リスボン写真集
べレンの塔、モニュメント
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ジェロニモス修道院
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アルカンタラ展望台
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リスボンは海に面した、明るい清潔な感じの街でした。国家が破綻しかかっている国とは思えない程の、魅力的な街です。
古くには相当に繁栄していたであろう事が、残された建物や遺跡で想像されます。活気と言うより のんびりムードですが、
喧噪のないのどかな雰囲気を感じました。バスの車窓から見るリスボンの街は、過去の遺産に脱帽と言う感じでした。
観光した場所
べレンの塔=16世紀、マヌエル一世によりバスコ・ダ・ガマ世界一周の偉業を記念して造られ、もとは船の航海を
監視し河口を守る要塞としても機能しました。マヌエル様式の優雅な姿は、海に浮かぶ貴婦人と
言われていると言います。(司馬遼太郎がドレスの裾を広げている姿を連想して、テージョ川の
貴婦人と表現したという説もあります。)お天気の良い朝の観光で、サングラスが必要なほどの
日差しでした。
発見のモニュメント=べレンの塔から東約500メートルにエンリケ航海王子500回忌を記念して造られ、帆船が
モチーフとなっています。彫刻には、先頭にエンリケ航海王子、その後に
アルフォンソ5世、次にバスコ・ダ・ガマ、と続き、天文学者や宣教師、地理学者や
船乗りが続いています。
パスティス・デ・ベレン=リスボンで有名なエッグタルトの食べられるレストラン。店先には多くの
エッグ・タルトを買い求めるお客で人だかりになっていました。
ジェロニモス修道院=バスコ・ダ・ガマとエンリケ航海王子の偉業を称えマヌエル一世によって建築が開始され
約300年かけて完成されました。香辛料貿易による莫大な利益による資金を
つぎ込んで建築されたマヌエル様式の最高傑作として世界遺産に登録されています。
国立古美術館=宮殿を改装して造られた古美術館で、日本の屏風などのコレクションも展示されています。
ポルトガル芸術、北方絵画、ボッシュの聖アントニウスの誘惑など充実したコレクションを
誇っています。イスラム芸術と思われる芸術品も数多くあります。
サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台=ちょっとした高台になっている場所に、公園が作られ、リスボンの
街並みが美しく広々と見渡せます。「七つの丘の街」と言われるリスボンの赤い屋根並みが
美しい。
目の前の向側の高台には、サン・ジョルジェ城やグラサ展望台、セニョーラ・ド・モンテ展望台
が見えます。
リスボンは東京の様な平地に広がった街ではない、坂の多い街である事に納得します。坂を登る
電車をよくテレビで見ていたことを思い出します。遠くに海を、所々に丘を持ち、家並みが
情緒を提供してくれナイス・ビューです。市民がベンチで本を読んだり、おしゃべりを楽しんで
いました。
ここで観光者向けの絵を売っていて、お仲間の一人が買い求め楽しんでいました。
10−15ユーロ程度の小さいなものでした。店主は絵描きの卵がアルバイトをしている
かのような女性でした。 |