「ひとりごと」に書いた「終活」についての記事を載せています。興味のある方は、ご覧ください。 |
活は肉体労働−1
このほど一念発起して終活を始めました。いらなくなった衣類や書類、写真などをゴミだししたり、シュレッダーにかけたり
ちょっとした引っ越し位大変です。一日目の今日は約5時間ほど整理しましたが、疲れ果てて頭痛がします。
少しずついらないものを捨てて行こうと決心しました。というのも先日、右の膝小僧が「カクン」となった後、膝小僧の裏が
ピリピリ痛んでまっすぐに立って歩けなくなりました。腰をかがめて歩くと歩けるのですが、とても大変です。
「とうとう年齢が体に出てくることになってしまったか。」と終活に入ったのです。
もともと物が捨てられないタイプで、空き瓶や空き箱などがどんどん溜まってゆくのです。少し捨てて行って持ち物をシンプルに
しておかなければ、ゴミ屋敷と化してゆくやもしれません。シンプルな生活を心がけておく必要を感じました。
年と共に面倒なことは先に延してしまいそうに思ったからでした。終活は重労働ですねー。
(2015年4月21日)
終活は肉体労働−2
少しずつ終活を始めた私ですが、物の整理は時々、面白いものを発見します。
今回、古い家計簿がありシュレッダー処理しようと眺めていると、現在住んでいるマンションの購入記録が出てきました。
予算はいくらで、どんなものにいくら出費して、誰からいくらお祝いを頂いたか・・・。すべて記録されています。
面白いものですね。1996年に購入して、1997年4月に入居したのですが、その頃はまだ、松山でのマンションのお値段も
高く、諸費用併せて約4200万円弱かかっています。今だと新築で3000万円位だと想像しますが、「高かったのだなー」と
回顧したものです。
(注=最近建った隣のNTT社宅後にできたマンションは、我が家と似たものが3400万円弱しています。引っ越し費用や家具、
照明、カーテンなど、我が家並みにあつらえる、と3800万円は掛かりそうです。)
それでも、関東地方で探した物件は、まあまあの場所と広さを考慮すると7000万円は必要だったことから、松山で老後を
過ごすことになって安上がりとなり、残ったお金で海外旅行など楽しめていることから思えば、Uターンは良い選択だった
思えます。
家計簿は他に、生活の状態も記録されていて、収入より支出が多い月が多くありました。少しの蓄えとマンション購入資金の
残高を切崩しながら新しい収入の少ない生活に慣れて行ったと思われます。
夫は割と高給を持ち帰った人でしたが、その割、夫婦して質素な暮らしを良しとしていたため、退職以前の家計簿は、収入を
支出が上回ったことはありませんでした。蓄えを切り崩しながら、より質素な生活に慣れて行ったと思われます。(注=結婚後
2−3年は不慣れなため赤字続きで、持っていた預貯金がすべてなくなりましたが・・・。)
活は肉体労働−3
少しづつアルバムを整理して捨てているのですが、整理するときにも重労働だったにもかかわらず、捨てる時にも
時間と体力を必要とします。「どうしてこんなに写真を残したのか?」と思ってしまいます。
高齢になると、物の必要性に考え方が変わります。必要なものって少ないのですね。
作るときは若く欲深い時代でしたが、天国が近くなると必要なものが少なくなり執着が無くなるんだと言うことが分かります。
天国へ持って行けない物の多さに、納得しています。
アルバムから剥がして、顔が写っているものはシュレッダーにかけ、景色だけのものは手で破り捨て、アルバムの台紙も
手破りです。肉体労働です。
海外旅行を多くしているため、まだまだ処分するアルバムは多くあり、当分夜なべで破る日が続きそうです。
ここの所、可燃ごみの日のゴミ出しが多くなっています。最終的には粗大ごみ出しまで続くでしょう。
(2015年4月27日)
終活は肉体労働−4
夫が私に触発されて、自分も終活を始めました。色々な廃棄物が多く出ています。6月頃に粗大ごみの申し込みがあるので、
それまでに、終了させようと思います。
毎日少しづつ捨てるものを選択し、書類や写真をシュッレダーにかけていますが、昭和50年前後の家計簿まで保管していた
ことが分かりました。お野菜関係は今、当時と比べるとかなり高くなっていますが、卵は約40年前とほとんど同じです。
映画の入館料もほとんど変わっていません。時々この頃から音楽鑑賞やお芝居を見ています。
生活の様子がよく解り面白いです。収入がどれくらいで、どんな生活費の使い方をしていたか、手に取る様です。
しかし毎晩のようにテレビを見を見ながらシュレッダーをかけていると、右首の付け根が凝ってきます。
少しづつ頑張りましょう。「シンプル イズ ベスト」 安心して天国へ旅立つ用意が必要ですから・・・。
私、割とお料理が好きだったせいもあり、ほとんど自炊で外食や出前を取っていません。贅沢と言えば、やはり旅行代金、
映画鑑賞、音楽鑑賞、舞台鑑賞の入場料、博物館や美術館の入場料、本代やレコード代などです。特異なところは、
教会への献金など・・・。お金の使い方には、我が家の特徴が表現されています。夫のお小遣いの額も面白いです。
過去を思い出すのも悪くはありませんが、忘れてしまうことも未来に向かうのには必要です。「ロトの妻」にならないよう
後ろを振り返らず、前向きな方向に道を選びつつあるこの頃です。 (2015年4月28日)
終活は肉体労働−5
私の持ち物の消し去る物は家計簿が多く、シュレッダーも手回しなので、肩が凝りますが、時代が分かり面白いものです。
特に預金利息は大きく、今持っている預金が昭和50年前後の利息がついていたら、「左うちわだったねー。」と
夫と語ってしまいます。年金の他に預金利息が収入となっていると、「すごい楽だったのに・・・。」なんて思ってしまうほど
この時代の預金利息は高いです。
現金持ちもいい時代だったし、土地持ちもどんどん地価が値上がりして「るんるん」の時代でした。マンションなども中古が
値上がりして買い換えを続け、広く地理的にも便利で土地付き豪邸に乗り換えていった時代でした。
話は変わり夫の処分品は、退職後約半年の間やっていた翻訳のアルバイト時の書類。
自分で「すごいなー。こんな難しい翻訳をしていたんだ。」と自画自賛しています。「こんな仕事をしていると寿命をちじめる。」
と言っているほど難しい翻訳を請負っていたようですが、頂いている報酬もいいようで、「なかなか、良いアルバイトだったなー」
と、ぶつぶつ言いながら消却していました。
夫は一度「膵臓がん」と診断され、身辺整理をして書類を整理したのですが、まだ残っていたようです。前回は暗い気分で整理を
したため、振り返る余裕はありませんでした。
忘れていた生活を思い出すのも悪くありません。思い出したくない昔を思い出すのは辛いでしょうが、こんな追憶は
ちょっとした懐かしさがあり、気分的に若い時代に戻っていくようにも感じます。
(2015年4月29日)
終活は肉体労働−6
終活を初めて3週間、ぼちぼち励んでいますが、終活のせいかどうか分かりませんが、お腹を
壊し下痢が続いています。体力がなくなったものだと寂しくなります。
アルバム整理の中に、山登りに凝っていた時代の写真がありました。処分する前に少しだけ
スキャンしてメディアに残しました。楽しかったころですが、もう処分してしまったものもあり、
一部後の祭りになってしまいました。
思い出してみるに、八ヶ岳に数回、尾瀬に数回、常念岳や燕岳、燧ヶ岳に至仏山、雲取山、金時山、
妙義山、その他多くの中級クラスの山に登っています。縦走も数回。
夏だけではなく冬山にまで挑戦していますが、山に詳しい専門ガイドや上級者を伴って歩いています。
その方々の費用は、雇った私たち負担なので、お金のかかる遊びをしていたようです。
でも安全のためなので、正解だったとも言えます。
また、冬登山のためには、毎日朝夕近くの運動公園で、重い登山靴を履いてグランドの隅を
何周か歩き、足を鍛えていたものでした。思い出します。山友達も男女いました。
決まった友人と、3−4人から6−7人のパーティーを組んで歩いたものでした。
自然の中を歩くと、体力的に苦しいこともありますが、肉体的精神的に爽やかで、健康的に
なったものです。
朝早く我が家を出て、新宿駅で待ち合わせ、合流して信州方面が多かった。
「あずさ」で新宿からと言うのが多かったし、信州のとある駅に朝早く着いてから、新聞紙を敷いて
寝袋の中でひと寝入りしてから出発なんて言うこともありました。
山から下りると、入浴可能な温泉を探して、お風呂に入り体や髪を洗い歯を磨き、清潔になってから
電車に乗って帰ったものです。
まだ40代前半くらいの若さの頃で、元気だった時代でもあり、懐かしく体力的には、も一度
戻りたい気分です。 (2015年5月10日)
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終活は肉体労働−7
テレビで「ゴミ屋敷」の問題を報道しています。道路や通路まではみ出して持ち物をため込み、危険が生じるほど持ってしまう
高齢者や熟年者がいるようです。そして、それらの人は結構数多くいらして、性格的にも傾向があると言われていました。
多くの持ち物が溜まると、整理するのも大変で、体力が必要なことから、ずるずると放置してしまうと思われます。
現在、終活を始めた私ですが、この年齢でやって置かないと死ぬまで後伸ばしになりそうで、整理を始めた訳です。
アルバムの整理だけでも大変なのに、テレビで放映されている方は大きな家いっぱいに屋上も隙間なく溜め込んでおられるので
途方もなく体力が必要でしょう。それに、ゴミとして出す場合も、毎回のごみ出しが大変です。
「発つ鳥水を濁さず」とはいかないでしょうが、ある程度後の人に迷惑を多く残さない心掛けも大切と、この頃感じるようになりました。
少しづつ身軽にして、整理整頓をして天国に行けるよう、体力のある内に頑張って持ち物を減らし、物を増やさない努力をしたいと
考えています。高齢者の努めのような気もします。 2015年5月15日)
終活は肉体労働−8
やっと一通りの処分品を片づけました。沢山あった本、DVDは「ブック・オフ」に引き取ってもらいました。
約30冊の本は700円、約30枚のDVDは5000円でした。引き取ってもらっただけで助かりました。
30冊以上もあったアルバムは、写真を外してシュッレダーにかけ可燃ごみに・・、着ない洋服も思い切って可燃ごみに・・・、
古い書類もシュッレダーにかけ可燃ごみに・・・、布団は打ち直して新しくしました。
押入れ、クローゼット、納戸の整理整頓もやり直しました。
後はいらなくなった小物の家具を粗大ゴミに出せば、一段落です。
体力のある時期にやっておかないと、永久に出来そうにもない作業でした。可燃ごみ出しの日はこのところ、毎回多くのごみ出しで
疲れました。
夫は、「今後5年ごとに見直そうよ。」と言います。すっきり片付いて、気持ち良くなりました。それでもまだ、処分してもよい
ものが多くあります。経済が停滞していると言いますが、消費が無くては仕事も少なくなり、不満が生じますし、お金廻りも、
無駄の世界が循環良くなるようなものですね。 (2015年6月5日)
終活は肉体労働−9
粗大ゴミ出しを終え、ひと段落した終活。
古いテレビ台、料理運搬用キャスター兼洋酒ラック、大きな座椅子、編み機、プラスチックの衣類整理ダンス、5点を
粗大ゴミに出しました。
ごみ置き場を見ると、色々なものをゴミだししていますね。生活が豊かになるとごみの数も増えて行き、消費と言う環境汚染が
大変なんだなーと思います。
とりあえず、一段落。しかし大きな地震の恐れがあるこの地方、地震対策をテレビで見ていると、身長の高い家具の危険性を
報道していて、気になっています。食器棚と本箱、180センチ位あり、倒れやすいのです。
検討見直しの余地がまだ残っています。思案中です。 (2015年7月20日)
終活は肉体労働−10
今回の終活の最後は、ベッドルームの壁紙を張り直すことと、トイレの便器を変えることです。
ベッドルームは、コンクリートの上に壁紙が直接貼られた壁にベッドをくっつけておいていたため、冬にお風呂に入って寝たとき
壁に結露が出来てべったり汗をかいてしまい、壁を拭き拭き過ごしていたのですが、黒く変色してしまい、取り換えることに
しました。 これからは少し離しておこうと考えています。
たった一部屋ですが、「どの壁紙にどの天井のクロスを合わせようか」と選ぶ作業も楽しいものです。
「感じよく部屋が出来たら、他の部屋も代えようか。」なんて出来上がる前から思ってしまいます。
便器は、内側の上部裏が黒ずんで掃除しても取れません。ちょっと目には綺麗ですが、掃除の際覗き込むと黒ずんで嫌な思いがします。
そこで、最新式の汚れにくく、水の使用量も少ない省エネのデザインの素敵な便器に代えようと思ったのです。
便器を変えたら、今度は気を付けて丁寧に裏側を拭いて黒ずみが来ないよう掃除したいと思っています。
トイレの内装変更はかなり費用がかかります。しかし少しづつ今のうちに、整理や快適に過ごせる住まいを得ておこうと考えました。
年を重ねるごとに、こうしたことは面倒になるのが目に見えていますから・・・。
とりあえず今回の終活はここまで・・・。「2−3年後には、お風呂の改装もやってみるかな?」 いずれ、床のフローリングも
張り替えようと思います。壁紙も芸予地震の時少しひび割れしている個所が3−4ケ所あるので、思い切って気分転換に
張り替えてみようかな?なんて思いが膨らみます。
元気がある今のうちですね。高齢者になると、若い頃より、柔和になり知識も増え、経験も豊富になり人間的には広がりが
出来ますが、体力は段々低下して行き、気を付けないと事故を起こしやすくなりますし、無理は禁物となります。
注意して健康寿命を延ばしたいと考えています。
(20151年8月1日)
終活は肉体労働−11
ベッドルームの壁紙の張り替えが終わり、今回の終活は一度終了します。便器は
とりあえずそのまま使用することとなりました。
災害時には、タンク付の方が良いようですから・・・・。タンクの水をろ過して飲む方法も
あるそうです。
思ったより良い壁紙で、落ち着いた好い感じに仕上がりました。これからは結露に
気をつけて、黒墨を起こさないよう換気と除湿に気をつけようと思います。
まだ、接着のりの匂いでベッドルームは使えそうにありません。
(2015年8月21日)
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