南アフリカ・ジンバブエ・ボツアナ


  2013年2月23日から3月4日 グローバル・ユースビューローの
「アフリカの大自然 ヴィクトリアの滝、喜望峰とサファリ」
  
10間に参加しました。9名の参加者と添乗員10名の旅です。成田空港出発のため、愛媛県在住の私達は前泊羽田・
  後泊成田 という12日間の旅となりました。成田からキャセイパシフィック航空と南アフリカ航空ビジネスクラスでの
  ヨハネスブルグ往復です。

  行きも帰りも 遠い遠い そして乗り換えの多い今回の旅では、初体験のロストバッゲッジに遭い、心労(?)がありました。
  心配でちょっと気疲れしましたが、保険に入っていたため 実害はすくなかったようです。4日の間スーツケースが迷子に
  なりましたが、帰りのヨハネスブルグで見つかりました。使い慣れた品々が入っていたので、見つかって良かったです。

  ただ 保険に入っている事を知った添乗員は、「出てこない方が良いですか?」と聞きました。勘ぐりですが、「出てこなくても
  よい」なんて答えると、真剣に探さないのかもしれません。保険で補填されたお金で、もう一度海外旅行をしたという人に
  後になって出会いましたから・・・。しっかりした人もいるようですが、「使い慣れた気に入っている品が入っているのに、
  諦めが良いなー」と 思ったものです。失くしても平気な物を持って旅行するのが賢明かもしれませんね。「出てきて欲しい」
  と思っている事が解った添乗員さんは、旅行会社や本人とで真剣に何度も問い合わせをして探してくれました。

  今回の旅行は、今までの旅と違って新鮮な経験が多く、また 私達が普段イメージしているアフリカが、沢山の間違いが
  あることに気付く旅でした。日本に関しても外国人は、多くの間違ったイメージを持っている様ですが、理解できます。
  世界的に有名な観光地であるアフリカの地域は、ホテルも良く、食事も良く、スタッフは皆フレンドリーで楽しいです。

  母系のDNA ミトコンドリアDNAはアフリカから発生していると テレビで見たことがありますが、懐かしい親しみを
  黒い色の人々に感じるのは、「やはりDNAのせいなのかもしれない」なんて感じます。以前メキシコやペルーに旅行した時、
  なんだか懐かしいような気分になりましたが、これらの人々は、モンゴル系の人々の様で、祖先が同じだからではないか
  なんて思ったものです。

  水量の多いヴィクトリアの滝、テーブルマウンテンのあるケープタウン、野生の動物を見るサファリ、アフリカの川に沈む
  サンセット、アフリカ最西南端の喜望峰、良い旅でしたが、戻って来た後ホッとして2−3日は、何もする気持ちが無くなる程
  遠かった。

ビクトリア・フォールズ サファリ・ドライブ アフリカ・最西南端 喜望峰 ケープタウン夜景

ヴィクトリア・フォールズ
サファリ・ロッジ

写真集
 
 木製の建物でアフリカ風建築のホテルでした。しかしアフリカのこんな場所に近代的な
 施設が有ると想像もしていませんでしたが、ちょうどレストランから、サバンナの中の
 水溜りが見下ろせ、野生の動物が水を飲みに来るのを見ることが出来ます。
 近くの木々には、野生の大きめの鳥(名前を忘れた)が沢山とまっていて、お昼時には
 ホテルが餌を撒く為、すごい数集まって飛んできます。朝はと言うと、野生の鳥の鳴き声で
 起こされる、気持ちの良い目覚めです。日本ではあまり聞かない鳴き声も有り、自然の中の
 目覚めは、深層心理を呼び起こします。遠い昔こうした生活をしていたような気持ちになり
 懐かしい一日の始まりという気持ちになるのです。

 しかし 食事や飲み物は、先進国同様。味もヨーロッパ的。たまに出くわすアフリカ料理も
 珍しい。でも「クヌーの肉」は驚きです。堅さが尋常ではなく、噛み切れません。アフリカの人は
 目や耳、歯が良いそうですが、これをかみ切れているのか疑問になる位い固い。
 味は悪くないけど、飲み込めませんでした。トイレやお風呂も完璧で、快適です。

 「こうした場所へ行ったら、忙しく観光しないでゆったりとした時間を楽しみたい」そんな気分に
 なります。しかし外国人はそうして楽しんでいますが、日本人には不向きだと 添乗員は言って
 います。じっとしていられない人種のようですね。


ヴィクトリア・フォールズ

写真集
 世界3大瀑布の一つ。
 ナイヤガラの滝は訪れていますが、イグアスの滝はまだです。
 生きてる間にチャンスがあると良いのですが・・・。

 丁度雨季に当たり、水量の多さで迫力がありますが、凄いしぶきで滝が見えません。
 時々 霧が晴れるように顔を出す滝を、台風の雨の様な状態の中 見て歩きます。
 滝の幅は約1700メートルあるそうです。そんな長い距離を台風の中歩いたみたいで
 雨具で完全防備していたにもかかわらず、2重になっいる腰の辺りを除いてびしょ濡れです。
 2月ですが、3月4月はもっとすごい状態だそうです。落差は最大で110メートルだと言います。

 翌日 ヘリコプターから見たヴィクトリアの滝は、素晴らしく見ごたえがありました。

 滝に行く途中、古いバオバブの木を見に行きました。マダガスカルにだけあるのではない
 ようです。実もなることを知りました。樹齢500年とも1000年とも言われてるようです。
 500年と千年では大きな差がありますが、アフリカでは50歩100歩くらいの差みたいです。
 
ザンベジ川ボ−トクルーズ

チョべ川ボートクルーズ

写真集

  ビクトリア・フォールズに到着いた日、一休みしてからザンベジ川のサンセットクルーズへ。
 ザンベジ川からは 遠くにヴィクトリア・フォールズの水飛沫が見えています。
 ヨハネスブルクから飛んだ飛行機が、ヴィクトリア・フォールズの空港に降りる際
 私が座ったシ―ト側に、窓から遠く水飛沫があがっているのが見えていました。
 世界3大瀑布の一つヴィクトリア・フォールズに、約27時間くらいかけてやってきた。
 遠い道のりではありましたが、迫力ある瀑布とエレファント・ライド・サファリは
 楽しいひと時でした。

 ザンベジ川では、大きく口を開けた野性のカバを見ることが出来たし多くの鳥を見つける
 ことも出来ました。黄色みを帯びた夕焼けは、ニュージーランドで見た夕焼けに似ていました。
 日本の夕焼けの赤とは大分違いますが、川に沈む夕日も情緒深いものがあります。


 チョべ川は、ボツアナにある大きな川で、ホテルのロッジの船着き場から船が出ていました。
 川からライオンやゾウ、インパラなど野生の動物を見ることが出来ます。
 川に住む多くの鳥やワニにも出会います。そして日本では、池に咲く睡蓮が、チョべ川の
 水の流れが遅い葦の様な草場に沢山咲いていました。川幅の広いチョべ川には、大きな
 島もありました。
 ご馳走の食べ過ぎから、お昼を抜いていたため、出されたおつまみのポテトチップスが
 美味しく、ほとんどを食べてしまいました。ビールやジュースを飲みながらのクルーズです。
 ボツアナから隣の国ザンビアの川に暫く入国しますが、国境の無人事務所で船頭さんが
 書類に記入するだけの簡単出入国です。

 ザンビアよりボツアナのこの街には進歩した病院があり、ザンビアからボツアナの病院に
 ザンビアの病人が船で国境を越えてくるそうです。ちょうどこの街で医学の実習があるとかで、
 女医さんの卵の人と昼食を共にしました。夫がその女性と会話していましたが、聴きとりにくい
 英語で、「何度も聴き直した。」と話しています。


エレファントライド・サファリ

写真集

 ヴィクトリア・フォールズのロッジでは、半日のフリータイムがあり、全ての人が
 エレファント・ライド・サファリを楽しみました。雨季のサバンナの中をゾウに乗って約45分間の
 サファリですが、大きな高さのある像でしたので、見晴らし抜群で楽しいものでした。

 エレファント・ドライバーが若い黒人で、ユーモア溢れたドライバーのせいか、時々ゾウを
 走らせるのが、怖いような楽しいような落ちそうな様な大変でした。夫は持病の痔が悪化する
 などと心配していました。簡単な英語での会話をしながらですが、「象に乗るのは始めてか?」
 と聞くので、私は実は2度目でしたが、「初めてだ」と言うと「私も初めてだ」と言うので、
 「私達は、新しいドライバーを心配している」などと会話しながら進みました。
 「ベリー・グッドか?」と聞くので「We Like it!」等とお世辞を言いながらのサファリでした。
 「どこから来たのか?」と言うので「フロム ジャパン」と言うと「うーん ジャパン」と答えるので
 「ジャパンは何処にあるか知ってるか?」と言うと「知らない」というのです。日本人は
 知っていても、日本が地球のどこにあるのか知らないようですね。

 ブッシュの中にキリンが悠々と餌を食べていました。なかなか楽しいサファリです。
 サファリの後、乗ったゾウに、ご褒美の餌をあげます。餌の食べさせ方を教わってからの
 ご褒美です。その後、親を亡くしたヒョウを触ることが出来ましたが、尻尾や頭は触れることは
 禁止です。やはり野性の動物ですから・・・。イボイノシシも沢山やって来て、ゾウの餌の
 おこぼれを食べに来ていました。

チョべ国立公園
サファリ・ドライブ

写真集


 ジンバブエからマイクロバスでボツアナに・・。国境にある出入国審査事務所で
 入国許可を得てボツアナに入りました。とても簡単な事務処理です。ここに勤める職員は
 とても高そうなダイヤの指輪やイヤリングをしていて、貧しい国のイメージはありません。
 南アはダイヤモンドの産有国でもあるので、経済的に豊かなこうした女性はダイヤモンドを
 惜しげなく見に着けています。南ア航空の黒人のキャビンアテンダントさんも6連位のダイヤで
 作られたベルトのついた時計をしていて、貧富の差をあらわにしているようです。

 髪の毛を細かく編み込んだお洒落や、マニキュアを綺麗に施したおしゃれもしています。
 観光客に接する仕事をしている人々は、お金持で、私たちが想像するアフリカではありません。
 入国審査では荷物などの検査はしていないようでした。国境付近の事務所の庭に、
 イボイノシシの家族がやって来て、餌を食べていました。穏やかな場所でした。

 チョべ国立公園では、夕方と朝早く サファリカーでの野性の動物観察をしましたが、昼間は
 肉食動物は、寝ているそうです。広大な早朝サバンナの空には月が小さく凛として大地を
 見下ろしていました。夕方沈む南アフリカの太陽は大きかったけど、早朝の南アフリカの月は
 小さいものでした。ジャッカルが餌を咥えて車のそばを通り過ぎましたが、残念ながら
 写真には収められませんでした。見る事が出来るのは珍しいとか・・・。また同じグル―プが
 乗った後ろの車では、ミーアキャットの大群と出会ったようです。インパラと仲良しの様で
 多くのインパラト一緒だったようです。私達は見られなくて残念でした。

 
モワナ・サファリ・ロッジ

写真集
 ジンバブエのヴィクトリア・フォールズのロッジからマイクロバスが荷物を乗せたリアカー風
 荷台を牽引してボツアナへ。国境で入国審査を終えた後、サファリカーに乗り換えて、
 ロッジにつきました。
 チョべ川の傍にある近代的な設備のあるロッジでした。アフリカの奥と言えども「観光で
 世界的に有名な所は、こんなに潤っているのだ。」という感じの風情あるロッジです。
 木々の間からチョべ川の向こうに沈む夕日も、情感があります。

 貧しく子供が病気で死んでいるイメージばかりが伝えられるアフリカですが、こうした
 場所も有り、これらの仕事に従事しているスタッフは、先進国並みの生活があることが解ります。

 アフリカ全体にこうした経済状況が行き渡ることを望むばかりでしたが、争いから生じる
 内戦や教育の無さから来る貧困などにも原因が有りそうです。平和と勤勉、教育は、
 近代国家への道に必要条件なのかもしれません。

 余談ですが、この街では旅行仲間が「アフリカの歌」のCDが欲しいと言うので、現地の店に
 行きました。5枚ほど売れ、このお店 この日は大繁盛でしたが、CDの箱が亀裂が入って
 いたので替えてもらいました。でもCD自体に傷や指紋だらけで、チョット心配です。
 こんな所は、アフリカですね。一応聴くことは出来ます。

    
 アフリカンダンスショーをする
 レストランで、ほっぺたに絵を
 描いてもらいました。

 記念写真は良い思い出に・・。
 食事はビュッフェ・スタイル。
 ここにも「クヌーの肉」が有り
 ましたが、やはり噛めない。
 芋虫の丸焼きも有りました

 
 ザンベジ川のサンセットは
 情緒たっぷり。
 ワニやカバ、数々の鳥を
 見た後のクライマックス
 でした。ニュージーランド
 で見た夕日に似ている。
 南半球の夕日は、この色が
 定番なのかしら。
 どちらかというと夕焼けが
 黄色っぽいです。

 子供達はどの国も同じ。
 明るく くったくが無い。
 大騒ぎで被写体になり 
 すぐに確かめたい。
 液晶画面を見て大喜び
 でした。

 海水浴場での写真
 ロッジのベッドは
 蚊帳付き。
 部屋には、ベープマットもあり
 蚊対策は万全でした。
 夕方ベッドメイキングで
 蚊帳をセッティングして
 くれます。
 ケープタウンの「ウォーター・
 フロント」のレストランでは
 小型のロブスター料理。
 日本で言う伊勢海老だ
 そうです。美味しい料理
 でした。コック長と写真。
 喜んで応じてくれました。
 家族毎に5回も・・。
 忙しい中親切です。
 アフリカ最西南端の
 喜望峰近くの荒れ地に
 野性のダチョウが集団で
 いました。呑気に私達の
 バスを見送っていました。
 観光地の野性の動物は
 人に慣れていますね。
 「クヌー」や『ダチョウ』は
 養殖用牧場がありました。
 テーブルマウンテンに
 住む「ロック・ダッシー」
 別名「ケープ・ハイラックス」
 鼠のようなウサギの様な
 生き物ですが、分類上は、
 別の動物だと言います。
 子供達が見つけて騒いで
 いたので見ることが出来
 ました。ユーチューブに
 この動物の親子の動画が
 載っています。可愛いです。
         
添乗員さんと現地ガイドさん。
 タバコ好きで、吸える場所を
 探して吸っていました。
 止められないようです。
 「寝ている時は吸っていない
 んだから、気持ちの問題!」
 なんて言われながら、続けて
 いました。「お好きにどうぞ!」
 ご本人に確認を取らず写真を
 載せました。ごめんなさい。

ケープタウン

テーブルマウンテン
写真集

ワイン工場見学と試飲
写真集

喜望峰

写真集


 子供の頃から名前だけは
 知っていた街ケープタウン。
 アフリカ最南端に位置する
 港町街として記憶にありました
 が、夜景の美しい街でした。

 ウォーターフロントでの昼食は
 伊勢エビ料理。良いお味でした。

 ここでは、4日間のロスト・
 バゲッジにあい、必要品を買う
 ためお店を物色しましたが、
 知らない街での買い物はとても
 不便です。買い慣れたお店で
 買うのが一番です。
 戻って見ると、気に入らない
 品が多く、間に合わせの
 買い物となりました。

 アフリカというよりヨーロッパの
 南イタリアや南フランス、
 アメリカのサンフランシスコの
 感じです。イギリス統治の
 時代とあいまってか、欧米的な
 街でした。

 風が強いために、一年の内、
 60%程度しか登れないと
 いうテーブル・マウンテンには
 ロープ―ウェイで・・。
 このローウーウェイ 床が回転
 します。乗ってる人すべての人に
 景色を堪能してもらうためと言い
 ます。上から見るケープタウンの
 街の美しさと雄大な風景を楽しんだ
 あと、「ロック・ダッシー」を見つけ
 ました。頂上の石の多い土地には
 多くの植物が生息していて、
 珍しい花などを見つけることが
 出来ます。

 余談ですが、私達が泊まったホテル
 「ザ・ウィンヤード・ホテル&スパ」は
 窓からテーブルマウンテンが
 美しく見え、毎朝カーテンを引く朝に
 朝の御挨拶をしてくれました。
 お天気の良い朝に、庭の噴水や
 木々と相まって美しく凛と存在して
 いました。帰国する朝になって
 テーブルクロスと言われる雲が
 かかって姿を隠していました。

 
日本では見かけない形の山々を
 見ながら、ケープタウン郊外へ。
 ブドウ畑が見えてきた。
 ちょっと乾いた畑に、ブドウの木が
 一面に植えられている。
 ガイド馴染みの工場へ。樽の説明
 などの説明を受けた後 試飲。
 チョットさらっとした感じのワンだった。
 ポルトガルのポートワインの
 醸造方法と同じだと、説明して
 いました。
 濃くのある赤ワィンなどはやはり
 ヨーロッパのワインなのだろうか。
 少量しか飲めない体質ですが、
 私はそちらが好き。ちなみに 
 チリ・ワイン オーストラリア・
 ワインも好いです。

 オーストラリアワインやチリワインに
 似ている感じがする。
 日本には、南ア産のワインは輸入
 されているので、一本だけ買い
 ましたが、多くは買い求め
 ませんでした。6本までなら手荷物
 で持ち帰れるよう、荷造りして
 もらえるようです。


 ケープタウンからバスに乗って
 ケープ半島をドライブ小旅行。
 世界で一番 船の座礁事故が
 多いという海を車窓から見ながら
 チャプマンズ・パークを経由し
 ケープポイントへ。
 ケーブルカーで灯台近くまで・・。
 そこから歩いて、灯台へ・・。
 お天気の良さと360度パノラマ
 の風景は、解放感抜群の風景。

 ここから喜望峰へ向かいました。
 途中 野性のダチョウの群れに
 見送られて道路を走り、
 サイモンズ・タウンのレストランで
 昼食をとり、沢山のアフリカ
 ペンギンが生息するボルダー・
 ビーチへ。可愛いペンギンに
 会い 「Can I take a pictre?」
 「Sure 勝手にどうぞ!」 状態。
 ちなみに 喜望峰はアフリカ
 最西南端で、最南端では
 ないそうです。念のため・・。

 
    


食した料理 写真集 

ザ・ヴィンヤード・ホテル&スパ 写真集