ブラジルアルゼンチンパタゴニア


  2016年2月、LOOKJTB「心ゆく旅」・〈エールフランス航空ビジネスクラスで行く、リオのカーニバル・チャンピオンパレードと
  イグアスノ滝、パタゴニア13日間〉の旅に参加しました。参加者9名と添乗員・総勢10名の旅。

  ブラジルや南米全般に広がる「デジ熱」をもろともせず出発しました。

  ブラジルでは、リオのカーニバル・チャンピオンパレードを夜中の3時半まで見学後ホテルへ。熱心な方は最終朝6時半までの
  見学でした。3日間本番で実施した中から上位6組が、パレードします。思っていたよりすごい!!
  夫は約40年前にこれを見ていたようですが、規模も大きくなり洗練されていて驚いていました。世界中が見に来るお祭りに恥じない
  壮大さでした。一度は見るに越したことはない世界最大級の祭りのチャンピオンパレードでした。

  イグアスの滝では、ヘリコプターで上からの見学を含め、アルゼンチン側の「悪魔の喉笛」と言う名称の滝壺に豪音と共に落ちて
  行く水に圧倒され、ブラジル側での滝の内部を歩く見学では水しぶきによる濡れまで体験しました。
  南アフリカのビクトリアの滝ではとても雨具なしではいられませんでしたが、今回夏でもあり「濡れてみては?」と言う添乗員の言葉に
  多くの人は雨具なしでの体験をしました。ブラウスの袖などびっしょり肌にまとわり付くほどに濡れてしまいました。

  パタゴニア氷河のブルーの美しさには感動し、クルーズでは氷河の氷でのオンザロック・ウイスキーにオンザロック・リキュールそして
  氷河の氷割水、ワインなども飲み放題でした。

  ブエノスアイレスは、印象は良くありません。飛行機から見た街と違い、ゴミだらけ、治安の悪そうな雰囲気、私は好きではありません。
  昔の夫の話とは随分印象が異なりました。しかし新大統領、元会社経営者とか・・経済に強いようで、「デフォルトの状態は回避した。」
  と発評しています。

  全行程を無事に終え帰路につきましたが、ブエノスアイレス発パリ行きの飛行機が飛びません。3時間以上飛行機の中で待たされた
  挙句、シェラトンホテルに送り込まれました。夜12時過ぎの夕食。翌朝10ごろ出発し、再搭乗でしたがここでも約3時間待ちで出航。

  パリでは10時間余りの待ち時間でANAに変更して羽田まで・・・。ちょっとお疲れ・・・。しかし、またどこかの国に行きたい!
  やはり私は旅好きのようです。違った文化に接することが好きです。


コパカバーナ海岸砂彫刻 イグアスの滝 パタゴニア氷河 劇場を改装した書店
(ブエノスアイレス)


ブラジル・リオデジャネイロ

日本からパリでの待ち時間を含む33時間をかけてやって来たブラジル。
現地時間、朝8時過ぎに到着してから入国審査を経てバスで市内観光が
始まりました。

まず、オリンピックで開会式・閉会式に使用されるというサッカー
競技場へ。 競技場前で記念写真を撮った後、両手を広げたキリスト像が
頂上に立つコルコバードの丘に・・・。

リオのカーニバルのこの時期、多くの観光客で混雑していて、
ケーブルカーにも予約なしでは乗れないようで、現地ガイドさんが余裕を
持った時間に予約をしていました。

頂上は人で混雑していて写真を撮るのも難しいほどでした。人の波の中を
移動するにもままならず、すごい状況でした。遠くにはポン・デ・アスカール
が見えます。


翌日朝ゆっくりの時間にポン・デ・アスカールにロープウェイで登り
コパカバーナ、イパネバの海岸をバスで走りました。

海岸には、数々の砂の彫刻が作られていますが、気に入って写真を
撮っていると、お金を請求されると言います。

私、バスの中からの撮影のため無料!!でもなかなかうまく取れません。
少しバスがゆっくり走ってくれはしますが・・・・・。

午後は、夜10時ごろから始まる「リオのカーニバル・チャンピオンパレード」
に備えて休養。
 
 

 上段は、ポン・デ・アスカールのロープウェイと丘の上からの景色。
 良いお天気でもあり日差しが強い
!!

 この山は岩山なので切り立った崖でロッククライミングの練習をして
 いました。かなり怖そうなほどまっすぐに切り立っています。

 他人の趣味にケチをつける気持ちはないのですが、
 「よくやりますねー。」

 下段は、イパネバの海岸。砂の彫刻が色々あります。また世界中の
 国旗が立てられていて、世界中から海岸ライフを楽しみに観光客が
 来ているようです。

 二日目の夜は10時過ぎから「リオのカーニバル・チャンピオン
 パレード」見学。入賞チーム6チームのパレードです。

 650メートルの専用通路を、1チーム2,000人〜3000人と
 山車5−6基が1時間20分かけてパレードしますから、全てを
 見ていると8時間ほどかかります。私は、先発帰路組、朝3時半で、
 3位まで鑑賞しましたが、半数の方は、1位まで見る朝6時半まで
 頑張りました。ですから私は1位と2位のチームのパレードは
 見ず終いです。

 リオのカーニバル・チャンピオンパレードは
           写真集
「チャンピオンパレード」でご覧下さい。

 イグアスの滝
 リオのカーニバル・チャンピオンパレードを見た朝10時に、ホテルを出発し飛行場へ。
 飛行場で昼食を取った後、サンパウロを乗り継いで、イグアス・フォールズ到着。
 ホテル到着後自由夕食。就寝。

 翌朝、2階建てバスでヘリポートに・・。4人乗りのヘリコプターで上空から
 イグアスノ滝観覧。壮観です。

 南アフリカのビクトリアの滝に負けず劣らず、良い景色です。虹も見えていて自然の
 美しさをかもし出しています。

 ブラジル側の滝観光は、歩道を歩いての観光で一方通行です。途中数匹の野生の
 「はなぐま」に出会いました。長い鼻で土の中のミミズを探して食べていました。
 可愛いからと言って、餌をあげたり、触るのは厳禁。

 最後はエレベーターでバスが待っている上方の道路へ。

 その後、アルゼンチン側に約1時間かけて移動。途中入国審査がありますが、
 現地ガイドがまとめてとってくれます。申告した人数以外の人が乗っていないか、
 役人が確かめにバスに乗ってきます。

 昼食後、トロッコ列車で・・、それから歩道を2.2キロの徒歩、「悪魔の喉笛」に
 到着します。途中、日本では見かけない鳥や蝶、黄色の蝶の大群に出会えます。


 帰り道、ブラジル・アルゼンチン・パラガイの国境が川で区切られている、
 イグアス川とパラナ川の接点地点で写真撮影下車。

 ホテル到着後、ディナショー付夕食。   民族舞踊ディナショー
写真集


イグアスの滝写真集


カラファテ

 パタゴニア氷河観光の拠点となる街「カラファテ」に3連泊。山小屋風の大きなホテル「ホテル・ポサダ・ロスアラモス」です。芝が綺麗に
 整備された林の中の、背丈の高いラベンダーの花に囲まれたホテルは、イギリス風の可愛いホテルでしたが、夜になるとお祭りで、
 ライブ音楽が町にセッテングされた舞台から、生演奏や歌ががんがん聞こえて来て煩い時期でした。もっと静かに寝たかった!!

 反面、日本からピースボートで世界一周している団体が、このホテルに泊まっていて、松山の女性にお会いしました。3月の終わりころ
 帰松予定のようでした。






 一日目はペリトモレノ氷河観光。ピースボートの方々も同じレストランで昼食。海の氷河は、太陽に照らされた青の色が鮮やかで、
 ヨーロッパで見た山の氷河とは大分違っていました。綺麗な色に魅せられました。

 二日目は、クルーズでの氷河観光。パタゴニア最大の「ウプサラ氷河」へ。二階の前部分のビジネスクラス・シートでの見学で、食べ物飲物
 飲み放題。スイスの団体さんと一緒で満室でした。途中、400年から500年に渡って形成された氷河のオンザロックで、ウイスキー、
 コーヒーリキュール、オンザロック水を頂いてみました。美味しいです。このほか、アペタイザーや軽食が出されていましたが、私は頂くほど
 お腹が空いていなかったので食していません。美味しかったと聞きました。

 そして、最も奥にあるスペガテーニ氷河へ。高さ約137メートルにも及ぶ氷河です。このクルーズは約5時間30分の遊覧です。

 夫は頭痛がするとって、このクルーズを中止しました。素敵だったのに惜しかったと思いますが、ホテルで一人で昼食を食べ、部屋で洗濯を
 していました。「なんだかなー」です。勿体ない!!遠い遠いここまで来てあの美しい氷河の色を見逃すなんて・・・。

 氷河の間の空間のブルーは想像以上の美しさでした。
 所々に崩落した氷河が浮かんでいて、そのブルー色は、何とも言えない優しさと美しさをかもし出していて、清潔な天国の色と言っても
 良い位でした。色に感動でした。わたしは、この清らかで美しい青を「神様ブルー」と名付けたいと思ったほどです。

   

 3日目の半日はフリータイム。近くの湖ニメス湖へ行ってみました。自然水辺公園で野鳥の聖地。野鳥の写真を取りながら散歩約2時間。
 ゆったりとした時間でした。


   氷河観光写真集  ニメス湖風景と野鳥  カラファテの町と植物カラファテ・カラファテジャム



 ブエノスアイレス

 飛行機の中から見るブエノスアイレスは、緑の多いヨーロッパの街のようでしたが、降りてみるとあまり好きではありませんでした。
 道路にはゴミだらけだし、観光場所も嫌な臭いがしていました。泊まったホテルも高級ホテルのようでしたが、周りの道路はゴミだらけ、
 「なんだかなー」の印象ですが中に入れば、良い部屋でした。広いし、設備や家具は良い。折角の高級ホテルも、この場所では台無しと言う
 印象ですが、狂い咲きのジャカランダや夏の花、酔っぱらいの木と言われるパラボラッチョの花ほか花の多い季節でした。

 観光場所はアルゼンチンタンゴの発祥の地・カミニート。お墓の団地・レコレータ墓地。世界で2番目に美しい本屋さんと言われる
 AL・ATENEO。アルゼンチンタンゴショー。メトロポリタン大聖堂、ブエノスアイレスで行列のできる喫茶店などです。

 カミニートは、ゴミの臭いもするしあまり良い所ではありませんでしたが、観光客は多く来ていました。

 レコレータ墓地には、ペロン大統領婦人エビータさんのお墓があります。

 アルゼンチンタンゴ・ショーは、座席が前すぎで女性を振り回して踊る時、ハイヒールで頭をけ飛ばされそうでした。ぴょんぴょん跳ねて踊る
 近代のアルゼンチン・タンゴは、私の好みではありませんでしたがどんどんアクロバット化して来ているようです。

 メトロポリタン大聖堂にはサンマルティン将軍のお骨が収められているというお墓を見、ちょうどそのお墓を守る衛兵さんが入場する儀式を
 見る事が出来ました。

 世界で2番目に美しい本屋さんと言われるAL・ATENEOですが、世界で一番美しい本屋さんに選ばれているのは、
 ポルトガル・ポルトにあるレロ・イ・イルマオンだそうです。ポルトには行った事がありますが、その本屋さんには行っていません。
 行って観たかった。当時この店の評判を知りませんでした。インターネットで写真を見ると素敵です。残念!!

 
 シェラトンホテルから見たブエノスアイレスの街
(エール・フランス機が飛ばず、
余分に止まったホテル)
狂い咲きしたジャカランダ
(普通開花時には、こんなに葉はありません。
桜と同じで花の開花後葉が
多くなるそうです。) 
 ピンクハウス大統領府
     
 五月広場  メトロポリタン大聖堂 レコレータ墓地
(エビータの納骨堂がある) 
     
 アルゼンチンタンゴ発祥の地・カミニート  劇場を改装した本屋さんEL ATENEO  泊まったホテル・メリア・ブエノスアイレス
(部屋はこんなに素敵なのに、周りはゴミだらけ、
興ざめです。「高級ホテルなら、ホテルが掃除
したら如何?」と言いたいです。

                  印象に残った、飲物・食べ物
コーヒー カクテル 
ブラジルコーヒー
かなり濃い。ブラックでは
とても飲めない。
グアラナという豆を使った
ものらしい。
トルトーニ
ブエノスアイレスで行列のできる喫茶店のコーヒー。この店のコーヒー豆をお土産に買ってきました。
アルゼンチンはコーヒーは生産していないので、輸入品をブレンドしたものだそうです。
カイピリーナ
砂糖きびで作った
焼酎のカクテル

 
アルゼンチン・ワイン
最近日本でも知られるようになってきたと
現地ガイドは語っていました。
結構美味しかったです。
赤白各3本ずつお土産で買ってきました。。
生ビール

普通に美味しい。
ジュース・果物のジュースを混ぜたカクテルやシャンパン 


 アルゼンチンの牛肉の美味しさは有名ですが、量の多さには辟易です。「No Good?」 と聞かれても「Too Much!]と
 答えるしかないほどの多さです。ブラジルでは「シラスコ」といって金の棒に刺して焼いた肉を目の前で切ってくれるのを、肉を挟む金具で
 受け取るという食べ方がありました。元気よく勧められますが、食は進みません。やはり多すぎました。

 日本食も人気で、お寿司がビュッヘなどには置かれていますが、日本のお寿司とは違って、「なんだかなー」の味とアレンジです。

 写真最左は、スモークサーモンにかけられたカルパッチュソースが美味しい。パッションフルーツ系の果物(マラクジャ)の果汁で作られて
 いると言います。爽やかで少し甘い。 パパイヤとアイスクリームと言うのも、私にとっては珍しい組み合わせでした。

 写真最右は「エンバナーダ」と言う前菜。ひき肉詰めの大きい揚げ餃子と言う感じです。アルゼンチンでは前菜やコース料理として
 有名なようです。

 あまり、日本人向け料理は少ないように思いましたが、食欲強大の方もいたことから、私の好みに合わなかっただけかも?
  


南米旅行に関する「ひとりごと」に書いた記事も合わせてご覧ください。