ニュージーランド南島の旅


 2015年2月〜3月にかけてJTB「旅彩彩」でニュージ−ランド南島に旅立ちました。総勢6名と添乗員の7人の旅。
 〜上級エコノミーで行く、湖畔リゾート・クインズタウンに3連泊〜「感動ニュージーランドハイライト8日間」 60歳からの
 ゆとり旅というものです。

 お天気にも恵まれ、マウントクックでの夜空の星鑑賞では、曇っていた空も晴れ渡り、遠くの空には、薄っすらと
 オーロラまで見えていたようですが、肉眼では明るい空が解るほどで、慣れない者には判別が難しいくらいです。
 ガイドさんの「オーロラが出ています。肉眼では見えにくいですが、カメラをお持ちの方は撮ってください。」との声に、
 写真を撮った人のカメラには、ピンクと紫色に輝く空が撮れていました。

 南十字星や多くの星座、そして天の川がくっきりとかなり近くに見えていて感動です。流れ星も大きく近く迫力があります。
 昼間はセスナ機の飛行場として使用している飛行場に仰向けに寝そべってみる夜空の美しさはロマンを誘いました。
 「宇宙って夢があるなー
死後の世界は、これらを自由自在に飛び回れるのかしら?」何んて思いながら夜空を見つめた
 時間でした。

 テカポ湖でも晴天で、青く澄んだ広い湖の傍には、可愛い教会が建ち、まだ少し遅咲きのルピナスが咲いていました。

 マウントクックも晴天に恵まれ、ホテルの窓からは絵のようにマウントクックが見えていて、朝早く朝焼けに輝く山々も
 見えていました。スキーを付けたセスナ機で氷河に降り立ったのも楽しい経験でした。

 ミルフォードサウンド観光はクインズタウンを出発した際には降っていた雨も上がり、快適なクルーズでした。
 クインズタウンのフリータイム日は103年前の蒸気船で牧場訪問をし、のんびりした時間を過ごしましたものです。

 オークランドに戻っての半日観光では、スカイタワーから綱にぶら下げられて落ちる人々を見ました。この国は
 バンジージャンプや荒っぽい川下りなど、好きですねー。ハーバーブリッジも30年振りに渡りましたが、海辺で釣りを
 楽しんでいる人々が、次々に大きな鯛を釣りあげるのに、私たちは歓声を上げ写真を撮ったものです。
 ポーズをとってくれる釣り人までいました。

 30年前に訪れたオークランドとは、大きく変化して大都会になっていました。スカイタワーと言う東京のスカイツリー
 のような丸いタワーも作られていたし、街を歩く人の数も大幅に増えていました。

 ツアーをご一緒した皆さんが帰国する朝、手を振ってバスを見送り、私たちは旅を延長しました。ツアーから離れて北島を
 甥と一緒にドライブ予定だったのです。

        挿入曲は「ヒネ・エ・ヒネ」マオリの有名な子守歌。歌手はHayley Westenra(ヘイリー・ウェステンラ) さん


テカポ湖

 テカポ湖の畔には、「善き羊飼い
 の教会」と言う小さな教会が
 建っています。講壇の後ろは
 ガラス張りの窓となっていて、
 テカポ湖の風景が見えています。

 普通、講壇は教会の東側に
 位置していますから、東側が
 どちらに当るかを知ることが
 出来ました。

 最右の写真は遅咲きのルピナス
 
  
プカキ湖

 ミルキーブルーのプカキ湖の
 向こうには、マウントクックが
 美しく見えています。この湖の
 ミルキーブルーはタスマン氷河
 の溶けた水が流れ込んでいる
 ためと言われています。
 マウントクックが遠くに見える
 絶景ポイントでの眺めが
 素敵です。
マウントクック

 
到着少し前まで雲を被っていた
 マウントクックが、到着ごろに
 さーっと晴れて感動でした。
 晴れた山の姿って凛として尊い
 ですね。

 スキープレーンでの遊覧飛行と
 ケアポートまでの
 軽トレッキング・コースを散策。
   
       スキープレーン遊覧飛行

 スキーを履いたセスナ機で
 氷河に降り立つ遊覧飛行を
 体験。このスキープレーン、
 アラスカとここマウントクック
 しか飛んでいないとか・・・。

 風も無くお天気の良い日の
 遊覧飛行は、言うまでもなく
 「素晴らしい!!」の一言です。

   
ミニトレッキング
 マウントクックのホテル前から、片道1時間くらいのミニ・トレッキングコースがあり、スキープレーン遊覧飛行の後、歩いてみました。
 ケア・ポイントという、氷河が解けた水が溜まった池のある山のふもとまで歩きます。木で作られた歩道のほか石でごつごつした歩道を歩くと
 足が疲れます。底の厚いトレッキングシューズを履いて歩くのが良いようです。
 

クインズタウンに向けて走るバスから見た羊の大群。リンディス峠あたり。
 バスで移動中、羊の大群が移動しているのに出会いました。静かな山間で車が渋滞していて、ガイドさんが「何かあったんですね。」と
 語っていると、羊の大群でした。個人旅行でイギリスをドライブ中、羊が道路を横切っていて、しばらく止まって眺めたことがありますが、
 これ程の群れには出会ったことはありません。ガイドさんも珍しいと語っていました。

 あなた方は、「幸運です。」とガイドさんが言いましたが、こんな体験もあまり出来ないのではないかと思ったものです。

 バスの窓から撮ったので、ピンボケもありますが、大型犬を連れた羊飼いも、精悍でとてもかっこ良かったです。仕事をしている男性は
 かっこ良いというのは事実のようです。


移動中に見かけた面白場面
羊の驚きの場所
トイレ休憩で立ち寄ったドライブインに
ペットの羊がいましたが、話題になった事は
雄の性器の玉玉ちゃんに体と同じ毛が
体と同じように生えていました。「えー!! 
オー・マイ・ゴッド!!
アクセサリーみたい!」
ケア
駐車中の車の上に止まっていて
人に慣れている野鳥です。

ニュージーランドで見た鳥
細い路地に・・。
広い土地に住む人々は
こんな狭い場所が好き
なのでしょうか?
クロムウエルのドライブイン
果樹栽培の盛んな町。
ドライブインの店先。美しい果物の山。
直径2p位の小さい皮に毛が生えて
いないキーウイもあるんですねー。

ファーム訪問

クインズタウンで一日のフリータイムがありました。午前には、103年前のものと言われる蒸気船に乗って、対岸の島にある
観光用の牧場に行き、羊の毛刈りや犬が羊飼いの命令に従って、羊を追う姿、羊の他、鹿やリャマ、珍しい牛などを見学後
 お茶とケーキで「ティータイム」。湖畔を散策してゆったりとした時間を過ごして、再びオールド蒸気船でクインズタウンに帰ってきました。
この蒸気船、船底の蒸気機関が動いているのを見ることが出来ます。
船内では、食べ物やお茶の販売他、ピアノのライヴ演奏もしていて、ゆっくりした航海も楽しめます。

余談ですが、30年前にニュージ−ランドを訪れた時と比べて、羊の数と種類が極端に減った感じがしました。
良質な化学繊維の出現で羊毛の需要が減ったため、輸出が少なくなり、農場主が酪農に切り替えたからだとガイドは語っていました。

   


クインズタウンでの午後は、ゴンドラに乗って小高い、クインズタウンが一望できる場所でお昼ご飯。
ニュージーランド発祥と言われるバンジージャンプやゴーカートに乗って坂道を走る遊び、パラセイリングなどのスポーツを
楽しんでいました。この日も良いお天気で、良い夏の一日でした。

 
ミルフォードサウンド

バスに乗って一路ミルフォーでサウンドへ。途中、原生林や大シダの残る場所、水面が鏡のように山を移す場所、氷河が溶けて流れ出し
川となっている場所、氷河で削られた山間を道路が走る景色のよい場所をバスストップ見学しながら、ミルフォードサウンド船着場へ
向かいました。
午前中は雨でしたが、段々と晴れて行き、クルーズの頃には良いお天気になり幸運な毎日です。日頃の行いが良い人ばかりの旅行参加者
だったようです。雨がある程度降らないと、ミルフォードサウンドの崖を落ちる水が少なく風景としては不満だそうです。

クルーズ中、イルカの群れが私たちの舟と並んで遠くで泳いでいましたし、岩の上にはあざらしが・・・。やはり幸運。
また、写真に水面に白い点のように写っているのが遊覧船ですから、どれ程雄大かを想像してください。

帰りは、セスナ機に乗ってクインズタウンの小さな飛行場まで・・・。飛び立つ時なんだか、不安定で「大丈夫かなー」って少し心配になりましたが
景色のよい快適な飛行でした。雲海の上に山の頂上が出ている姿も素敵でしたが、私が乗った側はチョット不利。
どちらが良い景色かなんてわかりませんものねー。チョット不運。夫は景色のいい側に座っていながら「興味なし」と言った人なので
猫に小判です。でも夫は
、「添乗員さんがチャーミングで親切だったことが印象的と・・・。」思い出に残ったようです。
これ絵葉書です。

オークランド

 オークランドは約30年前に、「北島の旅」で訪れましたが、港付近や街の様子は大きく変化していました。唯一同じだったのは
 「ハーバーブリッジ」。スカイタワーと言う円形のタワーもできていて、タワーから見るオークランドは大都市です。
 「もう少し田舎っぽかった。」なんて失礼しました。
 ゆったりしたイメージのあるニュージーランドですが、変化するのですねー。

 海近くでは多くの人が釣りを楽しんでいて、日本では高級魚の大きな鯛が、次々と釣れていました。変わった日本人!!歓声を上げて写真を
 撮る。馬鹿らしかったのかも?不機嫌な人も・・・。でもお人柄の良さそうな男性は皆、笑って写真にポーズをとってくれます。
 「人の好い人たち・・・大好きよ!!」

 ツアーをご一緒した人々から離れて延長した一週間の内4日ほどオークランドに滞在して、街を歩いたり教会に行ったり、一日観光ツアーに
 参加したり、スーパーマーケットで買い物をして、朝食や夕飯を作ったり、楽しんで旅行が終わりました。
 ハーバーブリッジ
スカイタワー(夜景) スカイタワー(昼) スカイタワー(夜景)
   泊まったホテル