パ タ ゴ ニ ア 氷河


 ペリトモレノ氷河へのバスが、カラファテの街近くにあるアルヘンティーノ湖畔でバスストップしました。早朝の湖には、黒い首の白鳥、
 フラミンゴ、白色の白鳥、こまどりなど多くの渡り鳥が、優雅に朝を楽しんでいるかのようでした。



 早朝のペトモレニ氷河への途中には、餌を求めて多くのノスリ・ワシやハヤブサなどの鳥がクイの上に止まって様子をうかがっていました。
 バスの運転手さんが見つけて、ゆっくり走ってくれました。つがいでいるものもありましたし、遠くにはコンドルもいましたが、遠くて
 写真には撮れません。



 氷河観光一日目、ペリトモレノ氷河への道のり。広い平原をまっすぐに走る道路を長く走り、湖の横を走り抜け、所々でトイレタイムを取り
 進みました。雄大と言う言葉そのものです。せこせこ考えるのが嫌になりそうです。こういう風景は初めてです。本当に広い!!

 広いアメリカ合衆国の北西部平原を、妹家族と共にドライブ旅行した時の広さを、思い出したものです。


 氷河観光二日目、氷河観光クルーズのためバンデラ行への道中。この地方の牧場前でバスストップ。厳しい環境での放牧は厳しそうです。



 ペリトモレノ氷河は面積258平方キロメートル、長さ35キロメートル、幅4キロメートル、水面からの高さ60メートル、水中には
 倍以上の氷痕が底に着氷していると言われています。整備された歩道を歩いての観光ですが、氷の隙間の青には感動です。
 時々氷の崩落があります。

 今回、海の底にある氷河が崩落して浮き上がってきました。浮き上がった氷の塊の色は、水上のものより濃く、濃紺でした。
 現地ガイドのパウラさんも、「こんな大規模な水中の崩落を見たのは初めてだ。」と語るほどだったようです。

 氷河が見える地点にあるレストランで昼食後、再び氷河近くまで歩きました。午後は崩落が朝より頻繁であるということから、崩落を
 見るためです。途中、野生のカモやウサギ、野鳥に出会いました。カラファテの街の名前の素になった植物、とげの多いカラファテが
 紫のブルーベリーにそっくりな実をつけて生育していました。

 午後は、舟に乗って船からの氷河観光をしましたが、近くで見るペリトモレノ氷河もとても綺麗です。


     
     
     
 


氷河観光クルーズ

 二日目の氷河観光は遊覧船に乗ってのクルーズ。朝早く7時15分出発でバンデラ港へ。9時出航。約5時間半の遊覧です。
 雄大な風景を見ながら、パタゴニア最大の氷河「ウプサラ氷河」に向かいました。雪帽子をかぶった山、岩がむき出しの山、恵まれた天候、
 気持ちの良いクルーズですが、舟の先頭に立つと風が冷たく寒い風に吹きさらされます。

 ウプサラ氷河の後は、所々に浮かぶ氷河の近くで船は止まり、氷河の青に感動しながら、氷河の氷を入れたオンザロック・ウイスキーや
 リキュール、水などを飲みながらの鑑賞。

 氷河の青がこんなに美しいとは、想像以上でした。太陽に照らされてブルーに輝く氷河の色は、とても美しく清らかで、「神様ブルー」と
 名付けたい程でした。