきを取ってほぐし、マッシュルームは石づきを取って、半分に切る。
 じゃがいもは一口大に切り、にんにくはつぶして荒目にみじん切りにする。豚肉は塩コショウをして
 小麦粉をまぶす。

 じゃがいもを鍋で煮てこふきいもにする。

 鍋にバターを溶かして、にんにくと玉ねぎを炒め、色付いたらマッシュルームとシメジを加えてしんなり
 するまで炒め、豚肉とローリエを加えて火を加え、トマトピューレと水、赤ワイン、スープの素を加え
 混ぜながら5分煮る。とろみが付いてきたら赤みそ、醤油、砂糖、みりんを加えて全体を混ぜ、最後に
 バターを入れて溶かす。

 こふき芋と器に盛り付け、みじん切りにしたパセリをふる。

 久々に載せる夫のヒット料理です。美味しいです。            (2016年5月21日)


夫の料理ー9

 夫が夕食に「牡蠣グラタン」を作りました。スーパーマーケットで無料で配っているレシピを見て
 作ったようですが、長ネギを斜めに5oスライスしたものと椎茸の小口切りが牡蠣と一緒に入った
 グラタンでした。

 しかしこれ、ちょっと長ネギの歯ごたえが硬い。噛み切りにくくて食べにくかったです。見た目には
 とても美味しそうに見えましたが、ちょっと外れ!!

 高齢者にはカロリーが高すぎて、夫は「もうこれっきりにする!」と言っていました。
 お試しあれ!!                       (2017年3月13日)